随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

愛地球博について(2)

2005-05-29 17:44:50 | Weblog

昨日、愛地球博に行って来ましたが、今回はトヨタ館のみインターネット予約ができていたため、それ以外をどうしようか、まったく作戦を立てていませんでした。こういうのが一番よくないのかもしれません。しかし、天気が良くて、少し風もあり、助かりました。雨の日はどうなることやら・・・今回の教訓・反省点を順不同でまとめてみると、

1)どこのパビリオンを見たいのか明確にしておき、たとえ予約がとれなくても、待ち時間を厭わない。
人気の高い、トヨタ館、日立館、長久手日本館、グローバル・ハウスあたりは待ち時間2時間~3時間は当たり前、というところですが、感想を聞くと、「待っただけの甲斐はある内容」とのことです。それに見たいところを明確にしておけば、待ち時間も苦になりません。
反対に目的が明確でないと、行列のないパビリオンを探してうろうろする事になりかねず、その場合さらに疲れます。

2)おにぎりと水筒は持っていく。
手作り弁当と水筒は持ち込み可、ということで持っていったのですが、これは正解でした。荷物は重くなりますが、これからの暑い季節、水分の補給は欠かせません。自販機は各所にありますが、いつでもどこでも冷たい飲み物が飲めるのは便利です。お昼時のレストランは混雑し、フードコートで買っても、ベンチの数が少なく、食べる場所が限られています。また、スケジュールの都合で、待ち時間中にお昼になってしまうこともあり、立ったままでも、手を汚さずに食べられるおにぎりが便利だと思います。

3)折り畳み椅子・ビニールシートは必要
何をするにも立ったまま並ぶことが多いので、折り畳み椅子は必須アイテムです。体力の消耗度が違ってきます。万博を楽しむには、移動する体力・「待ち時間2時間」と聞いてもためらわない体力(気力)・並んで待つ体力・見て回る体力・・・と、一に体力、二に体力です。体力の消耗(浪費)を避けるための工夫が必要になると思いました。

4)乗り物を上手に使う
会場内の乗り物は有料のものが多いのですが、前記の体力の消耗を避けるためにも、要所でゴンドラや自転車タクシーなどを使うのも良いかと思います。

5)早い時間帯におみやげを買う。
帰りの時間帯になると、なんと、おみやげを買うのにも行列する羽目になります。店に入るのに行列する場合と、レジで精算するときに行列する場合とがありますが、20~30分ほど待たされることになります。団体旅行などでは帰りの集合時間もあるので、ゆっくりお土産を選んでいる時間はないかもしれません。お土産店はゲート付近にあるので、帰りの時間帯が無理だとしたら、入場時に買って、コインロッカーに預けておくのが良いかもしれません。

6)トイレを見かけたらとりあえず入る。
トイレなどは、ナントカの法則どおり、入りたいときに限って近くになかったり、行列ができていたりします。とりあえず見かけたら入るほうがよいかも。また、喫煙者(特にヘビースモーカー)にとっては、トイレの近くに喫煙スペースがあるため、とにかく吸っておいた方がよいでしょう。

7)がんばりすぎない。
「せっかく来たのだから・・」ということで1ヶ所でも多く見学したくなりますが、そんなに欲張らず、とりあえずマンモスの骨を見たら、それで良しとしたほうがよいでしょう。愛地球広場や屋外休憩場などでごろ寝するのも良いと思いました。

愛地球博について(1)

2005-05-28 23:13:52 | Weblog


本日は社員旅行で、「愛地球博」に行って来ました。日帰りでの強行スケジュールでやや疲れましたが、おもしろかったです。こういうときはいつも思うのですが、次回行くときは今回よりもうすこしうまく立ち回れそうな、そしてもっと楽しめそうな気がします。

