-Gamer's Chronicles of "HETARE" #66-
皆さんおはこんばんちわ!
asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
先週は色んなニュースがテンコ盛りでしたね。
ASKAついに逮捕。 イチファンとしてとても残念ですが、昨年のスクープから1年近くかかっての逮捕劇で、心の準備は出来ていたので受け入れました。
まあ、有名人のドラッグネタは、故勝新太郎や田代まさし、押尾学&酒井法子を例に挙げるまでもなく、結構良くあるハナシだし、アーティストで言えば槇原敬之の逮捕が記憶に新しい(……ってほど、最近のコトではないけど)トコロ。
しかし、それでもマッキーは復帰してヒット曲出してるワケだし、ASKAも復帰に向けてがんばって欲しいと思う。
……まあ、“CHAGE&ASKAとして”は、(CHAGEが拒否するハズなので)もうムリでしょうが。
タイでクーデター勃発。
その直前まで、「クーデターではない」と言い張っていた幕僚が、突如前言撤回。 クーデターを宣言し、タイは現在混乱状態。
いや、でもそんなクーデターは成功せんでしょ? そんなカンタンに前言撤回するなんて、信用出来ないよ。 国民が付いて来ないって。
何にしても、タイ国民のためにもこの混乱状態が早急に治まる事を祈るばかり。
……そろそろPNF派遣のタイミングか?
しかし、個人的にはコレが一番の注目でした。(↓)
当ブログでも何度か取り上げた、小笠原諸島に出現した新島(注:名前がまだ決まっていないが、上図向って左側の、既に元々あった西之島を取り込んでいる状態なので、もう“新西之島”で良いんじゃなかろうか?)が、わずか半年でこんなにも大きくなりました。 現在、東京ドームの約18倍(!)、東京ディズニーランドの約2倍(!!)の面積だそうです。
ってゆーか、育ち過ぎじゃないのか?(笑)
調査と観察を続けている海上保安庁の担当官によると、噴火は異例とも言えるほど活発に活動を続けており、新たな噴火口も出現。 活動が収まる気配はないとの事。
おかげで、日本の領海と経済的排他水域は拡大の一途だとか。
あんまり意味がないかもだが、何かと問題が多い尖閣諸島に代わってがんばってほしいと思う今日この頃。(笑)
<今週の特集>
今週の特集コーナーは、僕が個人的に最近ハマったゲームをレビューする『Game Every Day』シリーズの第6回。 今回は、ベザスダの遠未来RPG『フォールアウト3』の後編です。
今週も、最後までヨロシクね☆
・クエストについて
本作のクエストシステムは、『TESⅣ』とほぼ同じである。
基本的に、特定のNPCに話しかける事で情報を得て、コレによってクエスト開始フラグが立ちクエストがスタート。 何らかの形で問題が解決出来れば、クエスト完了となってクエスト経験値が入る、というシステムである。
もちろん、クエスト開始フラグが立ったからといって、必ずしもクエストを完遂しなければならないワケではない。 『TESⅣ』と同じく、スタートしたクエストでもやりたくなければ無視する事が可能である。 マップやコンパスにマーカーが表示され、「ドコに行けばいいのかワカンネー」状態に陥る事が少ない点も、『TESⅣ』と同じである。
しかし、攻略しようとすると、『TESⅣ』よりも大変である。
新規ゲームを開始すると、メインクエストのプロローグを兼ねたチュートリアルが開始され、NPCの指示に従って順次オブジェクティブをクリアしていくと、最終的に失踪した父親を捜すためにヴォルト101を出て、荒涼たる不毛世界のウェイストランドに降り立つ。
ココから、既に開始フラグが立っているメインクエストのキャンペーンを順次攻略していくか、それともこれを無視してサブクエストやノンクエストイベントを攻略していくかは全てPCに委ねられている。
筆者の場合、全くの初めてだったので「サブクエストはとりあえず後回し、もしくはセカンドプレイに回して、メインクエストを完遂して全体の流れを把握。 ゲームに慣れたら他のもやろう」というコトでメインクエストだけを進めたが、注意したいのが所々に他のサブクエストに大きく関係するNPCが絡むクエストである。
例えば、最も顕著なのは“リトルランプライト”という町に入るためのクエストである。
