ネーチャンと、ノダメと、たまたま3人揃ってレジにいる時に、
ものすごく悪意に満ちた人が来た。
ここまで凄い人は珍しい。
ネーチャンは、この手の客に意外に強いのだが、
私とノダメは、精神的に壊滅的なダメージを受けた。
私は愚痴ったり、怒ったりしながら回復を図ったが、
ノダメは、何を言っても無反応で、泣きそうなほどに落ち込んでいる。
夕方、あがる時に声をかけたら、
今日、1日中そのことを考えていたのだそうだ。
私以上に打たれ弱い人、珍しい。
日記に書くことで、気分をさっぱりさせたいのだが、
どう書いていいかわからないほどに、いまだにダメージがある。
ものすごい破壊力だ。
とにかく、事の発端から順を追って書いてみよう。
ミシュランガイドが先日発売され、
大人気で、どこでも手に入らないことはご存知の方もいるでしょう。
うちでは20冊しか入荷がなく、
発売日の午前中に、すべて売り切れてしまったらしい。
(私が休みの日だったのよ)
その後も、取り寄せを希望する人は後を絶たないが、
@ 重版はするだろうが詳細は未定
@ 予約されても、いつ手に入るかわからない
@ 次回の重版で手に入るという確約もできない
という状況を説明し、
理解してくださった方だけを、予約の順番待ちに入れることにしている。
以上が前提。
開店早々、かなりヒステリックなオバサマが入って来た。
「ミシュランの予約票ちょうだい」
我々3人とも、顔を見合わせてしまった。
「まだ重版の予定がたっていな・・・・」
「12月13日よ!」
(??? この人、版元の人ですか???)
「12月13日に重版が出るって決まってるのよ。
それを予約するから、予約票に名前書かせて!」
「ちょっと当店にそういう情報が入っていな・・・」
「よその本屋で聞いたのよ、確かよ」
「ちょっと確認取らせていただいてもよろしいですか?」
(・・・と版元に電話しようとする私)
「あっちこっちの本屋、何件もまわって、
どこでも12月13日って言ってたんだから、間違いない!」
「その情報のある本屋さんでは、予約できなかったんですか?」
(なんで、そっちで予約しなかったの?・・・と聞きたい)
「どこも100件以上予約が詰まってるのよ。
ここなら大丈夫でしょ、今、何人予約してるの?」
「お調べしますので、少々おま・・・」
(と、客注伝票を見ようとすると)
「いいから、さっさと名前書かせて!
何人目? 何人目なのよ!?」
そうこうしているうちに私は版元に電話をかけ、
以下の返答をもらっていた。
@ 12月13日に第2版はあがる
@ しかし、第2版の分はすでに予約が一杯で品切れである
@ その次の重版の予定はまだない
@ だから、今は注文を受けないでほしい
上記の版元に言われた通りのことを、そのオバサマに伝えたが、
全ッ然! 聞いてなくて、
勝手に伝票を取り上げて、名前と住所と電話を書いて、
「入ったら電話してよ!
本ッッッ当!に意地悪なんだから!」
と捨てゼリフを残して、怒りながら出て行ってしまった。
すでに次回重版分も品切れだって言ってんのに~!
注文受けませんって、版元が言ってんのに~!
