ぼ～～っと

今日ザックを買いに行った

東京の街は　半年行かないだけで変わる

数年行かなければ　えぇ～～って驚くことばかり

夕方　貧乏旅行の連れの友達と会った

古書街で有名な神保町で待ち合わせ

古書まつりを開催していて　狭い路地は人でいっぱいである

此処も一年ぶりくらいか

そうそう　仙台行きのバスのチケットは完売で　急遽盛岡行きに変更になりました

なんとまぁ　いい加減な私たち

うん　海を見て　山を見て　ぼ～～っとできれば　それで満足

あっ　ぼ～～っとするのは東京でも出来るけれどね

無題

彼女が窓の外を指差して　言う　

ほら　あれ見てごらんなさい　とニコニコ笑ってね

指の先を見るけど　別に何も変わったものは無い

返事に困って仏頂面でいると

それが気に入らなかったのだろうね　彼女はちょっと膨れっ面になって

よくよく見ると　スズメが何羽もこちらを向いて　電線に等間隔に止まっているんだ

それ以外は何も無いから

どうやら彼女は　それが愉しいと感じたらしいんだな

あ～　この人って　こういう事を面白がる人なんだなぁって　ちょっと不思議に思ったよ

彼女は　やっと二十歳

まだ恋愛に進む前の　父の　母に対する思い出のひとつ