朝は6時30分に会社に集合してバスにて出発。出発と同時に缶ビールが出てきました。また、社員のみなさんの差し入れの漬け物やいなり寿司も沢山あって食べきれないほど。しかし、朝の6時、まだ眠気がとれていないのにビール、というのは社員旅行ならでは。ちかごろのバスは、後部1/3くらいの座席を90度回転させて背もたれを窓に向け、中心にテーブルを取り付けてラウンジにできるようになっており、景色は眺めにくいですが、ビールなどを飲みながらの旅には最適です。トイレ休憩を2度ほど入れて、万博会場についたのが9時30分ころ。北ゲート周辺の企業パビリオンには早くも行列ができていました。

とりあえず、北ゲートから入場して、グローバル・ループを歩くと、最初にたどり着くのがグローバル・コモン1のサウジアラビア館かインド館。インド館は行列が無かったので、つい入る。続いて同じエリアにあるイラン館。イラン館では100万円相当のペルシャ絨毯を展示(販売?)していましたが、それ以外は特に印象に残らず。各国館は、自分の好きな国、興味のある国、特徴のあるパビリオン(乗り物に乗れるドイツ館やワッフルが食べられるベルギー館とか)に絞った方がよさそうです。何カ所も回ると、スタンプはたまって充実感がありますが、すぐに印象が薄れ、記憶がこんがらがってしまいます。

次にマンモスラボ(単独観覧)へ。ただマンモスの骨を見るだけなのに、「50分待ちです」などというアナウンスがありましたが、実際に並ぶと待ち時間は15分くらいでした。動く歩道のため、立ち止まることもできず、見学時間は30秒ほど。マンモスの牙が立派だったこと、眉間(?)のあたりに毛が生えていてリアルだったことが印象に残りました。「愛地球博に行ってマンモスの骨を見たよ」と言えばとりあえずカッコがつくので、そのためだけでも(笑)行ったほうが良いと思います。入場してすぐに並べば、当日の整理券が手に入るようなので、グローバル・ハウスは見た方がよいと思いました。

レストランは、どこも混んでいるようなので、家からおにぎりを持ってきました。フードコートではいろいろなものが食べられますが、座る場所がなく、結局開いているスペースにビニールシートを敷いて、持参のおにぎりと買った生ビールで昼食をすませました。

午後はとりあえず、会場の南の端、グローバル・コモン4まで歩き、ドイツ館へ行きましたが、有名な乗り物が故障しているとのこと、復旧は明日以降とのことで、あきらめてキッコロ・ゴンドラ(片道600円)に乗りました。チケットを買うのに30分ほど待ちましたが、空中からの眺めは最高でした。

最後はトヨタ館。事前にインターネット予約していましたが、すぐに入場できるわけではなく、集合時間から開演時間まで結局40分ほど待たされました。それでもショーは感動しました。ロボットによるブラスバンドの演奏などは、音も良いし、リズムを取りながらの体の動きもなめらかでとてもロボットとは思えないほどです。また、メインのパーソナル・モビリティ「i-unit」を中心としたオペラもおもしろく、40分待った甲斐がありました。

6時に会場を出発して、またまた、ビールを飲み、おつまみを食べ、松本についたのが9時すぎ。さすがに疲れました。

今週のNEWSWEEK誌より~TOYOTA

2005-05-27 21:25:55 | NEWSWEEK日本版



今週のNEWSWEEK(日本版)の表紙は「TOYOTA~『アメリカ化』と『Jファクター』世界ナンバーワンへの最終戦略」でした。トヨタがいよいよGMを抜いて世界一の自動車メーカーを目指すようです。

アメリカの議員がトヨタ車をハンマーで壊すパフォーマンスをしたのが25年前。あれから、トヨタもアメリカ化を進め、北米に11ヶ所の工場を持ち、3万7000人以上を雇用するようになり、アメリカで、「移民2世のようにアメリカに溶け込んだ」と言われるほどになりました。昔はトヨタは「日本株式会社」の代表のように言われ、「アメリカでトヨタ車を買う=アメリカの貿易赤字が増える=アメリカ人の雇用が失われる(アメリカのGNPが減る)」という公式がありましたが、今ではこの公式は成り立たなくなってきているということでしょう。

