goo blog サービス終了のお知らせ 

ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

緑の復活

2005年07月08日 | 京都
あさ7:30、今日もおそうじをすることになる団地の築山を見上げる。春先「コートハンガー」のように見る陰もなく切り詰められていたケヤキやクスノキも、今ではまるでイソギンチャクのような調子で急ごしらえの枝を伸ばしている。よしよし、こんなにいじめられたのによくがんばった。誰もほめてくれないかもしれないけど、私がほめてあげるよ。なでなで。う~ん、何かに似ている。そーだ、「愛と地球博」のマスコット「モリゾ-」くんだ。

でも、こんな枝振りじゃ葉が密集しすぎてしんどいだろ。そのうち余計な枝を整理してあげるよ。…と、気がつけば切ることを考えている。新聞にも出ていましたが、ほんと、庭木受難の時代でございますね。造園的技術と樹木医的視点との折り合いを、日々面白く見つめています。

おそろしく大胆に刈り込まれていた団地の周りのプリペッドの生垣も、戸惑うことなく新芽をピヨン、ピヨン、と伸ばしている。おお、ほんとに元気なんだなあ、と感心したのもつかの間、もうしっかり刈り込まれてしまった。
毎日どこかしら、手入れしてるんだなあ。緑の営みというものは、途切れることのないものでございますね。

☆今日のちび庭気温 20~29℃ 久々の晴。そうそう、今日初めて蝉がないているのを聞きました。アブラゼミ?クスノキの梢で「ジーコ、ジーコ、ジーコ、ジ~」と鳴いていたのですが。(^_^)

家のいろ庭のいろ

2005年07月08日 | 京都
今日は、初めて園芸店の仕事で自分の引いた図面を持って施主さんのお宅にお邪魔しました。ちょっと暇だったので(???んなことはないんですが)休日に作ってみた模型も持って。既に話が進められている件だったので、施主さんのご希望の確認と、現場の確認をし、事務所に戻って見積もり用に図面の修正をしていました。

ふと、気になったのが家の色と庭のデッキや使う石の色。どちらかといえば同じ系統の色でまとめがちな私は、「アクセントに」使う色をどこまでを良しとするか、最近だんだん分からなくなりつつあるような気がしているのです。

まだ、学校にいた頃は、「ん~、ここにこの色はけばけばしいなあ。どうかなあこの色。」なんて、近所のお庭を見てときどき思ったりしていたのですが、最近は、「まあ、こんなもんだろうな」(なんてちょっとえらそうに)と許容範囲がだんだん広くなっている感じ。京都は土地柄、藤沢ほどばっちり「洋風エクステリア」しているお家がそれほど多くはないせいか、どこもかなり似た印象をうけるのです。

例えば、ちょっと黄味の強いジュラストーンをかなり大柄に貼ってある。その建物はグレーだったりする(そんなお家の人がいたらゴメンナサイ。一口に黄色、灰色と言っても千差万別だし、あくまで私の好みと、たまたまその家の微妙な色の組み合わせが、ということでご容赦くださいませ。)やっぱり、色、というよりは質感次第なのかなあ。藤沢にいたときは庭と建物が全く別物に見えてすごい違和感を憶えたんだけれど、だんだんそれもありかななんて思っている。

社長の言うように「まだ京都では関東ほどガーデニング文化が成熟していない」ということなのか?でも、腕のいい人はいるし。う~ん、一つ思い当たるのは、ねこまたさんの授業で聞いた「地域による光の色の差」。太陽光が青みがかっている関東では、黄味のジュラストーンはかなり強く思えたけれど、ここ関西では太陽光に黄味があるから柔らかく見える、ということなんでしょうか?どーなんでしょうか???それとも、「関西の派手好み」に目が慣れてきたのかなあ。う~ん、センスってつかみ所がないもんだなあ。そしてバスの中からひたすら家と庭の色を観察し続けるのでした…。

☆今日のちび庭気温 20~29℃ 曇り→雨→2つ星が見える。雷がすごかったですねえ~。でも、織姫さんと彦星さんが逢えてよかった。(^_^)


ななな?なに?

2005年07月05日 | 京都
はじめは、連れが遅い夕食に抗議しているのかと思いました(!)。がた、がたがたがたっ。ん?網戸が外れたの?と、フライパンに集中しつつ背中で聞いている私。がたっ、がたがた。ん?洗濯物でも落ちてた?さすがにしつこいなあと思ってふりむいたら、連れはちゃんとテレビを見ている。え?ん?あ?だれかいるの?うそお、やだなあ、ちび庭には誰も入れないんだよお(全部フェンスで囲われており裏口はない)?何だ?風か?地震か?

とおもって網戸に向かったら!確かに、誰かがいた!茶色い毛皮の細長いやつ。網戸にへばりついた白いおなかとふさッとしたしっぽが見えた。ちょうど私の顔の高さ。なんだこりゃ~?!っと目を凝らそうとした瞬間、隣の網戸に移っていった。な、な、な?

