随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

ネイチャリングフェスタ松本 参加

2006-07-15 20:55:14 | 信州・松本

7月15・16日の両日、松本市の中心市街地で「ネイチャリングフェスタ 自然と遊ぼうin松本」が行われました。信濃毎日新聞社、松本市、松本商工会議所などからなる実行委員会が主催しています。子ども達が自然に親しみ、ものをつくる喜びを味わえるように盛りだくさんのプログラムが用意されました。プログラムは、フリークライミング、ツリークライミング、木工教室、押し花教室、ウッドコースター作り、カブトムシ探し、水鉄砲作り、雪遊び、女鳥羽川の生き物さがし、などなど。特に最後のものなど、市街地の真ん中を流れる川でおおっぴらに川遊びができるのも、ネイチャリングフェスタならではの企画になります。

私がボランティアで担当したのは竹を使った水鉄砲作り。太い竹と細い竹を用意し、細い竹に布きれを巻き付けて水鉄砲のピストンを作り、太い竹にキリで穴を空けて完成、というものです。作り方は非常にカンタンですが、布きれの巻き付け具合が難しく、緩すぎれば水が後ろから漏れ、きつすぎれば、子どもの力ではピストンを押し引きできなかったりで、なかなか大変です。かく言う私も、インターネットで検索した「水鉄砲の作り方」マニュアルを見ながら、今日はじめて竹で水鉄砲を作りました。えらそうに教えてたけど、教えた子ども達、ごめんね。

ネイチャリングフェスタの目的は、「子ども達が自然に親しみ、ものを作る喜びを味わえるよう」ですが、その前にボランティアの私たちが「自然に親しみ、ものを作る喜びを・・・」なのかもしれません。親御さんも同様で、「いいか、お父さんが作ってあげるから、よく見てろよ!」などと言って、ど素人の私の説明を結構真剣に聞き、一生懸命作っている姿などを見ると、伝統の遊びが受け継がれていく喜び(ある意味こんなんで大丈夫かという心細さ)を感じます。まあ、それでも2度3度と教えているうちにこちらの手つきも教え方も堂々としてきました。これなら、水鉄砲作りなら、どこへ行っても教えられそうです。

今日は天気に恵まれたせいか、沢山の子ども達が水鉄砲を作りに来てくれました。そのせいか、汗をぬぐうひまも無いほどの忙しさとなりました。その上、「水が飛ばない~」などとクレームがついて作り直したりと大変な一日でしたが、子ども達が(それ以上に大人たちが)自然に親しみ、ものを作る喜びを味わえたのではないかと思います。

干し梅について。

2006-07-11 22:54:45 | Weblog

近頃コンビニに行くと、つい買ってしまうのが「干し梅」。
世間でも「干し梅」ブームなのか、必ずコンビニの一角に専用のコーナーがあります。元から梅干し好きのため、歩きながらつまめる、この梅干しのお菓子は大いに気に入っています。

一昔前は、この分野では元祖とでもいうべき「梅しば」と「梅スッキリ」の独占状態でした(と思います)。
「梅しば」はカリカリ梅漬けのお菓子。大き目の梅漬けをひとつひとつパックしています。そんなに塩も酢もきつくないのですが、暑い車の中に放置しておいても何故か腐らず、カリカリ感をキープし続けるのが謎でした。つまみ始めると止まらず、ついつい一袋片づけてしまうことも。
一方「梅すっきり」は梅干しのお菓子。梅干しというより、ほとんど干からびていて、食べるところがないのが特徴です。ほとんどしゃぶるようにして味わうのですが、たまに種の一部が鋭く突き出ていて、口の中に突き刺さることも。これまたしゃぶり始めると止まりません。

長年にわたり、この「2強」がマーケットを支配していたのですが、最近、梅干しの種を取った商品が出回るようになりました。私も、ずっと、種にじゃまされずに、梅だけを存分に味わいたいと思っていましたし、人前で種を口から出すのがなんとなく恥ずかしく、種の処分に困っていました。こういうところの工夫はさすが日本人、と感心しました。

商品のバラエティーも増えており、干し梅タイプでは「種ぬきほし梅」「梅 たねとっちゃったね」・・・またカリカリ梅タイプでは「種ぬきカリカリ梅」「手割りカリンコ梅」など、なかなか充実しています。ちょっと変わり種としては、梅干しを練って固めた「梅ねり」なども。それぞれ100~120円程度の袋入りと、500円~600円のミニボトル入りなどがあります。

私としては、保存料、着色料や化学調味料などが入っていない、純粋に梅と塩(とシソ)だけの、天日で干した(そして冷蔵庫に入れなくても保つほど塩辛い)梅干しが一番だと思っていますが、こういう「まがいもの」の梅干しも嫌いではありません。そして梅干しは、従来の「年寄りむけ」「塩分が多くて不健康」というイメージから「健康食品」「食べやすい」といった方向に変わりつつあります。何やら衰退気味の日本茶をペットボトルに入れてイメージチェンジし、マーケットを拡大した事例にあやかろうとしているようにも見えます。

などと考えていると、「梅干し」の他にも「昆布」「鰹節」あたりも、日本人が大好きな食品です。昆布あたりも、長年「都こんぶ」がマーケットを独占していましたが、そろそろ・・・、また鰹節あたりも新商品がでないだろうか・・・などと期待しています。

フレンドシップキャンプ実行委員会

2006-07-07 23:12:39 | 信州・松本

松本市の教育委員会や松本青年会議所などが後援する「フレンドシップキャンプ」が今年も8月4・5・6日に開催されます。
「フレンドシップキャンプ」は「ろう学校、養護学校」の子どもと「小学校、中学校」の子どもが自然の中でキャンプをしながら交流を深めるもので、今まで24年あまり続いてきたイベントになります。このキャンプは、学生や社会人のボランティアが中心となったフレンドシップキャンプ実行委員会により企画・運営されています。

私たちは障害を持つ子どもたちと接する機会はほとんどありませんし、障害をもつ子ども達も、自宅と病院と学校の往復で、あまり他の人々と接する機会がありません。というわけで、このキャンプのコンセプトは「共に生きる社会」。日頃ほとんど接点がなくても、同じ町に住み、同じ太陽を浴び、同じ空気を吸って生きている、という、ごく当たり前のことを実感できるイベントになっています。

本日は、参加予定のボランティアが集まる、実行委員会が開催されました。ボランティアの人たちも、高校生から10年以上キャンプに参加しているベテランの社会人までさまざまで、もちろん初めて顔を合わせるメンバーが大半です。メンバーの顔と名前を覚え、そのメンバーと、食事のメニューや2泊3日のレクレーションのプランなどを話し合いました。来週にはいよいよ、全体会議があり、キャンプに参加予定の子どもたちと、その保護者の方、そしてボランティアが集まります。そのときまでに、具体的な行動プランを作らなくてはなりません。

委員会の最後に、専門家の方のミニ講義がありました。このキャンプに参加する子どもは、いわゆる「自閉症」とか「ダウン症」といった診断を受けた子どもたちです。これらの言葉は聞いたことがあるものの、「どのような症状なのか」「どのように接すれば良いのか」「してはいけないことは何か」といった予備知識が全くなかったので、非常に参考になりました。私自身、フレンドシップキャンプは初参加となります。福祉や看護はもとより、キャンプやアウトドアの知識・経験が全く無いので、果たしてうまくやっていけるのか、相当不安があります。あと一ヶ月あまり、精一杯準備をしていきたいと思っています。