亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site
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先日古本市で見つけた。
画集2冊で2千円もしない!
ものすごい値引きだ。
しかも、時間が遅かったのか
画集コーナーで残っていたのがこの2冊。
抽象表現主義とセザンヌ
今ちょうどこれらに興味を持ち、
いろいろ本を読み始めていた。
どうしてこんなピンポイントな偶然に遭遇するんだろう。
現在読んでいるF.ベーコンについて書かれたテキスト*¹ には、
抽象とセザンヌについて 多くを割いて書かれている。
これらの立場をふまえながら
ベーコンが語られるところが興味深い。
このテキストを読む限りだが
絵を描くことは
画家のたんなるエゴでは決してない。
新価値の提案として
大がかりで マニュアルのないプレゼンのような、
あるいは
長年かけた研究を発表することに似ている。
しかも、それをしたからといって
結果や価値が目に見えるかたちで
即座に反映するわけでもない。
妥協のない探究心と自己犠牲だ。
それだけ大がかりな自己犠牲だから
やる前によほど、
何がしたいか見極めておかないと危なすぎる。
その段階で、まだ私はまごついている。
勉強中です…
(それはさておき、ベーコンはやはりとてつもなく魅力的だ)
近美でジャクソンポロックが始まり、
もうすぐセザンヌも来るでしょう?
早く見に行きたいな。
3月にグループ展*² があります。
人人展*³の小品展です。
詳細は後日お知らせいたします。
*1 「感覚の論理-画家フランシス・ベーコン論」 ジルドゥルーズ 法政大学出版局 2004
*2 羽黒洞 http://www.hagurodo.jp/
*3 人人会 http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/frame-hito-hito.htm