アメリカ化の一方で、昔からの「トヨタらしさ」も健在のようです。有名になった「カンバン方式(ジャストンタイム方式)」は今でも完璧に実施されているのかどうか、本誌には載っていませんでしたが、これはトヨタがえらい、というよりも、トヨタの要望にきちんと応えている部品メーカーや運送会社のえらさを感じさせます。しかし、世界中のトヨタの工場がモデルとする、豊田市の元町工場では、昨年だけで54万件の改善提案があり、その90%が実行に移されたとのこと。提案する方も、そして実行する方もすごいとしか言いようがありません。この「カイゼン」に対する継続的なこだわり、熱意はどこから来るのか、企業風土なのか、従業員の能力の高さなのか、経営者の強力・持続的な意志によるものなのかわかりませんが、とにかく圧倒されました。「プロジェクトX」などという番組がはやるのは、「プロジェクトX」的な精神が現在では失われつつあるからだと思っていましたが、元町工場ではまだまだ健在のようです。どのような業界でもトップにいる企業の話を聞くと、いつもこのような、派手ではないが、品質を高め、コストを下げるための取り組みを地道に、継続的に続けている話が出てきます。「基本に忠実であること、そしてあり続けること」が経営の王道ということなのでしょう。

もう一つ気になった記事が「成功する組織の法則」なるものです。ブッシュ大統領が、アフリカ系アメリカ人の女性を国務長官に据えた人事が、多様な人材を登用する手本として評価されているようです。多様な人材が集まれば、それぞれのアイディアがぶつかり合い、新しいアイディアが生まれるということで「多様性大=創造性大=組織の成功」という公式が成り立ちます。この記事は、どのような「多様性」が有効なのか、というアメリカの大学の研究結果なのですが、どうやら「民族や人種、性別の多様性」は創造性にはあまり影響しないようです。成功した組織は、「若手とベテランを織り交ぜている」「気心の知れないベテランが複数人いる」という2点の特徴があるとのこと。わかりやすい事例として、1920年代のミュージカルは才能に溢れた人材が多かったが、制作チームがほとんど固定されていたため、75%の作品が失敗作だったようです。日本的な感覚では、気心の知れた仲間が「あうんの呼吸」で進めるのが理想のように感じますが、創造性に関する限り、「あうんの呼吸」ではだめそうです。成功する組織は全て、ハリウッドの映画式(監督は○○で鮮烈デビューしたA、脚本は◆◆でオスカー6部門受賞のB、主演は××でトップスターとなったC・・・のコラボレーション!)になってしまいそうです。この記事について、内容はまことにごもっともなのですが実感としては正しいのかどうか、よくわかりませんでした。

松本法人会通常総会

2005-05-26 23:28:40 | 仕事・ひと

本日は、松本法人会の年1回の通常総会に出席しました。会場は松本東急イン。エレクトーンの演奏が流れる会場に入ると、青年部の総会とは全く違い、出席者は年輩の方ばかりで何やら荘重な雰囲気でした。来賓も、来賓者名簿を見る限り、錚々たるメンバーでした。松本税務署長をはじめ、松本税務署管内の市町村の首長および商工会長がずらりと並んでいました。(まあ、代理出席も多いのでしょうが。)

こういう「まじめな式典」に出席するのも久しぶり、というところですが、総会がはじまると、まず「国家斉唱」。これまた久しぶり。サッカーの試合であれば、斉唱後は「ウォー」という喊声(?)が上がるところですが、こちらでは、国旗敬礼がありました。1昨年までは、労働組合の方の式典によく出席していたのですが、こちらの方の式典は、かなりフランクになってきています。メーデーは、国によっては、軍事パレードなども行われるほどの荘重な式典ですが、日本では、屋台なども出て、ほとんどお祭りといった雰囲気です。

