随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

バーベキュー大会とポン菓子

2006-04-09 23:04:15 | 信州・松本

本日は松本青年会議所のメンバーにて、薄川の河原でバーベキューをしました。名目としては「花見」ですが、まだ桜は一輪たりとも咲いていませんでした。まあ、それを気にしている人はほとんどいませんが。ただし、今日は天気も良く、暑くもなく寒くもなく、バーベキュー日和でした。

近頃は本当に便利な社会になりましたが、今回、「現地配達バーベキューサービス」というのを利用しました。業者さんが、場所取り・設営・バーベキュー材料から木炭、皿・箸・ゴミ袋までの持ち込み、そして終了後の後かたづけまで全てやってくれるという素晴らしいシステムで、現に私が会場に着いたときには、すでに網や鉄板が炭火にかけられ、折り畳み椅子も人数分並べられており、すぐバーベキューが始められる状況になっていました。事前の噂(?)では、肉も焼いてくれて、皿によそってくれて、「あーん」してくれる・・・というのもあったのですが、さすがにそこまでのサービスはなし。やはりバーベキューは、自分で肉を焼くのが楽しいのだな、と感じました。

どちらにせよ、アウトドアレジャーは、「道具を揃える、材料を運ぶ・切る、そして片づける」など事前・事後の準備が大変で、仲間内にそういうことを厭わずやってくれる人が必要になります。さらに自分は酒を飲まずに車の運転までしてくれる人、ともなるとそんな神様のような人はほとんどいません。まあ、私を含めほとんどの人が「アウトドアは好きだけど、準備は面倒だしやりたくない」と思っている(と思う)ので、その辺のところを代行する、というのはビジネスとしては良いアイディアだと思われます。

清々しい空の下、河原でビールとバーベキュー、というのは確かに気持ちが良かったです。また、メンバーもそれぞれ家族を連れて来たりして、それぞれ初対面に違いない、子ども同士や奥様方と一緒にわいわいやるのはとても楽しかったです。遠くのアウトドア施設まで行かなくても、近くですぐにバーベキューができるのも地方の特権かな、と思ったりしました。

また、ここで「ポン菓子」も作りました。青年会議所では、毎年5月に実施される「松本市こども祭り」で「ポン菓子作り」をすることになったのですが、恥ずかしながら私は「ポン菓子」なるものを見たことがありませんでした。昭和の真ん中くらいまでは、お祭りといえば定番の駄菓子だったようですが、私の子どもの頃も含めて、あまり見掛けなくなっています。5月のイベントに備えての練習、ということで、「ポン菓子焼き機?」を使って実際に作ってみました。

「ポン菓子」は、圧力釜に生の米を入れて、15分くらい火にかけ圧力を上げ、ふたを外すと「ポン」という大きな音がして、米がはじき出されてできあがるのですが、砂糖に食紅を入れて煮詰めたシロップを和えると、ほんのり甘くて香ばしいポップコーンのようなお菓子になります。ポップコーンのように実が破裂せず、お米の形のまま、10倍くらいにふくらむのですが、食感や香ばしい香りはポップコーンとよく似ています。また様々な色を付けたり、塩味、カレー味など、様々なバリエーションを楽しめるのも「お祭り向き」なのかもしれません。

現在では新しい商品やサービスが次々に生まれる中で、忘れられてしまうモノも多いのですが、今回、このような「再発見」ができたのは大変良かったと思っています。「こども祭り」でも巧く作れるように、そして子どもたちにも「再発見」してもらい、喜んでもらえるように頑張りたいと思いました。