意地悪なのは、あなたの方じゃないですか。
懇切丁寧に説明しているのに、なぜ聞こうとしないのですか。
てめぇのことばっかし考えやがって、ねぇ、もう、ねぇ。
この一件で、私もノダメも1日中落ち込み。
胃はキリキリ痛み、帰宅後も立ち直れず。
ところで、ミシュランガイド、
こんなに需要があるのに、なぜもっと刷らないのかしら。
売る気ないのかしら。
あ~、ものすごく毒を浴びた。
落ち込みすぎて、光枝さんの講座の台詞も覚えられない。
金曜日のジェイライブで、思いっきり笑って、元気出そう。
朝、店長からメール。
通勤電車で、飛び込み自殺があったらしく、
全然動かない上に、
どう迂回しても、開店時間に間に合わないとのこと。
店長の出勤、理想は9時より前。
最悪でも、バイトの出勤する9時半前。
もっともっと最悪の場合は、開店の10時に間に合えばぎりぎりOK。
しかし今日は、どうしても無理らしい。
私とネーチャンは、いつも通り9時半に行き、
(しかし、鍵を持っていないので店内に入れない。
鍵は社員にしか持たせてはいけないことになっている)
店のドアに、
人身事故による交通事情のため、
やむを得ず、本日は開店が遅れます。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
という貼り紙を貼って、
ベローチェで、店長からの連絡が来るまで待つ。
10時半、開店時間より30分遅れて店長到着。
今日は、ジャンプコミックスの新刊が出るし、
定期の量も半端じゃない。
1日が過ぎるのがすごく早かった上に、
何もできずに終わってしまった。
夜、家で宅配を待っていたら、
ヨーコちゃん(元・家庭教師)が唐突に現れた。
管理人のM夫人の家で、3人で談笑。
自宅ドアには、
宅配の方へ。
管理人室にいますので声をかけてください。
・・・と貼り紙を貼った。
あら、今日、貼り紙づいてるじゃんと今、気づく。
函館ペイストリースナッフルズのチーズオムレットが届く。
M夫人へのお歳暮の分と、ついでに我が家の分だ。
これがまた激うま!
ああああ、痩せたいのに。
人数が多ければいいってもんでもなく、
全体の流れを把握していない人に、
気ままに動かれると、やりにくくてしょうがない。
ネーチャンは、忙しいと
「バーサク&ヘイスト」状態になるが、
店長いわく、
「ノダメくんにはコンフュがかかってる」
私は、年中「スリプル」かもしれません。
整形外科で痛み止めをもらって、
それから歯医者へ。
抜糸の予定だったが、
すでに糸は、自然に回復して取れてしまっていた。
ネーチャンと娘と、ベローチェでお茶。
今日は急遽、
光枝さんの特別講座のための自主稽古を行うことになった。
それに参加。
今回の教材は、某ミュージカルの1シーン。
歌も入る。
(メロディは旧バージョンで)
空港の職員たちと、
久しぶりに空港で再会できた老夫婦のシーン。
実際の講座では、いくつかのグループ分けをするために、
多すぎる出演者の部分は、空港の職員に割り当てられている。
この場面の出演者は7人。
いつもなら、たった1日のぶっつけ本番で、
皆と話し合う暇もなく、いきなり立って動くのだが、
今日は、じっくり母音のみで読み合わせするところから始めた。
(もちろんその前に、呼吸法&発声)
10時から17時まで、たっぷり時間があったのだ。
こんないい提案をしてくれたK子さんが、
途中で体調が悪くなり、
ちょうど、搭乗手続きを待っている子供みたいに、
いろんなものにくるまって、ピアノの下に寝ている姿はかわいそうだった。
皆で、それぞれの役の人物像について話し合った後、
全員で、すべての役を順番にローテーションした。
一番やりにくかったのが、事務的な職員2。
一番やりたくて、感情移入できたのは、
久しぶりに愛する夫に会えた老婦人。
案外、やりやすかったのは空港をウロついているガキ。
自分でやっておもしろみがなかったのは、
職員1と、妻を待つ老人。
とっても、とってもやっていて楽しいんだけど、
実際の講座では、絶対にできましぇ~~~んと思うのは、
空港の一番偉いお役人。
でも職員だと歌が歌えるんだよね。
そして、歌っていて一番楽しいのは・・・・・
きれいごとや偽善が大ッ嫌いな、毒舌家の役人なんだよね。
光枝さんの前で、これやる勇気ありません。
やりたい役、いくつかあるけど、どうしよう。
当日、何を希望しようか・・・。
今日、参加予定だったけいちゃんは、
体調を崩したらしく、不参加。
残念。
夫婦役、やってみたかったよ。
おまつり参加組のカズ兄、たどぅ、ともちゃんは、
すごくお互いの意志の疎通ができあがっていて、
何をどう組み合わせても、いい関係性ができあがっていた。
ああ、こういう感じうらやましいな。
あ~、久しぶりのワークショップ、楽しかった!
