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おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

刈り上げた後ろ髪

2011年10月02日 | 日記・エッセイ・コラム
なぜ、一歩が出なかったのか?
 
ぶっ壊れた軽トラの修理&改造をすべく、
道具の買出しに出掛けた
 
残念ながら目当てのモノがなく、
失意のうちに、他の要りようのモノを物色して、
レジへ
 
小銭を確認し、続いて札を確認しようとした時・・・・
 
(チャリ)
 
あっ!と思った
 
視線を落とすと、まっすぐに直立した十円玉が
すーっと、前へ転がっていく
 
(あぁ!)
 
と思ったが、どこまで行くのか?を確かめるように、
まるでスローモーションの動画を見るように、
その行方を見送った
 
そして、レジ台の下へと消えていった
 
(おぉぉ!)
 
たぶん、自分の金だ
今から思えば、確証が怪しいのだが、
たぶん、僕の金だ
 
レジには、買出しのカップルに、
買出しのおっさん達
妙に立て込んでいる
 
咄嗟にしゃがみこんでみた
十円玉が確認出来れば、恥を忍んで(?)手を
突っ込む覚悟は瞬時に出来ていたが、
姿は見えず
 
さて、店員に言ってまで回収する額だろうか?
いや、回収すべき金額だろう
とは言うものの、結構賑わっているレジで、
10円を取り返すのに、
顔を赤くしながら行動に移す、この労力は
その金額に見合うだろうか?
 
「あの、台の下にお金を落としました」
 
店員に素直に申告
 
そうですか!と店員がしゃがみこみ、
「ありました!」と差し出したのが、100円玉だったら
 
(僕は正直に違うと言えるだろうか?)
 
脳裏で足早に考えたのは、
そんな事だった
 
あきらめよう
 
自分に言い聞かす
日常の中の、プラマイのうちだ
自販機で取り忘れの釣銭を頂いたりするんだ
それのマイナス分だと思えば・・・・
まさか、落ちていた金を売り上げには計上しないだろうから、
レジにある募金箱にでも投入してくれれば・・・・と
思いながら、あれは寄付したんだぁ!と
自分に言い聞かせて、
刈り上げた後ろ髪を引かれる感覚の中、
店から出てきた
 
でも、時間が経つにつれ思う
 
なぜ、足を出して転がっていく硬貨を
止めなかったのか?
 
なぜ、一歩が出なかったのか?
 
 
 



会話を始めて35分後

2011年10月01日 | 日記・エッセイ・コラム
会話好きの人って、
じつは、会話の終わらせ方が分からないんじゃ?
 
今日、急な仕事のため、
休業日の取引先に出掛けた
車で45分ほど
 
到着した先方さんは休業日ではあるが、
荷は準備しておくと連絡があったはず
 
それなのに、門扉が閉まっている
 
(???)
 
引きとる荷物も見当たらない
 
社長に連絡が取れず、
代わりに社長の奥様が来てくれることに
 
(よかった)
 
待つ間に、ツイッターとフェイスブックの更新を
済ませて、
待ち合わせ時間に備えて車外へ
 
奥さんとは面識が無いんで、
取引先の者ですよ!的なポーズで待つことに
 
その時点になって
門扉は閉まっているものの、施錠されてないこと
荷物が建物の影に隠れてはいるものの確認できることが
わかった
 
(あぁ、あれを持って帰ればよかったのかぁ・・・・)
 
社長に、いや、急行していただいている
奥様に連絡を・・・と思った矢先に到着された
 
「どもども、お休みのところ、すみません」
 
丁寧に挨拶
 
奥さんにもご丁寧に挨拶をしていただいた
 
「助かります」
 
急ぎの仕事だったんで、
よかったです!の意志を表明して
 
(では!)
 
と、言えればよかったが、
そこから会話に花が咲く
 
明るい方で、会話も上手
また、次々と話のネタも飛び出して、
一向に終わる気配がない
 
しかし
 
20分を過ぎたあたりで、お互い沈黙の時間も
徐々に現れる
相槌だけで終わるラリーもある
 
しかし
 
お互い“締め”の言葉が出てこない
いや、わからない
 
この時点で、違和感なく会話を終了させる
台詞とは?
脳をフル回転で検索したが、出てこない
 
 
で、そっと腕時計を見た