バージニア労働者

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もうひとつのアラフォー話

2008年08月19日 | アメリカ生活
7月の終わりに、アラフォーなミシェルの話を書いた。(関連記事

今回はミシェルとは全く違うアラフォーの話をしたいと思う。

彼女の名前はボニー。40歳。

彼女に始めて会ったのは、2年前のトリノオリンピックがイタリアで
開催されていたときだった。

当時ハニバニはオリンピック関係者で長期の出張でトリノにいた。
彼女とはそこで同僚として一緒に仕事をしていたのだった。

遊びに行ったときに彼女を紹介されて、彼女の人懐っこさと
温かな性格が気に入って、一緒に食事にも出かけた。

あれから2年、彼女は今仕事でDCに来ている。



土曜日に彼女の滞在しているホテルに迎えに行ってそのまま
いつも私達が行く日本料理屋へと連れて行った。

車の中で、近況を知らせたり久しぶりの会話に花が咲く。

2年前彼女に会ったときは彼女は大学で人事マネッジメントを
勉強していて、あれから卒業してからその勢いで
すぐに大学院へと進んだ。専攻は司法ときた。

仕事もハニバニと同じく国家公務員で、出張が多く、
国内だけでなく、海外も多い。

「そんなん続けてたら結婚なんてできないね。」と笑ってハニバニが
余計なことを言うと、彼女はあっさりと、

「結婚?しないしない。全くする気なし。」

と言い切った。

ミシェルは結婚に関しては遠い目で時期がくればそれがベストタイムなのと
おっとりと語ったが、このボニーはすぱっと、「しない」と直球を投げた。

彼女は2年前、高校生の進路カウンセラーがしたくて
人事マネッジメントを学んだが、インターンのときにカウンセラーをやってみて
今時の高校生の実態を生身で経験して、その道へ進むのが急に嫌になったと言う。

そのころ出合ったのが司法関係で、ひらめきでこれだと思い、大学院から
進路を変えた。

彼女はこないだ卒業したばかりだ。

こんな野望にあふれる彼女、結婚したいわけがないだろう。
職種も、今度は麻薬取り締まり関係に移るとか言ってた。

ミシェルのようなアラフォーもいれば、ボニーのようなアラフォーもいる。

種類は違っても、共通で言えるのは「自分がどう生きたいか」が
わかっているということ。

今回もまたもや素敵なアラフォーに出合ったケイエスなのであった。

そういえば、私にも野望や情熱が無いわけではないが、
彼女と比べると、彼女のがもっと激しく炎が燃えていて、
私のが見る見るショボショボと鎮火して行くようで情けなかった。

そういえばこのボニー、ポーラ・アブデュルに似ている(と私は思う)。



正しく言うと、ポーラよりも背が低くて、ぽっちゃりしてて
教養がある(ぶっ!)というところか。

ハニバニは「...全く似てないと思います」と言う。

*******

さて、せっかくなので食べたものをUPしておこう。


空腹で写真撮ることを忘れて少し食べてしまった和風サラダ。



ハニバニとボニーは餃子を、私は天ぷらを前菜でオーダー。



間違って私がオーダーしまったウニと、ハニバニのSushi。
ハニバニは初めてウニに挑戦して、「ネリネリしている」と不思議な感想。



もっと 寿司 食らふ ハニバニ。日本人みたい。


で、私とボニーは何をメインに食べたかというと、


寿司屋でタイ風焼きそば。ええ、邪道なんです私。

********

ボニーはもう数週間DCで仕事をしてからテキサスに戻る予定。

帰るときにハグして、彼女が
「ケイエス、情熱が消えそうなんて言っちゃダメよ。
とことん自分がやりたいことを追いなさい」とウインクしてくれたのが
印象的だった。

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2 コメント

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血中日本人濃度が (コット)
2008-08-19 18:22:32
高いハニバニ氏、お寿司大好きなのね!

そうですね、自分がちょっと情けなく見える友人て大切だと思います。
逆の意味で。
下からつついて来る後輩も必要ですよね。

いますよ~私のまわりにも。
子供産んでから医大に入りなおしたとか、アフリカに派遣された独身・内科医・男とかですね、荒地を切りひらいてアトリエを建てたアラフォー女とかですね、合併された会社で部長に返り咲いた同じくアラフィー女とかね、もういっぱい!

私も「自分、なにやってんだろ…」って思うこともありますけど、私は私。
私の道は私の足元から伸びているって思うことにしています。
ま、かなり都合よく解釈するタイプなんだけど、彼らを刺激にして「Just Do It!」ってね。

今、オリンピックのせいもあり、こんなナイキのスローガンと素直に寄り添える私でありました。
思い込みってのも大切!

ではでは。

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コットさんへ (ケイエス)
2008-08-20 05:00:44
いやぁ、彼はお寿司も大好きですけど、日本人も大好きです(笑)

コットさんの周りにもすごいアラフォーがいらっしゃいますね。っていうか、やっぱりそういう人達を見ると、ただ年を重ねるというということではなくて、アラフォーであることの長所(例えば自分自身に注ぐお金も時間もある)を実に最大限に利用されてますよね。いいなあ。

>私も「自分、なにやってんだろ…」って思うこともありますけど、私は私。
私の道は私の足元から伸びているって思うことにしています。

これ、いいなあ。
私も全くコットさんと同じです。とりあえず今は元気でそれなりに充実した毎日を送ることができればそれで満足する限りです。

思い込みの大切さ...これに一票!!!

今日も楽しく一日をお過ごし下さい...。
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