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ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

”雁が北へ渡って行く”

2006年04月11日 | 京都
今日は七十二候で言えば「鴻雁北」。
二十四節気では、「清明」だそうです。
その意味は、"万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也"(Wikipediaより)。

昔の暦って、すごいですね。確かに、本当に、うっとりするようないい気候で、草の芽も分かるもの。

一昨日賀茂川に浮かんでいた鴨達は、北に帰る為に「集合!」していたのでしょうか。

でも今日は、すごい雨。そんな雨の中でも、合羽を着て朝から粛々と竹垣づくりをしてきましたよ~。雨にもマケズ、風にもマケズ…なんて、別にそんなヒトになりたかった訳ではありませんが、あったかい季節になったから、まあ、それも好しとしましょう。

昨日は、花曇りの日曜日。続、さくら!で、連れの自転車の行くにまかせてまたまたまた桜めぐりしてきました。

お家→蛇塚古墳前のお宅の桜→山手の某お屋敷の巨大枝垂れに再会→宇多野ユースホステルの公開中のお庭の桜の下でお弁当→坂を下って、「桜守」佐野藤右衛門さんのお宅へ→広沢の池の桜→大沢の池&大覚寺の桜→嵯峨野をうろうろ→二尊院前→竹の道を通って嵐山へ→渡月橋へ→お家へ

ド~リデ疲れたはずだわ。ずいぶん回ったもんだ。う~ん、どこもかしこも桜満開!こんなに華やいだ日もそうそうあったもんじゃない。いや~、人も多かった。

オドロイタのは、(かの有名な!)佐野藤右衛門さんのお宅。ご近所の広大な植木畑がそうだと最近オヤカタから聞いて驚いていたところでしたが、普段は静かなその個人の所有地(と言っても植木畑)にバスやらタクシーやらでたくさんの人々が花見に押し掛けてる(↑写真)!!!

そりゃ、これだけ素敵な桜がこれでもかとばかりに植わってるんだもんなあ~。さすが花咲かじー様んちだけのことはある。

私の好きな桜「市原虎の尾」や「太白」「有明」「鬱金」などなども見つけて大満足(まだ咲いてませんでしたが)。もうちょっとしたらまたお邪魔させてもらっちゃおっと。

☆今日のちび庭気温:7~15℃ 明日も大雨ってか。仕方がない。覚悟を決めて行くんだな。あ~ん。雨の日のお仕事って、ぐすんぐすん。(;_;)

まだまだサクラ!

2006年04月09日 | 京都
土曜日です。本日のサクラ探訪。

家から自転車でしゅぱ~つ!

近所のとある山手の住宅街の枝垂れサクラ(↑写真)。
これがほんっとにすごい!個人のお宅でこんなにすごいサクラがあるなんて!!!!! 特に、坂の上にあるので、枝垂れた枝が一層引き立ちます。坂の奥にもサクラが続き、辺りはきれいなお庭もいっぱい。何とも優雅な住宅街です。

バスに乗って、途中法金剛院へ。いつも気になっていたお寺でしたが、サクラもさることながら、境内にはハスの鉢がいっぱい。これは、初夏にも一度来てみるべきかな。

上賀茂大社へ。
なんだか、すご~い空も遠くの山も霞んでるんですけど、これってもしかして黄砂なのですね!ほんっとに、天気が良いはずなのに、辺りが白く霞んで曇り空のよう。昨日はきれいな青空だったのに。

ここも、枝垂れが満開でした。植木市で「長寿桜」(Daphne genkwa)を購入。「桜」、と名前が付いていますが、これはジンチョウゲ科。サツマフジ、チョウジザクラとも呼ばれます。

本当はバラ科の「丁字桜」がほしいのですけれども…。これはこれでとってもかわいいので、昔枯らしてしまったリベンジ!と買ってしまいました。あ~、やめられないんだな。これが。どなたか、バラ科の「丁字桜」を扱っているところがあったら教えてくださいませ~!

境内では、明日の「曲水の宴」のリハーサルが行われていました。きっと、あそこに座っている女の人が「斎王代」だな、と思いながら、書いた和歌を載せた器が川を流れていくのを男の子が竿で追っている様子を見ていました。明日、衣装を着た本番は、本当にきらびやかでしょうね。

賀茂川沿いを歩いて(ここも花盛りで気持ちがいい。)北山通へ。ななんと、昔会社で一緒に働いていた知人と遭遇!わ~い、京都に引っ越してきたんだって。やった~!こんなところで会うなんて、すごい確率です。お花って、人を引き寄せるのね~。そして、一緒にお花見をすることに。

お茶をしてからいざ、府立植物園ライトアップへ!いや~、実に見事でした。どこまでもソメイと枝垂れが混ざって、幻想的。こんなステキなところがあるなんて。もう、すっかりうっとりです。思わずくんくんと匂ってみると、黄砂のおかげで砂っぽい匂いが…。でも、ほんっと、きれいでしたよ。

と、いうことで、進々堂でハンバーグステーキセットを食べて帰ってきました。パンがおいしかった…。さあ、明日はどこへ行くかな???

