随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

松本法人会通常総会

2005-05-26 23:28:40 | 仕事・ひと

本日は、松本法人会の年1回の通常総会に出席しました。会場は松本東急イン。エレクトーンの演奏が流れる会場に入ると、青年部の総会とは全く違い、出席者は年輩の方ばかりで何やら荘重な雰囲気でした。来賓も、来賓者名簿を見る限り、錚々たるメンバーでした。松本税務署長をはじめ、松本税務署管内の市町村の首長および商工会長がずらりと並んでいました。(まあ、代理出席も多いのでしょうが。)

こういう「まじめな式典」に出席するのも久しぶり、というところですが、総会がはじまると、まず「国家斉唱」。これまた久しぶり。サッカーの試合であれば、斉唱後は「ウォー」という喊声(?)が上がるところですが、こちらでは、国旗敬礼がありました。1昨年までは、労働組合の方の式典によく出席していたのですが、こちらの方の式典は、かなりフランクになってきています。メーデーは、国によっては、軍事パレードなども行われるほどの荘重な式典ですが、日本では、屋台なども出て、ほとんどお祭りといった雰囲気です。

総会では、松本法人会の16年度事業報告や決算報告、17年度の事業計画などの議案が承認されました。また、役員改選では役員候補者(100名程度)を総会にて承認し、承認された役員候補者が別室に籠もって互選にて役員を決める、という、「コンクラーベ」のような仕組みでした。その「コンクラーベ」の間、会場は休憩時間となり、エレクトーン演奏が流れる、という仕掛けになっていました。そのほかにも、優良経理担当者表彰式や特別感謝状贈呈式などがあり、さまざまな仕掛けが施されていて、初参加の私にとっては非常に興味深い総会でした。

総会の後は、「記念講演会」で、落語家の柳家 小団治 師匠を講師に迎えての講演会がありました。落語界は、見習い→前座→二つ目→真打ち の階級があり、真打ちになって初めて「師匠」と呼ばれるそうです。落語界の話や入門した柳家小さん師匠の話などをおもしろおかしく話していただき、落語も一席披露があったりと、講演時間中1時間あまり、久々によく笑いました。講演のテーマは「笑う角には福来たる」ですが、笑うことは、人の精神や体調を朗らかにし、周りも朗らかにするということを実感しました。同じ「笑う」でも「嗤う・あざける・嘲笑する」ネタには事欠きませんが、来福する、人を朗らかにするような上質な「ユーモア・お笑い」は貴重なものであることがよくわかりました。