昨日は世界で初めて総合原爆展を開いた京都大学同学会(全学自治会)の小畑哲雄さんのお話を聞きに行きました。
少し時間があったので、友人と黄桜カッパファクトリーでランチ。

カッパファクトリーでお食事するのは初めてでしたが、いい感じのお店でした。


当然お酒のメニューが豊富でしたが、ランチメニューはお手軽価格。
もっと気楽に入っても良い店ですね。

司会は京都大学一回生の学生さんと新婦人の女性。

開催にご協力いただいた龍大の細川先生のあいさつ。

続いて奈良大学の高橋先生が時代背景などの説明。

当時、鳩山一郎氏が取材を受けて「原爆投下は・・・戦争犯罪である・・・」と1945年9月15日付で朝日新聞に談話を発表したら朝日新聞は発禁処分2日。
1945年9月19日プレスコードすなわち報道規制が発表された。
簡潔にまとめると「連合国への批判は一切してはいけない。」
このプレスコードが有効な状態の中、丸物百貨店を会場に総合原爆展が行われたとのこと。

小畑さんは97歳。
当時のエピソードなどお話しいただきました。
当時は原爆のことは報道規制下にあり、被害の実態などは知らされていない時代でした。
広島を訪問して衝撃だった 階段に残された人の影。被爆者が見せてくれた背中のケロイド。
会場の熱気。当時の冷房は今とは違って効かない、
夏休みに入って小学生がいっぱい来て説明する方も聞く方も頭がぼ~っとしていたかも。
宣伝に行くときは身分を明かすものは持たないで現金とタオル等に手作りのポスターを持って行く。
路上で宣伝したら道路交通法で逮捕されたことがある・・・。
11月に京大でも原爆展をしようとしていたが、京大天皇事件で同学会が解散させられ実現できなかったとか。
京大天皇事件なんて初めて聞きました。学生自治会が解散させられるなんてひどい時代だったのですね。
お話が終わった後は質疑応答。大学生や高校生の参加もあり、
社会問題や平和を語ろうとするとみんながひく、どうしたらいいんだろうか、
高校生平和ゼミナールの話など次の世代の若者たちを頼もしく思いました。
小畑さんは最後に「諦めないことが大切」と語ってくれました。
いい言葉です.
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