Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

勉強中

2012年02月11日 12時55分10秒 | 日記


先日古本市で見つけた。
画集2冊で2千円もしない!
ものすごい値引きだ。

しかも、時間が遅かったのか
画集コーナーで残っていたのがこの2冊。

抽象表現主義とセザンヌ

今ちょうどこれらに興味を持ち、
いろいろ本を読み始めていた。

どうしてこんなピンポイントな偶然に遭遇するんだろう。

現在読んでいるF.ベーコンについて書かれたテキスト*¹ には、
抽象とセザンヌについて 多くを割いて書かれている。
これらの立場をふまえながら
ベーコンが語られるところが興味深い。



このテキストを読む限りだが
絵を描くことは
画家のたんなるエゴでは決してない。

新価値の提案として
大がかりで マニュアルのないプレゼンのような、
あるいは
長年かけた研究を発表することに似ている。

しかも、それをしたからといって
結果や価値が目に見えるかたちで
即座に反映するわけでもない。
妥協のない探究心と自己犠牲だ。

それだけ大がかりな自己犠牲だから
やる前によほど、
何がしたいか見極めておかないと危なすぎる。

その段階で、まだ私はまごついている。

勉強中です…
(それはさておき、ベーコンはやはりとてつもなく魅力的だ)

近美でジャクソンポロックが始まり、
もうすぐセザンヌも来るでしょう?

早く見に行きたいな。





3月にグループ展*² があります。
人人展*³の小品展です。

詳細は後日お知らせいたします。



*1 「感覚の論理-画家フランシス・ベーコン論」 ジルドゥルーズ 法政大学出版局 2004
*2 羽黒洞 http://www.hagurodo.jp/

*3 人人会 http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/frame-hito-hito.htm