メインクエストを進行中、ある理由で閉鎖されたヴォルトに入る必要があり、しかしその周辺地域は放射能汚染が酷く、地上からは入れないので地下を通る必要がある。 が、その地下通路の入り口には、子供だけで運営されている町、リトルランプライト(注:……あ、これも『TES』シリーズとの大きな違いだね。 『TES』シリーズを始めとするこれまでのベザスダのゲームでは、実は子供が登場する事が皆無だった。 『TES』シリーズでも、MODを導入しない限り未成年が登場する事はない。 が、『FO3』ではヴァニラの状態で子供が、しかも、ストーリーに大きく関わる重要なキャラクターとして多数登場する。 内容が内容なので、結構思い切った設定になっているように感じる)があり、しかしこの町にはオトナは入れない。 入るためには、子供たちの信用を得る必要がある。
そこで、リトルランプライトの“市長”の要請で、奴隷商人に連れ去られた子供を助けて欲しいと頼まれる。
ココまでなら、『TESⅣ』でもよくあるパターンの派生クエストだが、『FO3』ではココからさらにクエストが派生する。
子供たちが囚われている奴隷商人の町に行くと、リトルランプライトと同じような理由でやはり町に入れない。 そのため、そこに入るために「特定のNPCを奴隷として捕獲せよ」という、またもや別のクエスト(注:サブクエストとしてスタート)が与えられる。
んで、対象となるNPCは全部で4人(注:ただし、この内一人でも捕獲に成功すれば町に入れるようになるので、4人全員を捕獲する必要は無い)いるのだが、この内の実に3人が、メインクエストとは全く関係のない単発サブクエストに極めて大きく関係するNPCで、奴隷として捕獲するためにそのNPCの下を訪ねようとすると、さらに別のサブクエストが発生してこれを攻略しなければならない(注:ビッグタウンのヒト。 ちなみにビッグタウンは、リトルランプライトの住人としての適正年齢を超えた者が集まって出来た町。 リトル=子供に対してビッグ=大人の町)、奴隷として対象のNPCを捕獲すると、そのNPCが関係するサブクエストの選択肢分岐に影響が出る(注:テンペニータワーのヒト、地雷原のヒト)、あるいは攻略不可能になる事がある(注:ビッグタウンのヒト)、……とまあ、とにかく複雑なのである。
件の奴隷捕獲で言えば、他のクエストに最も影響が少ないのは、リベットシティの武器屋のお兄さんである。 リベットシティの武器屋は二人で経営されており、一人がいなくなっても営業は続けられる(注:ただし、もう一人があまり真面目に営業してくれないので、休業日が出来る)し、元々リベットシティには武器屋以外にも服屋と薬屋があり、アイテムの買取は服や薬以外でもOKで、服屋では装備の修理も可能なので、ゲームの攻略には最も影響が少ない。(注:ただし、周りにヒトが多いので、捕獲は地雷原のヒトに次いで難易度高め。 難易度的には、テンペニータワーのヒトが最も低難易度。 次いで、ビッグタウンのヒト、リベットシティの武器屋、地雷原のヒトという順番で難易度が上がる。 地雷原の人は、敵対属性のため近付くだけで容赦なくぶっ放してくるので、よっぽどスニークスキルが高くないと捕獲はまず不可能)
で、やっと奴隷商人の町に入れても、ココから囚われた子供たちを助けるためにさらに分岐が存在し、いずれかの方法で子供たちを助けるとようやくリトルランプライトに入れる、とまあ、極めて複雑極まりない手順を踏まなくてはならないのである。(注:子供たちを助けるだけであれば、それこそ「汚物は消毒だぁーっ!!」で奴隷商人を全員ヌッ殺して助ける事も可能は可能。 ただし、その場合は町ひとつが町としての機能を丸々失われ、奴隷捕獲のサブクエストも攻略不可能になるのであまりオススメは出来ない。 筆者は、奴隷捕獲のサブクエストを全て完了後に皆殺しにした。(笑) ちなみに、皆殺しにするとGNRでPCの事を賞賛してくれるようになる)
こうした、複数のクエストに同じNPCが結構重要な役回りで関係している事が多いので、これを理解して計算に入れておかないと、特定のクエストに影響、あるいはクエストそのモノが攻略不可能になるので注意が必要である。
また、本作に登場するNPCは、基本的に全て死亡属性でリスポーン設定無し。 そのため、誤って殺してしまうとクエストが永久に進行不可能になってしまうので注意が必要である。
また、どのクエストでも基本的に選択肢分岐が存在し、選択肢によっては得られるハズの経験値や特殊ピークス、レアアイテムなどが得られない、あるいはクエスト失敗として攻略不可能になる事が多々ある。
