(画像クリックで詳細にとびます)
10月に解剖図の美術史講座(スライドレクチャー)を開講することになりました。
これは4月に一旦企画されましたが、コロナで延期になったものです。
再チャレンジ、どうぞよろしくお願いいたします。
以下 ↓ 内容のご紹介。
【ルネサンス探訪 ・ 解剖図を生んだもう一つの美術史】
慶応大学文学部哲学科美学美術史専攻卒、画家 亀井 三千代
14世紀~15世紀、イタリアルネサンスと呼ばれる時代は西洋哲学、美術、医学など様々な分野が一気に隆盛する華やかな時代でした。現在、医学書等に使用されている解剖図もこのルネサンスを基礎に開花したのです。これは医療機関を受診する私たちにも決して無関係ではありませんが、あまり知られていません。この講座では、解剖図を医学・美術の両分野が接して生まれた一つの芸術と捉え、それを軸に改めて西洋美術の流れを追っていきます。3回講座のおおよそのスケジュールをご紹介いたします(進行によって多少変わることもございます。ご了承ください)。
① 10/15 「ルネサンスとは何か」―まずはここからー
イタリアで起こったルネサンスとは?そこに至るまでの西洋史を足早に追います。
また西洋絵画を読み解く上で必要なイコノロジー(図像学)の知識をはじめに学んでおきましょう。
それからルネサンス期の芸術に多大な影響を及ぼした哲学、新プラントン主義の思想を簡単にご紹介いたします。
1) 2)
② 11/19 「芸術・医学を開花させた新プラトン主義とは」
新プラトン主義がどのような価値転換を芸術に及ぼしたのか、デューラーとミケランジェロを例に見てまいります。
次にレオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図をご紹介しながら、西洋医学と解剖学の歴史も簡単に見てまいりましょう。
新プラトン主義を転換点に近代解剖学が花開く、その軌跡をたどります。
3)
③ 12/17 「A・ヴェサリウスの解剖図譜『ファブリカ』について」
近代解剖学は16世紀、ブリュッセルの医者・解剖学者のアンドレアス・ヴェサリウスから始まったと言われています。
この回ではいよいよヴェサリウスの美麗な解剖図譜『ファブリカ』をご覧いただきます。
天才ヴェサリウスの決して幸福とは言えない生涯、そして『ファブリカ』の思想とは…。
4)
主催はよみうりカルチャー町屋
お問い合わせ、詳細はこちらから。
→★ ルネサンス探訪 ・ 解剖図を生んだもう一つの美術史