総会では、松本法人会の16年度事業報告や決算報告、17年度の事業計画などの議案が承認されました。また、役員改選では役員候補者(100名程度)を総会にて承認し、承認された役員候補者が別室に籠もって互選にて役員を決める、という、「コンクラーベ」のような仕組みでした。その「コンクラーベ」の間、会場は休憩時間となり、エレクトーン演奏が流れる、という仕掛けになっていました。そのほかにも、優良経理担当者表彰式や特別感謝状贈呈式などがあり、さまざまな仕掛けが施されていて、初参加の私にとっては非常に興味深い総会でした。

総会の後は、「記念講演会」で、落語家の柳家 小団治 師匠を講師に迎えての講演会がありました。落語界は、見習い→前座→二つ目→真打ち の階級があり、真打ちになって初めて「師匠」と呼ばれるそうです。落語界の話や入門した柳家小さん師匠の話などをおもしろおかしく話していただき、落語も一席披露があったりと、講演時間中1時間あまり、久々によく笑いました。講演のテーマは「笑う角には福来たる」ですが、笑うことは、人の精神や体調を朗らかにし、周りも朗らかにするということを実感しました。同じ「笑う」でも「嗤う・あざける・嘲笑する」ネタには事欠きませんが、来福する、人を朗らかにするような上質な「ユーモア・お笑い」は貴重なものであることがよくわかりました。


保育園訪問 ほか

2005-05-25 22:20:23 | 仕事・ひと

本日は、水泳用具の販売のため、市内の保育園におじゃましました。この時期は、6月1日から園児服の衣替えをするところあり、プール遊びやどろんこ遊びを始めるところあり、といった感じで、夏物の半袖・ノースリーブの園児服・スモックや水泳用具(水泳パンツや水泳帽子)が売れる時期でもあります。
この保育園は、郊外の住宅地の真ん中にあり、定員が120名程度、松本市内の市立保育園としては、中くらいの規模になります。水泳用品の販売のあと、「親子交通安全教室」があるせいか、ぞくぞくと保護者の方が園に来ていました。

特に夏物は、年に2~3ヶ月しか使わないため、「サイズ」の問題があります。園児たちは成長が早いですから、今年買った夏物の園児服が、来年の夏には着られない、ということがあります。今日も、水泳用品を買いに来てくださった保護者の方も、サイズで悩んでいました。こちらとしては、大きめのサイズを薦めるしか方法はないのですが・・・。本来なら園児に試着してもらうのが一番ですが、あまり試着→返品されても困るし、つらいところです。

30分ほどで販売を終え、近くのH社を訪問し、作業服の見本を届けました。事業所等でも、6月1日から夏用の作業服に切り替えるところもあるので、こちらも忙しくなります。オフィス内の事務服や、工場内の作業服などは、やはり6月1日からきっちりと衣替えしてきますが、建設現場などでは、わりと作業服のカラーや衣替えの時期などは各作業員が自由にしているところが多いようです。

事務所へ戻ってからは、インターネットでいただいた注文に対応。ちょうど紫外線が気になる季節でもありますし、気候の良いこの時期、遠足などの行事もあるためか、UVカット帽子やノースリーブのスモックなどの注文・お問い合せをいただきます。

園児服にせよ、作業着にせよ、衣料品は日常生活に欠かせないものですが、季節の変わり目にあわせ、イベントやTPOに合わせて装いを変える、というのことは、自分だけでなく、周りにいる人たちにもシャキッとした気分にさせてくれるようです。

「歴史に学ぶライバルの研究」について

2005-05-23 23:55:11 | 読書談義

学校などで様々な歴史を学んできましたが、やはり「暗記もの」という域を出なかったように思います。その原因としては、教科書がおもしろくなかった、ということに尽きるのではないかと思います。小学校低学年の頃は、国語の教科書などをもらうと、すぐに教科書を全部(特に小説や童話などの部分を)読んでしまうくらい、教科書がおもしろかった気がします。数学や物理の教科書がおもしろくないことは当たり前ですが、せめて、国語や歴史・経済などは、大河ドラマを見るように、週刊誌を読むように、「読ませる」教科書になって欲しいと思っています。

