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どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

『山田五郎 オトナの教養講座』は おすすめです!

2021年10月16日 | 日記

先月は 2時から4時の間に目が覚めてから眠れずに起きてしまう日々が続いたが このところ 涼しくなったせいか それとも夏の疲れのせいなのか 朝まで良く眠れるようになってきた

真夜中に目が覚めてもすぐにまた眠ってしまうので 睡眠時間はたっぷりなのに 夜も8時を過ぎると眠くなるのはどうしたことだろうか

理想的なのは4時過ぎの起床で そうすると午前中がゆっくり過ぎていくのだが 最近は5時になっても飛び起きることができなくなり うっかりすると二度寝してしまったり

今日はなんとか5時過ぎには起きたが 昨日買った野菜の下ごしらえ(茹でる)が沢山あったので キッチン仕事が終わったのは9時(朝風呂と朝食もあったが)

それから掃除や洗濯をしていたら 午前中があっという間に終わってしまった

今日は日本史を開くこともなく 何をするともなく終わる一日に以前はこれで良いのかと思わぬこともなかったが 今は何事もなく一日を終えることに幸せを感じている

 

話はまったく変わるのだが 山田五郎氏のユーチューブで美術を解説するチャンネル『山田五郎 オトナの教養講座』は とっっっても面白い!!

サブカルチャー的な彼しか知らなかったのだが こんなにも美術に造詣が深かったとはびっくり

聞き手となっているワダさんという若い女性(顔は出てこない)との掛け合いも絶品!

下手なお笑い漫才よりずっと笑えるところもミソです


野菜たっぷり

2021年10月15日 | 日記

明け方近く 毛布一枚では寒いと感じるようになってきたので 今夜からは羽毛の薄がけに替えることにする

いよいよTシャツともお別れとなり ワードローブの整理もしてみた

夏の始まりの時も毎年のことなのに戸惑いを感じたように いずれ寒いという言葉が口をついて出るだろう日を前にして 今はまだイメージできずにいる

 

先日開店した食品スーパーに買い出しに行く

野菜の値段の安さが質を下げているとも思われないので ついつい買い過ぎてしまった

ヒラメの縁側がお刺身で売っていたので ホタテ・かんぱちと合わせて買う

いつもの牛乳やヨーグルトも安く 一番大きなレジ袋も3円なので これもごみ捨て用として買ってみる

ポイントを溜めるよりも値段が安いほうがはるかにお得で 何もかもここで揃うわけではないけれど(たとえばトマトなんかはカゴメの物と決めているので) なかなか使える

明日の朝は ブロッコリ ほうれん草 オクラ いんげんと 下ごしらえに忙しくなりそう


4週間経った今日

2021年10月14日 | 日記

前回から4週間経った今日 クリニックに行ってきた

変わったことは無く ワクチン接種も無事に済んだことを報告

あまりに早い回復に先生は驚きつつも まだ半信半疑の様子

私としてもあの時決して大騒ぎするつもりだったわけではなく ただ本当に食事がとれずに困ってのことだったのだが おそらく頼れる人が近くにいてくれるという安心感を得られて それが何よりも一番の薬になったのではないかと思う

薬を1種類だけに減らして 念のために4週間したらもう一度来院してください その時に判断しましょうと言われた

 

とりあえず 飲み過ぎない程度のビールは許可されたので 帰宅してから久しぶりに飲んでみた

ビールは喉で味わうものだと思った

ついでに言うと やっぱりお酒は酔うところが醍醐味だということもわかった

少々飲んだ程度では今更どうでもいいかといった感じで あえてそれ以上飲みたいとも思わなかったが これでアル中ではないことも証明された

この頃ずっと血圧が絶好調なのも禁酒のせいかもしれないと思うと また飲酒の習慣に戻るのはちょっと惜しいような気もする

まあ この結論も4週間後に棚上げ


白菜の漬物

2021年10月13日 | 日記

秋も本格的になってきた

少し前までは高かった白菜の値段も落ち着いてきたので このところ 夏に買ったガラスの漬物容器で白菜の漬物を作っている

さほど大きな容器ではないので 最初に白菜を切ってから適当に塩を振り 鷹の爪・昆布と一緒に容器に入れて冷蔵庫に

丸一日でちょうど良く浸かる

買ったものでは量が多くて食べるのに忙しくなるが これだと程良く また中途半端に残った白菜の処理にもなる

来週からは いよいよ夏日ともお別れとなるらしい

夜明けが遅くなるのも 日に日に寒くなるのも あまり喜ばしいことではないのだが 冬ならではの野菜たちが次第に甘味を増し メニューも温かいものへと変わっていくことを思うと 気持ちも少し期待へと向かう

 


佐理さんの「離洛帖」

2021年10月12日 | 日記

今月に入ってから暑い日々が続いていたが 雨模様の今日は一転 やっと涼しくなる

 

日本史は国風文化のところまできた

日本史といっても 政治史もあれば経済史・外交史など色々あるが 私は文化史が一番好き

それでも 反射的に固有名詞と時代と簡単な説明が結びつけばそれで十分といった暗記重視の学び方だったので 今 あちこちにひっかかり 立ち止まりながら進むことが面白い

今日は 三蹟についてちょっと楽しいものを見つけた(楽しいものを見つけるのが一番の目的かもしれない)

三蹟というのは 前世紀に活躍した能書家三筆(空海・嵯峨天皇・橘逸勢)に対する新御三家 小野道風(みちかぜ・通称とうふう)・藤原佐理(すけまさ・通称さり)・藤原行成(ゆきなり・通称こうぜい)をいう

小野道風は 花札の11月の札(雨)に 柳の枝に飛びつこうと試みるカエルとともに描かれていることでよく知られている

小野妹子の子孫でもあることから 彼は有名人だけれども 他の二人に関しては名前だけ記憶しておけばいいやという程度だった

 

前世紀の空海は 弘法大師として「弘法にも筆の誤り」という言葉で誰もが知る人だけれど 「風信帖」というと知る人は少なくなるかもしれない

空海が最澄にあてた手紙が「風信」から始まるからで 「風のごときお便りを開いて読むと 雲や霧の晴れる思いがします」と書いているのだが 正直 私はそこまで知らなかった

空海は最澄よりも年下だが この格調高き書状の始まりには相手に対する尊敬の念と静謐な空気を感じる

のち 最澄と空海は互いの思想から相容れない関係になるのだが・・・

 

それはさておき この「風信帖」と肩を並べる現存するものが藤原佐理の「離洛帖(りらくじょう)」(これも知らなかった)

後世にも名を残すような能書家は いったい何を書いたのか

これが傑作

この人 大酒飲みの怠け者 失敗も数々あるようなお人で そのせいだろうか 大宰府へ飛ばされた

京都を離れて赴任する時「藤原道隆さんに挨拶するのを忘れたから どーかひとつ 謝って宜しく言っておいてね」と 甥の藤原誠信にあてて書いた詫び状の始まりが「離洛」

こんなものを国宝にされて 天国でどう思われています? 佐理さん!

残っている5通の書状のうちの4通は こうしたお詫びやら愚痴やらだと聞くと 能書家であったことが良かったのかどうか

カエルが柳の枝に飛びつこうと何度も挑戦する姿に 僕も頑張らなくっちゃ と思う小野道風はなかなかとは思うけれど ダメダメ公務員でも筆をとらせたら超一流という佐理さんだって どこか憎めなくて愛らしい