どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

旅の記憶を辿る―3.南禅寺の水路閣

2013年08月15日 | 日記
南禅寺三門をくぐった時 さすがにすごいとは思ったのだが 私の心はあの水路閣にしか向いていなかった

今にして思えばもう少し見て歩くべきだったのだろうが とにかく真夏の京都見学なんてするもんじゃない

水路閣直行です

ちなみに 今回の写真のほとんどはオートモードで撮ったものである

今までは少しでも良い顔にしてあげたいと シャッタースピードやISOやF値など変えたりすることもあったのだが 今年は暑さでもうだめだった

それに人も車も多く それを避けて撮るためにはじっと我慢の子になる必要もあり 耐えられないことの方が多かったのだ


水路閣が見えてきたが この上の方まで歩くとその始まりにたどり着く

それがこれである





ちなみに 私はこんなところでもへっぴり腰になる

子供の頃は 木登りも高い塀の上を歩くのも大好きだったのに

知性と理性がついたせいか と思うことにする




いかにもとわかる写真では無いと思うが 私はこの入れ子のようなアングルが好きなのでこれを載せることにする

ここからの分水が「哲学の道」になるわけだが そんなところを歩くのは流れる汗とは無縁の季節にするのがベストだ


動物園そばの「無鄰菴」「京都市美術館」「京都府立図書館」などに寄りながら「藤井斉成会有鄰館」の前に立つ

―有鄰館という名前は「徳は孤ならず必ず鄰有り」と中国との善隣と友好を願って「論語」より名付けられた―というこの建物は 滋賀五個荘出身の近江商人 藤井善助が施主となり 1926年に竣工した武田五一設計のものである

武田五一という人は 例のコンドルの弟子であった金ちゃんや熊さんのひと世代後の人であり 関西には非常に作品が多い

西洋そっくりを良しとした時代から日本の伝統美にも目を向け始めた時代といってもよく また海外留学などでさまざまな美を吸収することの出来た時代でもあり 大正期をはさんだ頃の建築 明治の後半から昭和の初め頃までのものを私は特に好む


岡崎公園一帯に面したこの建物のいただきにある 中国古材を使ったという朱塗りの八角堂は実に目立つ




期間限定の開館であるために私は見学はできなかったが さて 謎は入口にある狛犬

狛犬は 初めは獅子だけだったものが犬と獅子の組み合わせになったとか 阿吽になっているとか まぁ研究者も多いのだが・・・

さて ここの向かって右側の犬は(獅子かもしれない)よくある玉を踏みつけている姿なのだが 左側が何を足の下に敷いているのかがさっぱりわからない




どうでもよいことなのだが いつもこんなことが気になったりする


 
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2 コメント

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旅の記憶 (春庭)
2013-08-15 10:48:28
パソコン新調&設定でおたおた夏を過ごしているあいだに、yokoちゃんの京都旅は着々とコースを進んでいたのですね。
無事のお帰りなにより。流れた汗の分、充実した旅。私も全く知らなかっんおうた京都の水路閣、インクラインについて緑さわやかな写真を堪能させていただきました。

田辺花圃のいとことか、知らなかったこともで、へぇ!を連発しながら楽しみました。

私は医者にも原因不明のじんましんで全身かゆいかゆいとのたうちまわっているこの数日。かゆみ止めを塗りたくる以外の行動ができません。
汗成分と強い日光が反応したのかもとかいうことですが、yokoちゃんの旅の汗はきっとよい思い出になることでしょう。
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Unknown (みらい)
2013-08-18 10:18:55
水路、私も歩きました~狭いですよね^^
岡崎公園ってどこなんだろう~って思って地図見てきました~
平安神宮に隣接している公園・・・記憶がよみがえってきました~
有鄰館、中華料理の高級なお店だと思って、通り過ぎた記憶が~ 笑
京都ってお寺以外にも、見るべき物がいっぱいあるのですね。
いつもそうなのですが、
ヨッコちゃんの旅日記を読みながら、地図を見て~
色んな興味が湧いてきてしまって
地図の範囲がどんどん広がってすっかり脱線してしまって~
楽しいんでいます~

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