これらの選択肢分岐は、基本的にPCの行動、特に会話によるスピーチチャレンジによって決まる事が多いが、スピーチチャレンジの成否は全くの運まかせ。 スピーチスキルがどんなに高くても、失敗する時は失敗する。 『TESⅣ』のように、“説得”で好感度を上げる事は出来ないので、狙い通りの分岐を選びたいのであれば、スピーチスキルを上げておく事をオススメする。
……まあ、NPCと話す前に予め直前セーブしておき、ロード&リトライを繰り返す、という手もあるにはあるが。(^ ^;)
もう一つ注意点として、本作には明確な意味での“エンディング”が存在するという点が挙げられる。
本作の比較対象である『TESⅣ』では、メインクエストを始めとしたキャンペーン系のクエスト、すなわち戦士ギルド、魔術師ギルド、盗賊ギルド、ダークブラザーフッド、KoTN、SI、アリーナなどのクエストを攻略しても、エピローグが語られる事はあるが、ゲームそのモノは継続可能で、明確な意味での“エンディング”というモノが存在していない。
が、『FO3』にはそれがある。
本作では、メインクエストを攻略すると、どんな選択肢分岐を選んでもエンディングとなり、ゲームを続ける事が出来なくなる。
そのため、ゲームを続けたいのであれば、メインクエストのラストバトル前までで止めておかなければならない。
ただし、DLCの第3弾、『Broken Steel』を導入すると、メインクエストのエンディング後に自動的にクエスト開始フラグが立ち、エンディング後の後日談としてのミニキャンペーンが始まる。 そして、これを攻略するとゲームは半永久的に継続可能になる。
・サブクエストについて
メインクエストのようなキャンペーンではなく、プレーヤーのスキなタイミングで始められる単発のクエストを“サブクエスト”と呼ぶ。
ほとんどのサブクエストは、経験値やお金、特殊ピークスやレアアイテムが入手出来るというモノで、中には極めて強力な装備が手に入る事もある。
中でも、ゲーム攻略の上で出来るだけ早い段階で攻略しておきたいサブクエストが2つある。
一つは、“メガトンの爆弾処理”のクエストである。
ヴォルト101を出て最初にPCが訪れる事になるウェイストランドの町、メガトンには、その町の名前の由来になっているメガトン級の核爆弾の不発弾があり、いつ爆発してもおかしくない状態にある。 これを処理すると、町の人から感謝され、メガトンの町に自宅が買えるようになる。 自宅は重要な拠点となり、アイテムコレクションの保管場所や休息の場になるので、出来る限り早い段階で攻略しておくと、後々かなりラクになる。
ただし、爆弾処理には爆発物スキル(Explosives)25レベル以上が必要なので、スキルが不足していると攻略出来ない。
また、PC版ではこれを故意に爆発させ、メガトンの町を丸々吹っ飛ばす、というクエストもあるが、日本語コンシューマ版ではこのクエストがカットされている。
もう一つは、“ウェイストランド・サバイバルガイド”である。
荒涼たる不毛世界のウェイストランドで生き抜くには、この環境に適応するためのサバイバル技術が必要。 このテクニックを網羅したガイドブックを執筆するので協力して欲しい、というハナシをメガトンで雑貨屋を経営する女性、モイラ・ブラウンから聞くとクエスト開始。 3章各3種、合計9編にも及ぶミニキャンペーンを攻略する事になるのだが、完遂はかなり大変。 ミスると死ぬ事も“多々”あるので、直前セーブは必須。 かなり慎重に攻略する必要がある。
で、攻略すると特殊ピークスが習得出来るのだが、それ以上に重要なのが、攻略後にモイラに“ある変化”が表れる点である。
クエストを完遂すると、モイラはガイドブックを書き上げて出版。 GNRでもDJのスリードッグが宣伝してくれるほどのベストセラーになるのだが、本の出版でモイラに印税が入るらしく、モイラの金回りが良くなるのである。
モイラの所持金が定期的(注:恐らく、リスポーンスパン毎。 ゲーム時間で3日毎)に増えるようになり、アイテムを買い取ってもらい易くなるのである。
本作におけるアイテムの売買も、『TESⅣ』と大きく異なる。 『TESⅣ』では、商人毎に買い取り価格の上限が決められていたが、買取“総額”に上限は無く、買い取り価格の上限を上回らないようにすれば、いくらでもアイテムを売る事が出来た。
しかし、本作では買い取り価格の上限は無制限だが、商人毎に所持金が設定されており、その所持金を超える買取はしてくれない。 すなわち、買取総額の方に制限があるのである。
