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映画好き~><bな私の、映画三昧之日々。

『手紙』東野圭吾

2012年11月23日 | 私的本・小説
 武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。判決は、懲役15年。それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。



世の中にはたくさんの犯罪者がいます。
自分の欲を満たすため、ただなんとなく、人に脅かされて、必要に迫られて。
その中の、あくまでも一つのケースを取り扱った作品。

たった一つのケース…なのに、その背景には複雑な事情が。
そして、犯罪者と犯罪者家族のその後の生活と人生。
それらを見事に描ききっています。
素晴らしい。


そして、改めて人生について考えさせられました。
自分の人生や生き方を見直すくらい。
読んでよかった…。



・作品ページ
手紙(Wikipedia)
手紙(東野圭吾ファンサイト/御託をもうひとつだけ)


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