ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

4月1日(土) 「オペラ座の怪人」

2017-04-02 22:55:31 | 劇団四季
11年ぶりに「オペラ座の怪人」を観た。










《私、遠征しないので》
東京近辺でやらない演目は観られない。

今日は四季劇場じゃない。
すごくわかりにくい作りの劇場で、落ち着かなかった。
トイレも少な過ぎる。
シャンデリアも客席の上まで来ないので迫力が半減。
生オケは嬉しいけど。

ファントムは佐野さん。
クリスティーヌは苫田さん。
ラウルは神永さん。

佐野さんのファントム、すごくよかった。
今までで一番、感情移入した。
(佐野ファントム観るのは初めてじゃないのに)
11年の間に私の心境にも変化があったのか。
カジモドを観ている影響もあるかもしれない。

目に意志があるし、クリスティーヌへの歪んではいるけど、深い深い愛がビシビシ感じられた。

そうなるとラウルが、ますます薄っぺらく見えてしまう。(褒めているのです)

クリスティーヌも酷い女だ。
だいたい若くて可愛い女というのは残酷なものだけど、とてつもなく残酷だ。(褒めているのです)

殺人鬼だなんだと言われるが、彼の生い立ちを思えば歪まずに育つ方が難しいではないか。
更生の機会を与えてほしい。
クリスティーヌが、優しくそばで歌ってあげれば彼を日の当たる場所で暮らさせてあげることもできたのではないか。
あれだけ才能のある専属作曲家、もったいないじゃないか。
根は一途なんだから。

ラウルもクリスティーヌも、若くて美しいが故に冷酷だ。
自分たちのことしか頭にない。(褒めているのです)

11年前とくらべて、ファントムに肩入れする度合いが増えた。
もう圧倒的にファントムの味方。
ファントムの狂気愛を利用して陥れるなんて、本当に酷い。
かわいそう過ぎる。

最後の最後にキスをしたクリスティーヌは男らしく英断したと思う。
あれぐらいの情はかけてあげても罰は当たらない。
その時のラウルの表情がまた、薄っぺらくて青くて。(褒めているのです)

それで彼らを解放してしまうファントムは、本当にかわいそうだし、いい奴だ。

涙が出た。

それなのに、それなのに、それなのに、ファントムが必死で孤独に耐えているのに。
わざわざ!
わざわざ!
わざわざ指輪を返しに戻って来るなんて!
血も涙もない女。(褒めているのです)

捨ててやれよ、それが優しさだろう。

ファントムの I love you ♪ が死ぬほど切なかった。
泣ける。
ファントムの気持ちを誰も救えない。
泣ける泣ける。

四季ファンのお友達と合流して、お話しながら途中まで一緒に帰った。

あー、佐野ファントムよかった。
本当によかった。

これ、おみやげ。
可愛い。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月20日(月) 6-dim+ライブ | トップ | 4月13日(木) 「ノートルダム... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

劇団四季」カテゴリの最新記事