歴史の楽しみの一つは、無味乾燥の「記録」の中から、その時代を生きた人々の人間性や行動を発見することにあると思っています。それが、今を生きるための参考になればなおのことでしょう。自分自身で発見するのはなかなか難しいでしょうが、他の人が「記録」から読みとり、発見したものを読むのは簡単にできます。そんなわけで、「歴史に学ぶ○○の知恵」とか「戦国武将に学ぶ○○戦略の極意」などといった本を見つけると、つい手に取ってしまいます。

その中の一冊として、会田雄次・谷沢永一の歴史に学ぶライバルの研究があります。ここでは、同時代を生きた「ライバル」を何組かとりあげて、その人間性をわかりやすく解説しています。異なる性格の「ライバル」を比較することで、よりそれぞれの人物や時代への理解が深まります。

第一章が「天智天皇vs天武天皇」。サブタイトルが「独断専行型の兄と人心懐柔型の弟」ということですが、天智天皇=中大兄皇子=大化改新、天武天皇=壬申の乱、くらいしか印象にないのですが、実の兄弟でキャラクターもだいぶ違うようです。
第二章が、「源頼朝vs源義経」。サブタイトルが「政治家と戦術家の宿命的対決」。
第三章が「天才・信長に使えた”芸人:秀吉”vs”教養人:光秀”」
第四章が「糟糠の妻:北政所vs名門出の側室:淀殿」
第五章が「進歩主義者:田沼意次vs保守派:松平定信」・・・・・と続いていきます。サブタイトルのように、簡単にわりきれるものではないでしょうが、それでも、各人の言動から、描き出されるキャラクターは確かに納得するものがありますし、激動の時代というのは、異なるキャラクター同士の熾烈な競争により築かれていくのではないかと感じています。

よく使うフリーソフトについて

2005-05-21 23:52:23 | Weblog

パソコンについては、パワーユーザというほどでもありませんが、仕事・自宅で、フリーソフトにはお世話になっています。よく使うフリーソフトを順不同でいくつかあげてみると・・・・

(1)ワードパッド
近頃のワープロソフトは、ほとんどのユーザーが使いこなせないような機能が盛りだくさんですが、かえって使い勝手が悪く、パソコンに負荷をかけるだけのような気がしています。ワープロソフトも、そろそろ「テキストを入力する」フェーズと「体裁を整える」フェーズを分けるべきだと思っています。一行入力してはセンタリングし、一単語入力してはボールドし、などという操作はかなり効率が悪いと思います。そんなわけで、「テキストを入力する」という場面では、「ワードパッド」をよく使っています。(これはフリーソフトなのかどうか分かりませんが。)ちなみに、この日記も「ワードパッド」で書いてからコピー&ペーストしています。しこしことブラウザ画面で日記を書いて、投稿ボタンを押した瞬間に「混み合ってます」画面で水の泡、という経験を2回ほどして懲りました。

(2)Look Mail
電子メールチェッカーでは、これを使っています。会社では、私のパソコンで、会社の代表アドレス、私の個人アドレス、パソコンを使えない営業部員用のアドレス含め、合計4つのアドレスを同時に監視でき、メールが来ると画面下の方に送信元とタイトル名をポップアップしてくれます。しかもアドレス毎に表示カラーを変えることができるので、わかりやすくなっています。朝一番などは、前夜に大量に来るスパムメールのため、ポップアップ画面でモニタの大半を覆ってしまい、削除するのが大変ですが、これもいいソフトだと思います。

(3)LHA PLUS
前の会社で、ネットワーク管理者などをやっていて、数限りなくパソコンをセットアップしたり再セットアップ(windows98の時代は、よくパソコンがハングアップしたまま復旧せず、何度もFD立ち上げ&フォーマット&再インストールをやりました。)したのですが、まずインストールするソフトがこれでした。インストールが簡単で、ファイルを右クリックするだけで圧縮・解凍ができるので、非常に使い勝手が良いと思います。

