バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

未来予想力を鍛える

2019年10月17日 | お仕事
来年のビジネスプラン会議も無事に終わったし、
ボスの日には可愛い部下からお祝いもしてもらったしで、ご機嫌のブラッド。


朝から私らのキューブに、ゴソゴソと何かを設置していたので
振り返って様子を見ていると、





どうやらこのグラスに収まったM&MとJolley Rancher(キャンディー)が
それぞれ何個グラスに入っているのかを当てるゲームを設置したらしい。


ドンピシャ、または一番正解に近かった人には
もれなく中身が進呈されます。



フィルとそれを読んでいて、傍で私らを見ていたブラッドは
何故か本人が一番やる気満々で、笑顔が高揚していた。


私とフィルは「当たっても中身はそれほど欲しくないよね」ていう顔をしたけど
なんとなく面白そうなので、やってみることにした。


暫くしてメールが正式に職場に送られ、全員参加でこのゲームに取り組むことになった。


馬鹿馬鹿しいと最初は誰もが思って笑っていたのに、
そのうちみんな真剣に考え始める始末。


うちの職場の同僚、なぞなぞ&クイズ、難問を解くといったチャレンジ物が大好き。
グラスの大きさを定めて、M&MとJolley Rancherの個々の重さを調べて
数学的に計算し始める人や、グーグルでググってみるズルい人(私と隣の男)や、
M&Mの中身がピーナツか、オリジナルかでカウントも変わってくると熱弁振るう人、
グラスに穴が開きそうなほど見つめてなんとなく外側の数を数えて見る人それぞれで
それだけでなんか楽しくなってきた。


私はM&Mは250個、Jolley Rancherは55個と書いた紙を提出。


結果発表は午後の会議で発表された。


ブラッドが全員の名前とそれぞれの予想をパワーポイントでプレゼンし、そして正解率をパーセンテージで表す。
ゲームなのに、こういうのを真面目にやっちゃうのがうちの職場。


そしてM&MとJolley Rancherそれぞれのカウントが表示される。


M&Mは138個、Jolley Rancherには42個。


それぞれ正解者、または一番答えが近かった人に中身がプレゼントされた。
中身よりも、正解率の高さに名誉があるので、みんなのお祝いも盛大さを増す。


なんだかんだで大騒ぎしていたから、ブラッドの上司のリサが、
「何事???」とオフィスにやって来た。


ブラッドは何食わぬ顔で、
チームビルディングの一環で、数字を予想する技を学んでいるんです。
と、ど真面目な顔でいうと、
「ふーん。楽しそうね。」とリサも笑って私たちの大騒ぎを脇で見ていた。


彼女の穏やかで、リラックスした笑顔を見たのは何か月ぶりだろう。


ビジネス会議が終わって、フロアにゆとりが戻って来た感じ。


その後のM&MとJolley Rancherは、結局みんなで美味しく頂きました。



なんだかハロウィンが楽しみだ。








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