☆今日のちび庭気温:6~18℃ 暖かくなりましたね~。ちび庭の植物達も目覚めて、あっという間に鉢はカラカラ。水やりの欠かせない季節がやって来ました。早起きしなくっちゃ…。(^^;)

桜三昧。

2006年04月07日 | 京都
もう、わっくわくですね!さくら、さくら、さくら!
数日前から、もう連れ共々じっとしていられなくて、時間を見つけてはお出かけです。

有栖川沿いの桜。
車折神社 枝垂れ梅に河津桜、寒緋桜。
仕事先のゴウテイのシダレザクラ(これがほんとにかわいい!)。
醍醐寺のシダレザクラ(でかい。でかすぎる!)。
滋賀は長浜の桜。
白川 シダレザクラ、ソメイヨシノ?、ヤマザクラ(そして「小森」の栗餅ぜんざい)。
高台寺 シダレザクラ(はずせませんね)。
円山公園 シダレザクラ、など、など(お花見シートだらけ)。
清水寺 ソメイヨシノかなあ、&ヤマザクラ(ライトアップwith京都の夜景!)。
賀茂川、高瀬川沿いの桜(流れに差し掛けた枝が素敵)。
宝が池(春霞のような美しさ)。
平野神社(通りすがりににぎやかなお花見風景が…)。
その他、あちらも、こちらも、ご近所ライトアップも…。町中桜だらけ!!!

いそがし~い!こういう忙しさなら大歓迎!なお、醍醐寺では土砂降り雷付きでした。
もう、醍醐寺三方院庭園、大ファンになりました。すばらしい!!!上の写真は醍醐寺の霊宝館のシダレザクラです。咲っぷりは、まさに、夢のよう。

もうひとつ、長浜御坊(大通寺)。こちらは桜ではありませんが、実家の近くにもかかわらず、今回初めて中に入ってびっくり。ここって、古い荒れ寺(ゴメンナサイ。塀しか見てなかったの。)かと思っていたら、ご、御殿だったんですねえ。昔の伏見城の遺構が家康の頃東本願寺経由で移築されて今日に至るのだとか。すっかり古びていましたが、なんとも絢爛たるものでした。これは、お庭(こちらもなかなか!)共々、ちゃんと整備すればなかなかすごいと思うのですが、実にもったいない!ぜひ、「黒壁」のまちおこし共々こちらもがんばっていただきたい!!!(お手入れは是非ワタクシが…バキッ!)

☆今日のちび庭気温:5~18℃ さあ、桜が終われば春本番!新しいシーズンのスタートです。今年も、いくよ~!(*^◇^*)

(続)う~め も~も~ さ~くぅらあ~ 

2006年03月31日 | 京都
さ、さむいですね~~~~~~!いきなり雪、です。ううっ、さむい。
昨日まではとってもあったかかったのに。ほんと、律儀に花冷えって来るんですねえ。

さて、上の写真は、ボケ(Chaenomeles speciosa)の花。なんだか、すてきでしょ?私、ボケの花って、どうも好きじゃなかったんですよね。
花そのものは確かにかわいいんだけど、枝にゴテッとつく様子ががどうもバランス悪く見えて、大きな刺はあるし、今一つ風情にかけるような…。

ところが、通りがかりのこのお庭のボケの花を見て、目からウロコでした。こんな素敵な植え方があるなんて!
枝も伸びやかで、健康そうで、葉の色ともども、このレンガと木の塀によく似合っています。もっとよい写真を見せられないのが残念。本当に、輝くようでした。

このお庭も、素敵な感じです。どなたが作られたのか、いかにも手作り、という感じのレンガの積み方と、ちょっと意外な感じのする木の柵。
まわりの植栽も、花木あり果樹ありで、なんだか楽しくなってしまいそうな、爽やかな雰囲気のお庭です(しかも、かなり広い!)。
いったい、どんな人が住んでるんだろう???どんな人がこんなお庭を作ったんだろう?????ううっ、中をのぞいてみたい!!!