しかし、ガイドブック出版後のモイラは、自動的に所持金が増え続けるので、この制限が無くなったのと同義になるのである。
超・便利! もう、お金を持っている商人を捜して複数の町を行ったり来たりする必要は無いに等しい。(注:モイラ以外の商人でも、所持金は定期的に入るようになっているが、ガイドブック出版後のモイラはその金額が桁違いに多くなる)
この2つのサブクエストは、ゲームが進め易くなるので出切るだけ早めに攻略しておく事をオススメする。
これ以外のサブクエストは、NPCの競合に注意しておスキなタイミングでどうぞ。
また本作には、サブクエストとは別にクエストとしてはイベントリーに記録されないノンクエストイベント、“ミニクエスト”がある。
ほとんどのミニクエストは、お金やアイテムの入手だけなので、強いて攻略する必要もないクエストばかりだが、特定のアイテムを集めて特定のNPCに渡す事でお金がもらえるようになる繰り返し系のミニクエストは、比較的大金(注:本作では、100キャップでもかなりの大金と思われる)がカンタンに、それも無制限にもらえるので、やっておいて損は無い。
ちなみに、お金を稼ぐ最もカンタンな方法は、“弾薬を売りまくる”方法である。
本作では、弾薬はどれだけ持っていても重量ゼロなので、ダンジョン攻略中に入手出来る弾薬は、それがどんな種類のモノであってもとりあえず入手しておく事をオススメする。
そして、適当なタイミングで使わない種類の弾薬を売却すれば、1発当りの金額は1キャップに満たないにしても、入手出来る弾薬は10発単位、100発単位なので、積もり積もって結構な金額になる。
筆者の場合、火炎放射器の燃料は全て売却していたが、それだけで1ダンジョン当り数百キャップになった。
先のモイラのガイドブックと合わせて、お金には困らなくなった。
・DLCについて
本作には、全部で5種類のDLCがあり、それぞれにミニキャンペーンが収録されている。
基本的には、どのDLCもウェイストランドからそのDLC専用のワールドマップに何らかの方法で移動(注:DLCによりそれぞれ異なる)し、そのマップ内で展開される3回程度のミニキャンペーンを攻略する、という内容で、DLCによっては数個のサブクエストが追加されるモノもある。
全てのDLCが、専用のワールドマップに移動する方式を取っている関係上、どのDLCでもコンパニオンを連れて行けない、移動に(ロードを挟む関係で)時間がかかる、専用マップ内で入手したアイテムをウェイストランドに持ち帰れない事がある、などの制限がかかる事があるが、いずれのクエストでも追加のレアアイテムが入手出来るので、攻略しておいて損は無い。
特に、前記したDLC3、『Broken Steel』は、導入&攻略によってメインクエスト完遂後もゲームを継続出来るようになるので、ある意味導入は必須と言えるかもしれない。
ただ、DLC2の『The Pitt』、DLC4の『Point Lookout』のミニキャンペーンは、どの選択肢を選んでも非常に後味の悪い結果にしかならないので、あまりオススメ出来ない。 筆者的には、正直キライなクエストである。
しかし、DLC1の『Operation:Anchorage』とDLC5の『Mothership Zeta』は、どちらも超オススメのクエスト。
DLC1の『Operation:Anchorage』は、ゲーム中では歴史上の出来事になっている中国によるアラスカ侵攻をモティーフとしており、本作の世界観を拡張する内容で、しかも設定の都合上スキルはそのままだが所持アイテムに制限があり、いわゆる“最強装備”が通用しない。
独特のレベルデザインも相まって、「これぞFPSゲーム!」と言える内容になっていると思う。
ストーリー的には、オチが「またこのパターンかよ!?」とも言える理不尽なモノだが、かなり緊張感のある“FPSゲーム”が楽しめると思う。
DLC5の『Mothership Zeta』は、……あえて内容は伏せさせてもらうが、さすがDLCシリーズのラストを飾るだけあって極めて衝撃的な内容。 筆者は大いに楽しませて頂いた。
しかも、持ち帰れるアイテムがかなり多く、レアアイテム大量に追加されるので、アイテムコレクターにもオススメのクエストである。
とまあ、いうようなカンジで楽しませてもらった『FO3』だが、筆者のPCは最終的にこのようになった。(↓)
もちろん女の子です。
名前はAliceちん♪ 金髪碧眼の白人です。
日本語版である事をすっかり失念し、『TESⅣ』と同じ感覚でアルファベット表記にしてしまったとゆー。(笑)
