『007 ダイヤモンドは永遠に』イアン・フレミング

　アフリカのダイヤモンド鉱山から巨額のダイヤが密輸されている。事件は、イギリス海外秘密情報部の手に移り、密輸の元締めはアメリカ最大の組織的ギャング団と判明した。007、快男子ジェームズ・ボンドは、密輸ルートの一員に化けて潜入する……！　新しいスパイ・スリラーの第一人者となった、イアン・フレミングの会心作。



映画版を見てからの原作です。

これまでボンド作品は映画のみで、「ボンド」と言えば「（違う作品もありましたが）女性を口説く」というイメージがありました。
でも、原作ではそんなことはなく庶民的な人物で描かれていて、「ボンド」に対するイメージが変わりましたね。

また、映画では宇宙まで話が飛躍していましたが、原作はそんなところまで飛躍することもなく、最後はスパイものとして平凡な解決が。
これはこれで安心して読むことができます。


映画は映画で面白いけど、原作は原作で楽しめた作品でした。



・作品ページ
007 ダイヤモンドは永遠に(Wikipedia)