ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

2012年6月2日(土) テアトルエコー「もやしの唄」

2013-08-11 11:19:51 | テアトルエコー
鷲尾真知子さん、お誕生日おめでとうございます!
今、明治座で「黒蜥蜴」にご出演中だそうです。

今日は仕事のある土曜日。(通称『あるど』)

ドトールで軽く食べてから、恵比寿のエコー劇場へ向かう。

テアトルエコーの公演、大好きな芝居「もやしの唄」を観る。

初演は8年前だそうだ。
つい、この間のような気がする。
その時は夫と観た。

今日は1人で。
観劇など、今はとんでもない贅沢なのだけれど、なにしろ「もやしの唄」なので。

出演者には1人も変更なし。
みんな8年前と全然変わらないのが不思議だ。

脚本は小川未玲さん。
大好きだ。

もやし屋の主人恵五郎役の根本くんが笑わせてくれる。
こまやかな芝居がやたらにうまい。

亡妻、その母、見合い相手の三役のシー坊も底力を見せる。

一番好きなのは、後藤さんのやる喜助さん。
子供を戦後の食糧難で亡くしてから、どんどん精神が子供に戻ってしまった喜助さん。
ものすごく美しい魂の持ち主。

将棋を指す時にだけ、ふっと頭の霧が晴れたような話し方をするのがとても印象的なのだが、最後に
「な、ユキオ!」
と亡くした子供の名を呼ぶところが泣かせる。

その喜助さんは、自らの運命を知っていたかのように、いつももらって行くもやしを「要らない」と言い、
「みんなはあとからゆっくり来てね」
と不思議な別れを告げて去って行く。

登場人物がみんな善人ばかり。

いい芝居なんだ、本当に。

最後まで、話題には何度ものぼるのに、一度も舞台上に登場しない息子カンタの存在が大きい。

宿題の作文が出て来たり、
ランドセルやグローブが放り投げてあったり、
ラストシーンでは・・・これは内緒。

私の好きな芝居ベスト5に入る。

後藤さん、根本くん、シー坊にも会えたし、娘の同期生何人かにも会えた。

大好きなテアトルエコー。
永遠の片想いです。
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