(4)コクヨ合わせ名人2簡易版
たまたまコクヨのOAラベルを購入したため、ラベル印刷ソフトとして使いはじめ、虜になりました。よく、テプラなどの使い方を覚えると、そこら中の背表紙や名札を作りたくなってしまうのと同じで、今ではこのソフトで、商品ラベル(18面カット)や「●●%値引き」「新製品」シール(27面カット)、名刺(社名と営業担当者名、ホームページのURLのみを入れたもの)などをこつこつ作っています。独自のソフトなので、他のソフト(特にA-ONEの「ラベル屋さん」との)データの互換性はなさそうですが、コクヨのOAラベルがある限り、このソフトもさらに使いやすく、高機能になってくれるのではないかと期待しています。

ほかにもいくつかあるかと思いますが、フリーとはいえ、(フリーだからこそ)、シンプルで使い勝手の良いソフトが多いような気がします。

今週のNEWSWEEK誌より~中国パワー

2005-05-19 22:59:13 | NEWSWEEK日本版



今週のNEWSWEEK(日本版)の表紙は「中国パワー~第二の超大国は世界をこう変える」でした。中国の2004年のGDPは1兆7500億ドル(ちなみに日本は2003年ですが、4兆3000億ドルくらい)、人口は13億(日本は1.3億)の大国となり、そして「21世紀の超大国」の基礎知識と意外な素顔を徹底リポート、という内容です。

経済・文化・軍事・宗教などをテーマに取り上げており、どれも徹底リポートというほどでもありませんが、「イケイケ大国の輝く未来、暗い現実」と題する記事の中での中国の全体像は勉強になりました。中国全体を、「沿海部」「内陸部」「東北部」「辺境地域」の4ヶ所に分け、それぞれの人口とGDPをまとめています。北京や上海、深センや香港を含めた「沿海部」が人口は中国全体の30%あまり(3億7600万人)ですが、GDPでは何と60%あまり(1兆400億ドル)を占めています。ちょうど「三国志」の舞台と重なる「内陸部」は、西安、成都、武漢などを含む「中原」の地ですが、人口は45%あまり(約6億)でGDPは30%程度(5350億ドル)となっています。中国にも当然のごとく「輝かしい未来」と「暗い現実」が入り交じっていますが、人口も面積も広大・多様な中国のこと、現在はどのような国で、将来どのようになるのか、一概には言えないという感じです。

近頃話題になっている「コーラン冒とく」の記事ですが、日本語版には、該当する記事は載っていませんでした。今週号には「本誌『誤報問題』の真実」なるタイトルもありました。アメリカによるイスラム教を侮辱する行為が反米デモにつながった、という論調ですが、改めて宗教の問題の難しさを感じました。日本は、宗教には寛容だとされていますが、寛容というよりは無知・無関心という方が近いのでは、と思います。先頃長野で開催されたスペシャルオリンピックスで、イスラム教徒に、何と豚汁を振る舞おうとして問題になったことがあります。日本では、イベントの時に豚汁を振る舞う、というのは普通のことですが、いろいろな宗教のタブーにまでは思いが及ばなかったようです。もちろん完全に悪意はなく、善意に基づく行動ですが、それがかえって問題を起こすことになるのは、つらいところです。グローバル化が進むにつれて、こういう問題は増える一方ではないかと思います。

本日のうれしいメール、スパムメール

2005-05-17 23:07:44 | 仕事・ひと

会社のホームページ上で会社のメールアドレスを公開しているため、メールを結構いただくようになりました。見積もり依頼や製品の注文などの「お問い合せメール」と出会い系サイト紹介などの「スパムメール」です。