まあ、このお庭はかなり特殊でしたが、立命館大学の周辺は、なかなか素晴らしいお庭のあるお宅が多いです。
緑が豊かで、相当年季も入っていながら、よく手入れされたお庭。わざと道に迷うのが楽しいエリアです。なんといっても、生垣の緑が豊かなんだな。

そこにいるだけで、ほっとする風景。その奥に見える白木の玄関がすがすがしい。そう、鉢からこぼれるような花ももちろん素敵だけど、やっぱり、ベースは緑なんだな。でないと花も浮いてしまう。緑の木々があってこその花なんだ。

そんなことを感じながら、自転車で走っては、風景をぱちり。街歩きはやめられませんね~。

ところで、今年は一気に咲き始めた花達。梅も桃も桜も、ほんとに一度に咲きましたね。さて、みなさん、それぞれ、ちゃんと見分けられますか?
じつは私も、分かってるつもりが、案外見分けが付かなくてちょっとショック。

「枝振りで分かるじゃない」「木肌が違うよ」って言われても、実際見てみると、明確に分かるものもある一方で、よ~く見ても今一つ分からないものも。
それぞれに枝垂れもあり、八重もあり、若い木も古木もあり、品種もたくさんあるし、個体差があってだんだんよく分からなくなってくる。そう。みんな、バラ科サクラ属(Prunus)なんですもん。

「これ、枝垂れ梅?」「さくらじゃない?」「ええっ、でも、幹が桜っぽくないかんじしない?」なんて、一度に咲くもんだからますます「???」。
そこに桃まで混じるともうお手上げ。まだ葉っぱも出てないし。実が付いちゃえばイッパツで分かるけど。

で、いろいろネットで調べました。
桜(Prunus lannesiana、等):花柄が長い。(数個ずつかたまって咲きますよね。濃いピンクはあるけど、真っ赤な花はありません。)
梅(Prunus mume):枝に直接花が付く(1個ずつ枝に並んでる感じ)。葉は、花が落ちてから出てくる。
桃(Prunus persica):枝に直接花が付く。枝をはさんで花が2つ付く。まん中には葉芽があり、花と一緒に葉が出る。
ちなみに、
ボケ:枝に刺があります。

よし、これで完璧だ!!!

☆今日のちび庭気温:2~9℃ その前の日は18℃までいったのに、雪まで降ってきましたね!
あったかくなったと思って一旦外に出していた鉢も、もう一度暖かいところに避難です。これで、やんだら桜も一気に咲き出すかな?{{{{(+_+)}}}}

さあ、春がやってきた!

2006年03月25日 | 京都
いそがしくなりますよお~。ミモザが咲いて、ウメは満開。ウグイスの声も聞きました。
菜の花もすっかり畑を照らし、ツクシも発見!そうそう、今日はちび庭のユキヤナギも開きかけました。

朝起きて、ゴミ出しの為、眠い目をこすりながら裏のストッカーの方へ。
朝日もすっかり明るくなり、つっかけで砂利を踏み締めながら歩いて行くと。
昨日まで(私の寝起き頭のよーに)ざんばら枝がのた打っていただけの木陰に、雪が舞い降りたような白い花。おお!な~んてかわい~んでしょ。
なんとも儚げで、咲きかけのユキヤナギって、こんなに可憐だったんだなあ~、なんて、しばらく見とれてしまいました。

なんでもない花なんだけれど、やっぱり、咲きたての花って、神秘的ですね。
何回見ても見飽きることがありません。どうしてこんなに不思議な思いがするのでしょうか。
マンネリにならないって、すごいことです。どの回もどの回も、一生懸命咲かせているものだからでしょうか。

今仕事で入っているお庭は、お客さんが花見ができるように、というので、桜の蕾と競争するように作業をしています。お庭に大きなシダレザクラがあって、なかなか見事なもの。
これが咲いたらさぞかし素晴らしいだろうなあ~。でも、それまでにこの大掛かりな竹垣は本当に仕上がるのだろうか???

と、いうことで、半分遊び心で(!)毎日桜の蕾の成長の様子を写真にとっているところです。
桜の蕾の形にも、こだわりのある私!連れの桜好きに負けないくらい、ふっくらとした、蕾の形のよい桜を見るのが好きですが、シダレザクラの蕾がこんなにかわいいとは思いませんでした。

八重桜の丸い蕾とはまた別の、そのままアクセサリーになりそうな、細い、繊細な美しさです。わずかにのぞいた花びらは、そのまま宝石になりそうです。う~ん、こんなネックレス、ほし~な~。

☆今日のちび庭気温:2~16℃ ここのところ毎朝仁和寺と金閣寺前を通るのですが、春休みだからか、だんだん観光客の姿が増えてきました。
これから、さらにさらに増えるんだろうなあ~。春だなあ~。大変大変、あっちもこっちも見に行かなくっちゃ!!!Ψ(o^∇^o)Ψ