天気予報通り 朝 みぞれから雪に変わった
今日がゴミ出しの日でなくて良かった
子供の頃であれば 起きなさい 雪が降ってるわよ という母の声に飛び起きて 一目散に窓の外を見ただろうけれど そんな気持ちがすっかり失せているのは 長く生きたせいで雪も珍しいものでは無くなり 思うのは寒さと足の悪さのことだけで これも年をとったということか と 少し寂しくなる
太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎をねむらせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
格別 詩が好きということは無いのに このたった二行の詩を忘れさせないのは 子供の頃の記憶力なのか 小学校教育の賜物か はたまた 詩という形式が持つ言葉の力なのか
詩の解釈や鑑賞法に正解などは無いのだろうが 私はこの詩が妙に気に入っている
音として口に出しても 頭の中で情景を浮かべても愉しめる
窓から外を眺めながら 通勤時間帯の雪はどれほど大変かと 労働者にご苦労様と思いつつもほっとしながら 自分に外出禁止令を出す
布団の中で本を読んでいれば暖房不要かと思われたけれど 気温はどんどん下がり 次第に手がかじかんでくる
暖房を入れて のんびりと読書をする
時折外を見ると 大雪の気配こそ感じられないけれど 降り続ける雪のせいで 家の屋根や人の歩かない場所はすでに真っ白になっている
54年ぶりの11月の東京の雪
これで晩秋は終わり 初冬に入ったということだろう
太郎には太郎の一日があり 夜 屋根の下で眠る
外は 静寂 ただ雪のみぞ降る
次郎にも次郎の一日があり 夜 屋根の下で眠る
どのような一日であり どのような眠りだろうか
雪でなければ成立しなかったであろう
この程度の雪であっても交通に影響が出ているとラジオで聞くと そんな日に家の中でぬくぬくと過ごせることの幸せを感じながらの私の一日は 何の情緒も無い
いつのまにか眠り 目が覚めた午後 雪はすっかり止んでいた
雪は 夜に限る
今日がゴミ出しの日でなくて良かった
子供の頃であれば 起きなさい 雪が降ってるわよ という母の声に飛び起きて 一目散に窓の外を見ただろうけれど そんな気持ちがすっかり失せているのは 長く生きたせいで雪も珍しいものでは無くなり 思うのは寒さと足の悪さのことだけで これも年をとったということか と 少し寂しくなる
太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎をねむらせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
格別 詩が好きということは無いのに このたった二行の詩を忘れさせないのは 子供の頃の記憶力なのか 小学校教育の賜物か はたまた 詩という形式が持つ言葉の力なのか
詩の解釈や鑑賞法に正解などは無いのだろうが 私はこの詩が妙に気に入っている
音として口に出しても 頭の中で情景を浮かべても愉しめる
窓から外を眺めながら 通勤時間帯の雪はどれほど大変かと 労働者にご苦労様と思いつつもほっとしながら 自分に外出禁止令を出す
布団の中で本を読んでいれば暖房不要かと思われたけれど 気温はどんどん下がり 次第に手がかじかんでくる
暖房を入れて のんびりと読書をする
時折外を見ると 大雪の気配こそ感じられないけれど 降り続ける雪のせいで 家の屋根や人の歩かない場所はすでに真っ白になっている
54年ぶりの11月の東京の雪
これで晩秋は終わり 初冬に入ったということだろう
太郎には太郎の一日があり 夜 屋根の下で眠る
外は 静寂 ただ雪のみぞ降る
次郎にも次郎の一日があり 夜 屋根の下で眠る
どのような一日であり どのような眠りだろうか
雪でなければ成立しなかったであろう
この程度の雪であっても交通に影響が出ているとラジオで聞くと そんな日に家の中でぬくぬくと過ごせることの幸せを感じながらの私の一日は 何の情緒も無い
いつのまにか眠り 目が覚めた午後 雪はすっかり止んでいた
雪は 夜に限る