「スパムメール」ですが、毎日、よく来ます。ホームページからメールアドレスを収集するソフトのせいでしょうが、大規模Webサイトのホームページ管理者などは、スパムメールを削除するだけで一仕事になるのではないかと思います。最初はこまめに「配信停止」の手続き(指定されたページにアクセスし、メールアドレスを入力すると、そのアドレスに対する配信が停止される、とのこと)をしていたのですが、似たようなメールが沢山来るので、本当に配信が停止されたかどうかも分からず、案外「スパムメールを無事受信しました」と報告しているような気がして、近頃はただ、削除するだけにしています。プレビューで、つい中身も見てしまうのですが、内容は「サイドビジネスで収入ウン百万」といったものと、「援助交際希望、詳しくはこちらへ」といったものが大半です。近頃では「逆援助交際希望、当方独身女性年収3千万・・・」なども来るようになり、こちら方面でも裾野の広がりを感じます。最初はおもしろ半分といったところもありましたが、この類のメールも毎日のように来るのでいささかうんざりしています。あと、タイトルが英語のものはほとんど見ずに削除しています。

「お問い合せ」メールは、大歓迎です。「LookMail」なるフリーのメールチェッカーを使用していますが、ホームページから直接メールしていただいた場合は、必ずタイトルが「お問い合せ」と表示されるので、このタイトルが表示されるたびにどきどきします。かならずしも売り上げに結びつくわけではないのですが、ホームページがなければ、見ず知らずの方ばかりですから、これも何かのご縁に違いないと思っています。ご注文いただけると喜びもひとしおですが、中には、商品到着後にお礼のメールをくださる方もいます。メールでは心が通わないと思われがちですが、このごろは、メールの行間?も少し読みとれるようになりました。そういうメールを読むと、ホームページをはじめて良かったと、心から思います。こういうメールが沢山もらえるよう、これからもがんばりたいと思います。

アガサ・クリスティ「大空の死」について

2005-05-15 22:43:56 | 読書談義

NHKにて、毎週日曜日夜7:30から、アニメ「名探偵ポワロとマープル」を放送していましたが、本日で最終回とのこと。最初からこの時期までの放送予定だったのか、視聴率がいまひとつだったのかどうかは分かりませんが、ちょっと残念なところです。確かに30分のアニメ放送では、原作の短編小説ですら1回の放送で完結させるのは無理で、今回放送の「雲の中の死(原作は「大空の死」)」のように、原作が長編小説になると、「全4話」などとなり、1ヶ月も前に放送したストーリーなど覚えていなければなりません。

私は原作を読んでいるので、全体のストーリーはもちろん、どの部分をどのように「はしょって」いるのかもわかるのですが、はじめて見る人は、何がなんだかわからないまま終わってしまうのではないでしょうか。ホームページには、「アガサ・クリスティーの名作ミステリーから繰り出される数々の事件と謎。ポワロ、マープル、そしてメイベルと一緒に、ぜひ、謎ときに挑戦してみませんか!」などと言っていますが、まあ、謎解きは無理じゃないかと思います。しかし、NHKのことですから、考証などはきっちりとやっているに違いなく、アニメに出てくる街の風景や屋敷・家具などは、ちゃんと原作の時代のものに合わせているのではないかと思います。文字でしか見ていなかった原作の世界を、アニメという形ですが、映像で見直すのは、さらに原作のイメージをふくらませてくれます。

ということで、もう一度、アガサ・クリスティの「大空の死」を読んでみました。飛行機という密室の中での殺人事件ですので、殺人のトリックなどは、割りにわかりやすいものでしたが、どちらかというと、この小説は、殺人があった飛行機に乗り合わせた、いろいろな国籍・階級の人々の人間ドラマをよく描いています。エルキュール・ポワロも、指紋や足跡を追跡するような、科学的な捜査方法よりも、いろいろな関係者の話を聞いて、心理的な側面から真実を明らかにしていくスタイルの探偵ですから、当然かもしれません。ついでに、この事件の関係者に、いろいろと事件の解決とは関係のない世話も焼いて、3組もの結婚を(直接的または間接的に)お膳立てしています。地味ですが、いかにもクリスティらしい作品ではないかと思います。
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