次はまだ干しっぱなしのタオルハンガーが大きく揺れている。が、ちょうどレースのカーテンの陰で、こちらからは上に乗っているものの姿は見えない。私の声に、連れも一瞬姿を見たらしい、が、結局何かは分からなかった。

しばらくゆらゆらしていたのだけれど、どうやら庭に降り立ったらしく、「キュン」と言っていなくなった。

こねこ?いやあ、あそこまで網戸に登らないでしょう。っていうか、「違う」、と連れが言い。リスともちがう。イタチ?そんな胴の長さ&太さだ。でも、網戸によじ登るか?ムササビ?嵐山が近いっていってもまだうちはそこまで山じゃないんだけどなあ。

それともどっかのフェレットでも逃げ出したのか?う~ん、いずれにしても、一瞬のことでよく分かりませんでした。ちょっと神秘的になってきたかちび庭。

先日は、あまりの暑さに夜中に目をさましたら、ネコが2匹仲良くごろごろ。何をそんなにここが気に入ってるのかなあ?とおもったら、朝起きたら一番に出そうと置いておいたゴミ袋から、しっかりアジの干物の骨を探し出しておいしそうにかじっているのでした。なあんだ。でも、こんな誰も通らないところよく見つけるなあ(って、人間じゃないんだから~って、ちび庭にいると畑の中の孤島のような気がするのでつい)。

そして、つい2、3日前には、寝る前に窓を閉めようと思ったら、目の前のガラスにヤモリくんがぺったり。おっとっと。網戸とガラス戸の中。かわいいではないかあ(は虫類は基本的に苦手です)。小さくつぶらなお目目が「ん?」と考えている。で、ぱっ、と向きを変えて、下へ下へとよじ下りてゆきました。以来、ヤモリくんが怪我をしないように、窓に「ヤモリくん注意」の付箋を貼付けてあります。

なんだか、植物が育つと共に住人が増えている気がする今日この頃。これもビオトープのうちなのか?

☆今日のちび庭気温 22~36℃ お昼まで晴れ。う~蒸し暑い。でも夕方から降り出しました。ちょっとお布団は干せなかったなあ。(○・・○)

ジャノメで買い物うれしいな。

2005年07月04日 | 京都
耳を澄ませば水の音。雨雫の落ちる音。流れてゆく豊かな水量。青々とした田んぼがざわめき、笹の葉が風に揺れる。なあんて気持ちがいいんでしょう。大自然が起き上がってくる感覚。うっすらとした山裾から、霧が立ち上っていく様を見つめていると、なんとも幸せな気分になります。

なんとも豊かなバス待ちタイム。仕事が終わったあとの清々しいひとときです。(だけどお家へ帰るバスはなかなかこない。)

さて、そんな一週間の仕事を終えて、今日はお休み日曜日。やっと梅雨らしい日々が続いているなか、加賀太胡瓜のつるがだいぶ伸びてきたので、支柱を買いにホームセンターまで歩いて出かけることにしました。
隣のマンションの側を流れる、ごく小さな小川に差しかかったとき。ん?なんだあれは。アジサイのようにすごいボリュームで咲き誇っている、一群のピンクの花達。葉もかなりいかつい深緑。あんまり見たことないなあ~。いつも自転車ですっとばしてくから、マンションの塀に隠れてちっとも気付かなかったけれど、川岸をぎっしり埋め尽くしている。

しばらくてくてく歩いていくと、線路脇にも。やっぱりかなりのボリュームです。なんだろ、サンタンカ?ミヤマシキミ?う~ん、葉っぱが違う。あんな細くない。これ、ヒマワリの葉っぱがごつくなったみたいな形だもん。クサギ?あんな色してるかなあ~。

調べてみると、お、ありましたありました。ボタンクサギ(Clerodendron bugei)。中国原産で、園芸種がずいぶん野生化しているらしい。これは植えられたものか野生化しているものかちょっと区別がつきません。マンションの横にひと株植えたら増えちゃった、ってとこかなあ。花は愛らしいです。葉っぱが迫力。うまく調整すれば素敵な庭素材になるだろうなあ。クサギかあ。どんな匂いがするのかなあ。明日ちょっと試してみよ。

ちなみに、学名にClerodendronを持つものはずいぶんいろんな種類があるのですねえ。「クレロデンドロン」という札を花屋で見かけた記憶がありますが、全然印象が違う。ゲンペイカズラ(Clerodendrum thomsoniae)もそうだし、クラリンドウ(Clerodendrum wallichii)だとずいぶん清楚な印象。クレロデンドロン ブルーエルフィン(Clerodendrum ugandense)にいたっては、なんと青花。もう、前々別物に見える。クサギの仲間って、広いのね~。

☆今日のちび庭気温 21~23℃ お空が晴れてないと、随分気温も低くなるもんですねえ。こんなに違うなんて、もうびっくり。(^_^)
7/2 21~22℃
7/1 23~28℃

お暑うございます。

2005年07月01日 | 京都
今日の発見は、ネジバナ(Spiranthes sinensis var. amoena)とプルンバーゴ。いずれも'花売り'の途中で町家の前に植えられていたもの。車のドアを開けて降り立った足下に、なんと40cm位の丈のネジバナが目に入ったのでびっくりしたのでした。え?うそお。これって、あの、芝生によく生えてたかわいいやつと同じ???どおしてこんなにでかいのお???こうなると、ちっちゃなグラジオラスってかんじ。いやいや、それは言い過ぎですが。

あとで調べると、ネジバナって周年栽培するとこうなるらしい。ラン科だもんねえ。いやあ、あの、ええ、かわいいです。でも、やっぱり私の好みとしては、芝生からつん、とあるかなきかに出ているやつの方が…いいなあ。

プルンバーゴ(ルリマツリ Plumbago auriculata)は、同じ町家の軒先に、ワイヤーとヤシマットのハンギングで育てられていたのでした。こんもり、ではなくて、すっきりとほんの3枝ほどの株。それがなんとも家の焦茶色の柱に涼やかに映って、洋の花でも奥ゆかしくなるもんだなあと感心したのでした。

☆今日のちび庭気温 24~37℃ ひえ~! 途中雨も降りましたが相変わらず暑かった日。(^^;)