レベルは29。 残念ながら、30には到達出来なかった。つД`)゜。
カルマは善。 超・善人プレイを心がけたので、“人類最後の希望”だそうです。(^ ^;)
装備は、色々迷った挙句最終的にこうなった。
元々は、メインクエスト攻略中に貰えるジャンプスーツを使っていて、ようやくパワーアーマーを着れるようになったのでパワーアーマーに換えたのだが、パワーアーマーは、特にヘルメットによって銃の命中精度にマイナス補正がかかるようになっているため、仕方なくリコンアーマーに変更。 これをしばらく使っていたが、どうにも気に入らなかったので無法者どもからかっぱらった“レイダーアーマー・バッドランド”に変更。 ちょっとコ汚いけど、『トゥームレイダー』っぽいホットパンツが良い。 VATSで銃を構えた時に、タンクトップからチラ見えするワキがまた良いのだっ!(笑)
帽子も同じ“レイダーアーマー”だが、黒縁のメガネは何かのクエストで拾ったモノ。 アクセサリー以上の意味はないが、なんか妙に似合ってるのでずっと愛用している。
しかし、帽子にゴーグルがあるのでダブルメガネ状態になっているとゆー。(笑)
あ、ちなみに自宅のテーマはヴォルト風。 ボブルヘッドは、積極的に捜していないので、4つしかない。
そういえば、『FO3』では女性キャラは座り方が女性らしくなりました。 『TESⅣ』では、座っているポーズに男女の区別がなかったので大きな進歩だと思う。
また、隣にいるのはコンパニオン犬のドッグミート。 “あるミニクエスト”で知り合うと、コンパニオンとして連れて歩く事が出来るようになる。
通常、本作でコンパニオンとして連れて歩けるNPCは1人までに制限されているのだが、このドッグミートは1人としてカウントされないので、ドッグミートを連れていても他のコンパニオンを連れて行けるのだそうだ。
総プレイタイムは、107時間33分24秒。 ファーストプレイにしては、結構遊んだ方だと思う。
そうそう、セーブデータも注意したい点である。
本作のセーブデータは、ゲームを続ければ続けるほどファイルサイズが大きくなり、ゲームスタート時は1MB程度だが、メインクエストを攻略する頃には8MBを超え、DLCを攻略する頃には10MBの大台突破。 その後、ヴァニラ&DLCのサブクエストを攻略していったが、最終的にセーブデータは13MBを超えた。
『TESⅣ』がどれだけプレイしても3MBそこそこだったので、これには正直驚いた。
また、その関係からかプレイタイムが50時間を超えた辺りから、ラグやフリーズが頻発するようになる。 連続プレイ時間が長くなると、この傾向に拍車がかかるようなので、2時間程度を目安にゲームそのモノを再起動して、ラグやフリーズを抑える必要があるので注意。
いずれにしても、これにて攻略完了とする。
バグが多いとか、致命的な誤訳があるとか色々と批判も多いゲームだが、『TESⅣ』と同じく“歴史が動く瞬間”を描いたストーリーが秀逸で、楽しめるゲームだと思う。 オススメです!
皆さんも、『フォールアウト3』で“ハッピーアフター黙示録”を体験してみてはいかがでしょうか?
といったトコロで、今週はココまで。
楽しんで頂けましたか?
ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
来週もお楽しみに!
それでは皆さんまた来週。
お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
SeeYa!(・ω・)ノシ
Thanks for youre reading,
See you next week!
-Gamer's Chronicles of "HETARE" #65-
皆さんおはこんばんちわ!
asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
ココ2週間ほど、ウチの在住地域が強風に見舞われております。
日差しそのモノは、5月らしく麗らかな五月晴れで、室内にいるとややもすると汗ばむほどの陽気なのですが、屋外に出ると冷たい風が強く、やや肌寒さを感じるほど。
また、季節柄黄砂が……。 GW終わりには、視界が白くぼやけるほどの黄砂が舞っておりました。
さらに言うなら、この風の影響なのかにわか雨が多い。 降ったり止んだりの天気になる事もしばしば。
風が強いから雨が降るのか? それとも雨をもたらす低気圧の影響で風が強いのか?
