姫、2歳11ヶ月
弐太郎、生後1ヶ月
なにかにつけ
「いや！！」という
イヤイヤ期まっさかりの姫です
普段はジャイアン
わがままお嬢様です
児童館にあるみんなのおもちゃを
「これ、ひめのー！」と
独り占めしようとします
他の子が「かしてー」って言っても
「いや！いま、つかってるから！だめー！」
が基本です
しかも
力もすばしっこさもあるので
他の子が持っているおもちゃを
「かして」は言うものの
その子が「いいよ」も何も言っていないうちに
パっと取って
取り返されそうになると
走って逃げます
（で、取られた方は
取り返せなくて泣いて怒ったり）
ワタシが厳しく注意しても
聞く気なし
力づくで
姫からおもちゃを奪い取って
取られた子に返すと
姫、ギャン泣きです
そんな
本能のまま
遊ぶときの多い姫です
性格にもよるのでしょうけど
未就園児だから、も
大きな理由だと思います
どれだけ頻繁に
同じ年ごろの子どもが多い
児童館とかに行っていても
社会性を育てる機会が
保育園や幼稚園よりは少ないはず
しかも
強く注意する大人が
自分の親ぐらいだったら
そりゃ
甘えますよねー
でも先日
姫がおもちゃを我慢するときがありました
児童館で
乗り物も開放されていて
三輪車が2台あるのですが
毎回人気です
姫も三輪車が大好きで
長く乗るタイプです
「かして」と
他の子に言われても
「まだつかってるから」と
（いっちょ前に）理由を言って
すぐには貸しません
その日
「かしてー」と言われていなかったのもあり
三輪車を長く乗っていました
で
三輪車の後ろの台の部分に
食べ物を載せたかったようで
キッチンセットのところまで三輪車で行き
そこで三輪車を降りて
食べ物のおもちゃを
ケースから探しているうちに
自分の近くに置いていたけども
姫が手を放しているその三輪車を
別の子が使い始めました
その子としては
誰も使っていないように見えたので
姫から取ったわけではありません
気に入ったおもちゃを手に取って
三輪車にまた乗ろうと振り返った姫は
三輪車を別の子が乗り始めたことに気づき
激怒です
ちょうどその光景を見ていて
「こりゃ姫が気づいたら怒るな」と
近づき始めたワタシが
姫たちのところに着いたタイミングだったので
姫とその子が奪い合いになる前に
姫を離すことができました
これは
三輪車から手を離した姫が悪いし
それまで長いこと乗っていたので
他の子に三輪車を譲る、
いいタイミングでもありました
それを姫に伝えるものの
当然
怒りとパニックが収まらない姫
大声で泣き始めました
ちょうどその時に
児童館の先生が
姫の泣き声（というか叫び声）に気づき
ワタシの説明をさらっと聞いた先生は
姫に注意してくれました
おもちゃを独り占めしないこと
お友達とおもちゃを共有して
仲良く遊ぶこと
普段の姫が苦手なことです
先生が真顔で真剣に
姫に言ってくれたので
姫がそれ以上ごねることはありませんでした
そのころには
三輪車を乗り始めた方の子のママも
近くに来ていて
「もしやうちの子が何かした？」
と心配していたので
ワタシが事情説明
そのときに
姫が奥の部屋に駆け込んでいくのが
見えていました
で
そのママに大丈夫であることを伝えてから
姫を追いかけてワタシもその部屋の中へ
すると
部屋の隅で姫が泣いていました
どうやら
自分がおもちゃを我慢しないといけないという
状況は理解しているし
あの三輪車を
奪い返してはいけないこともわかっている
でも
三輪車にまだ乗りたい
この「我慢しないといけない」状況に
納得したいけどできない
まさしく
理性を育ててる第一歩です
そんな姫に
「まだ使いたかったもんね」
「でも先生の言うこともわかるんだもんね」
と、
姫を抱っこしながら
できるだけ
姫の気持ちに寄り添ってみました
やがて
落ち着いた姫
その後しばらく遊んで
帰るときに
さっきの先生に会いました
先生も
「さっきはがんばったね」
と、姫にもフォロー
そしてワタシにも
「我慢は経験がないと
できるようにはならないですからね」
との言葉
そうですよねー
理性の部分ですもんね
姫、よくがんばったね
こういう経験をいっぱいして
成長していってね
親としてワタシは
そういう機会を与えられるように
これからもお出かけしていこう
そんな姫
ある日、ふと
ティッシュが目についたようで
丸めては次のを出して、また丸めてを繰り返し
止めても止めず
最後にはにっこにこで
「おにぎりー！」
と持ってきてくれました
ティッシュの無駄やってば
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