朝、すごくゴージャスな夢を見ていた。
光枝明彦さんと、青山明先生と、北川潤先生と、関口三千香さんと、
その他にも大勢の元四季の方たちがコンサートをしている。
皆さん、野球のスタジアムのような客席にすわっていて、
自分の出番の時だけ舞台に上がって行く。
私は、光枝さんと北川先生と3人で、
写真を撮ってもらおうとしていた。
しかも、自分の持ち役ではない歌を歌うという趣向らしい。
光枝さんは、ファントムを歌っていた。
他の皆さんが何を歌っていたか覚えていないが、
関口さんの歌声に感激して、
「キャーー!」と悲鳴をあげたところで目が覚めた。
以下、現実。
娘と一緒に、「ウーマン・イン・ホワイト」を観に行く。
(ソワレです)
今日は、劇場で大勢の知り合いと会った。
学生時代の芝居仲間のハーミアとちか。
(帰り、挨拶できなくってごめんね~!)
それから光枝さん友達の、
山坂コロンダさんと、さかなちゃん。
ワークショップ仲間のokanちゃん、はっち。
娘は、
「神田沙也加が松田聖子の娘だということを知らなかった」
そうです。
説明したと思ってたけどなぁ。
あと、休憩時間に、
「あの二人は本当にそっくりなの? 双子なの?」
とか、
(そっくりじゃないって、見りゃわかるじゃん!)
「ローラ以外の役名がわからない」
とか、
高校生とも思えないようなことばかり言ってました。
娘「幽霊はなんて名前?」
私「アン・キャスリック」
娘「お姉さんは?」
私「マリアン・ハルカム」
娘「結婚した人は?」
私「パーシヴァル・グライド」
娘「ファーシヴァルじゃなかったのか・・・。
じゃ、光枝さんは?」
私「フェアリー氏」
娘「お医者さんは、フォーカスだっけ?」
私「フォスコ!!!」
↑
わざとじゃないんです!
これでも必死なんです。(by『Sing!』)
2度目の私は、かなり余裕を持って全体を見ることができた。
1幕の途中で、
「あーあーあー、光枝さん、何か知ってるな、うん」
というのがわかったし、
(鋭い人なら初見でも気づく所)
ところどころ、光枝さんの台詞には伏線が隠されているのだ。
ミステリーの舞台化なんて、
もしかしたら初めて観たかもしれないけど、
いやいや、おもしろいねぇ~。
明日、千秋楽だけど一応伏せ字。
○○○○が、×××の絵を見つけるシーン。
○○○○と×××が、思いがけず再会するシーン。
「△△がいたの、私の中に」という歌。
ところどころで、今日は涙が出ました。
けいちゃんはマチネを観ていたのだが、
終演後、待ち合わせた。
今日のマチネに、北川先生もいらしていたそうだ。
あれ、ちょっとだけ正夢。
次回、北川先生と語れるのが楽しみだ!
(今度、いつだっけ)
けいちゃん、okanちゃん、はっち、
コロンダさん、さかなちゃん、娘と7人で五右衛門パスタ。
コロンダさん&さかなちゃんは、漫才コンビのようだ。
さかなちゃんが、ものすご~く静かで冷静なツッコミ役。
みんなで光枝さんについて話していると、
楽しくて、あっという間に時間が過ぎた。
コロンダさん、塩サブレ激うま!!でした。
ありがとうございました。
ああああ、光枝さんがこの世に存在していることが、
とてつもなく、たまらなく嬉しくて幸福だ。
フランス喜劇か何かも、やっていただきたいな。
いろんな光枝さんが観たいな。
えーと、ヒロインの恋人役の男優が、
22日にはやっていなかった「笑わせ」をやっていたのは、
ちょっと、よけいだと思った。