いずれにしても、もうちょっと春らしい天気になって欲しいと思う今日この頃です。
<今週の特集>
今週の特集コーナーは、僕が個人的に最近ハマったゲームをレビューする『Game Every Day』シリーズの第5回。 今回は、ベザスダの遠未来RPG『フォールアウト3』の中編です。
今週も、最後までヨロシクね☆
・ゲームシステムについて
本作は、FPSの体裁を持つRPGである。 そのため、本来のFPSとは少々異なるゲームシステムが採用されている。
一般的なFPSゲームと最も大きく違うのは、やはり“VATS(注:ピリオド略)”だろう。
色々と細かい設定がある略語だが、要するに“バレットタイム”である。
FPSでも、『タイムシフト』や『クライシス』などでバレットタイムを導入しているタイトルはあるし、『HL2』なんかでも、MODの導入によってバレットタイムが使えるようになる。 また、同じベザスダのRPG、『TESⅣ』でも、やはりMODの導入によってバレットタイムが使えるようになる。
よって、バレットタイム自体はそれほど珍しいゲームシステムではないが、本作ではこれをもう一歩推し進め、部位ダメージによる殺害率の向上、及び命中率の向上が図られており、FPS初心者でも遊び易くなっている。
具体的には、敵と遭遇した時にVATSモードに入ると、ゲームが一時停止し、敵の部位毎の命中率が示され、肢体攻撃やヘッドショットが出来るようになる。 狙える部位に制限はない(注:ただし、PCと敵の間に遮蔽物があると撃っても当らない)が、命中した部位によって、例えば足に当ると移動速度低下。 腕に当ると攻撃能力低下。 武器に当てると武器を弾き飛ばす。 そして、頭部に当てれば1発ヘッドショットで即死などの効果がある。(注:上図参照。 ただし、このSSはPC英語版のモノです。 コンシューマ日本語版では、日本語表記になっています)
ただし、命中率は飽くまでも使用している武器の性能とPCのスキルレベルに依存しているため、どんなに近距離でも使用武器、あるいはスキルレベルによっては、命中率が得られない事もある。
当然、命中率は距離にも反比例する。 具体的には、30%以下だとどんなに近距離でもまず当らないので、最低限50%以上の命中率が得られる距離まで接近する必要がある。
例えば、スコープ付きのスナイパーライフルをゲットし、遠距離からのスナイポでラク勝だぜ!ノ゜∀゜)ノイェイ などと思っていると、武器の劣化、あるいはスキル不足によって命中率が得られず全く当らない。 それドコロか、音で相手に気付かれてピンチに陥る、なんてコトも“多々”あるので注意が必要だ。
また、VATSで撃てる回数が、AP(アクションポイント)によって決まっており、また武器毎に1回当りの消費APが異なるので、武器によっては1発しか撃てない事もある。
1回当りの消費APは、武器の1発当りの攻撃力に比例しており、ロケランなどの大火力武器は消費APが高く、ハンドガンやライフルなどの小火力の武器は、低めに設定されている。
さらに述べるなら、ロケランなどの大火力火器は、元々から武器自体の命中率が低いため、スキルレベルを上げても結構ハズレる。 正直、VATSを使わずに、相手の足元を狙ってスプラッシュダメージ狙いで使った方が良いほど。
同じく、アサルトライフルやサブマシンガン、ガトリングガンなどのフルオート系の銃器も、やはりリコイルのためどんなに命中率が高くてもほとんど当らない事の方が多い。 フルオート系の銃器は、VATSを使わずにリコイルコントロールで当てられるFPS経験者向けの武器と言える。
VATSで最も真価を発揮するのは、エナジー系でセミオートの銃器である。 レーザーライフルやプラズマガンなど、リコイルが小さく比較的遠距離でも命中率が得られ易い武器の方が、VATSには向いているようだ。
筆者は、いかにもSF的なエナジー系の非実体弾火器はあまり使いたくなかったので、ハンドガンやハンティングライフル、アサルトライフルなどの実体弾火器を始めの頃使っており、スキルレベルもスモールガンよりで上げていたのだが、どうにも当らないので試しにエナジー系のプラズマライフルを使ってみたら、まーコレが当る当る。(笑) エナジーウェポンのスキルにはあまりポイントを割り振っていなかったのだが、少なくともアサルトライフルよりは高い命中率が得られた。 なので、最後の方はもうプラズマライフルのみで戦っていた。
