随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

信州・松本の焼き肉屋

2005-05-10 22:08:39 | 信州・松本

会社で働いた後のビール&焼き肉はなかなか良いものですが、会社から歩いていけるところにある老舗の焼き肉屋「明月館」に行きました。会社を出ると、すぐに女鳥羽川沿いの道に出ます。近頃は日が長くなって、6時すぎても周りは明るく、川風も爽やかです。女鳥羽川を2~300mほどさかのぼると、国宝松本城、四柱神社に近い、大名町の交差点に出ます。ここは川沿いに独特のデザインのビルが立ち並び、ちょっとおしゃれで、シックな界隈です。ここから、縄手通りに入り、しばらく歩いて脇道に入ると、「明月館」があります。

座敷に座って、カクテキをつまみに生ビールを飲む。こちらのカクテキは辛さはなく、独特の酸味があります。テーブルはバーナーが組み込まれておらず、昔ながらの金網をのせた七輪が出てきます。上ロース、ハラミ、カルビとサンチュを注文し、適当に焼いて食べると、これがまた、柔らかくてとてもおいしい。勢いあまって、お酒が飲みたくなるが、チューハイとワインと日本酒くらいしかないので、日本酒を頼むと、地元で有名な「大雪渓」が出てきました。韓国焼き肉と日本酒が合うのかどうかは、よく分かりませんが(ワインよりは合うと思いますが)、肉を食べつつ、日本酒を飲み、最後はチゲとご飯で締めました。いつも韓国焼き肉を食べると不思議に思うのですが、結構タレやコチジャンをべっとりつけてたっぷり食べるのに、後でのどが渇かないのはなぜだろうか。かえって寿司などは、醤油を少ししかつけないつもりなのに、あとでのどがヒリヒリします。

この店は、老舗だけあって、「昔ながらの焼き肉屋」のスタイルで、今時はやりの、おしゃれで、煙を吸い込むガスバーナーで、肉から海鮮から野菜までの豊富なメニューや充実したアルコール類がある焼き肉店とは一線を画しています。これからもがんばって欲しいと思います。

たっぷり焼き肉を食べて、タクシーで帰りました。なんか、自分としては全く気になりませんでしたが、息も体全体も焼き肉臭く、酒臭かったんではないかと思います。タクシーの運転手さん、すいません。