亀井三千代 『海馬』 2010 墨・岩絵の具・膠・和紙
プリュス・トウキョウ・コンテンポラリーアートフェアは無事終了いたしました。
プリュスの選考委員の方々、いらしてくださった方々、
そして私を扱ってくださった羽黒洞の方々、
すべての方にお礼を申し上げたいです。
本当にありがとうございました。
楽しい3日間、内容の濃い3日間を過ごすことができました。
特に、作品について話をするのはとても楽しい。
以前はうまく説明できる気がしなくて
絵について語るのは苦手だった。
できれば、代わりの人に説明してほしいくらいだった。
でも、最近は違う。
だんだん楽しくなってきた。
やりとりをしながら、自分自身が整理される。
また、見てくださる人の話を聞きながら、
思いもよらないことに沢山気づく。
そして何より、以前よりも伝えたいことが増えてきた。
最近、友人と話をしていても、
本音を言えないことが多くなった。
本当は違うと思う、そうとは思わないし、
私は全然そうじゃない…とか。
思いをため込んでしまう。
たっぷりたまったそれらを
いつかちゃんと説明して理解してもらえたら、
これほどうれしいこともないだろう。
でもそれはいつ?どこで?
やっぱり私は絵と一緒でないといられない。
絵を通して話がしたい。
難しいことだけど。
また見ていただく機会がほしい。
またいらしてください。
プリュス・トウキョウコンテンポラリーアートフェア2010 羽黒洞ブースより