また、スナイパーライフルによる遠距離のスナイポも可能は可能だが、遮蔽物や地形に邪魔される事が多いため、よっぽどのクリアショットが可能な場所と距離でない限り使わないようにしていた。
ただ、突然のエンカウントでイキナリ超接近戦を強いられた時には、やはり実体弾の方が強い。 他のFPSゲームの例に漏れる事なく、本作でも超近距離最強の武器は、やはりショットガンである。 VATSを使わなくても、1発で敵を粉砕してくれる頼もしい相棒である。
筆者は、メインでプラズマガン。 サブアームとしてスナイパーライフルとコンバットショットガンを状況に応じて使い分け、複数同時の相手に対応するためロケラン。 一撃必殺の必殺技として、ガウスライフル(注:DLC追加装備。 入手数が極めて少なく、自分で修理が出来ないのでメインアームにするにはリスクが高い)を携帯していた。
アサルトライフルとハンドガン(マグナム)も携帯していたが、あまり使った憶えは無い。
結局のトコロ、他のFPSゲームと同様に、自分が使い易いと思った武器が見つけられるかどうかが、このゲームの戦闘を制するカギである。 頼れる相棒を見つけたら、それをトコトンまで使い倒して欲しい。
……とは言え、頼れる相棒を見つけてもスキルレベルが足りずに上手く使いこなせない、というのも、良くあるハナシである。
本作は、ゲームエンジンやクエストシステムは『TESⅣ』に極めて良く似ているが、レベルアップシステムは『TESⅣ』と大きく異なる。
キャラクター作成時に基本ステータス(注:SPECIAL。 ピリオド略)にポイントを振り分けスキルを選択する。 ココまでは『TESⅣ』と同じだが、本作ではスキルの使用回数によってスキルレベルが上がり、コレに連動してキャラクターレベルが上がってステータスにポイントを振り分ける、という『TESⅣ』のレベルアップシステムとは異なり、敵を倒す、トラップを解除する、ピッキングでカギを開ける、コンピュータ端末のハッキングに成功する、クエストを完了する、などのPC行動によって得られる経験値が一定以上貯まるとキャラクターレベルが上昇し、スキルポイントを振り分けてスキルレベルを上げる、という経験値レベルアップ制が導入されており、特にクエスト完了時には大量の経験値が得られるようになっている(注:逆に、敵を倒す事によって得られる経験値は雀の涙。 ムダな戦闘は極力回避しても無問題である)ため、戦闘しなくてもクエスト完了のみでレベルアップする事も可能である。
どちらかと言うと、『TESⅣ』よりは国産のターンベースRPGに近いレベルアップシステムだが、最も近いのはTRPGである。 ゲーム性よりもストーリー性重視のTRPGでは、戦闘経験値よりもクエスト経験値が大きく設定されており、“1クエスト1レベルアップ”が基本である。 本作のレベルアップシステムは、これに近いと思う。
ちなみに、レベルが上がってもステータスは基本的に変化しない。 ステータスの数値を上げる事も可能は可能だが、特殊なアイテムの入手、もしくは“PERKS”というアビリティの取得以外では一切変化しない。
PERKSとは、レベルアップ時に1つずつ修得が可能な特殊アビリティである。 これを修得する事によって、関連するスキル、あるいはステータスを上昇させたり、特定の行動が有利になるようにする事が出来る。
このアビリティがとにかく多く、DLCを導入するとさらに追加される。
レベルによって修得可能なアビリティが順次解禁されていくが、その総数は実に90種以上(!)にもなる。
……が、どんなにがんばっても、全てのアビリティを取得する事は不可能である。 何故なら本作には、レベル上限が設定されておりレベル20、DLC導入によってレベル30が上限になっているからだ。
そのため、何をどうがんばっても、修得出来るアビリティは29種+クエストの進行状況によって自動修得できるアビリティのみで、最大修得アビリティは全アビリティの半数以下である。
なので、修得するアビリティには吟味が要求されるワケだが、正直多過ぎて選ぶのが大変である。
基本的には、スキルレベルのポイント振り分けと同じく、短所を補うよりも“長所を伸ばす”方向で修得すると良いと思う。 平均キャラは、得てして使えないキャラにしかならないのだ。
ただ、コンピュータ端末のハッキングに必要なサイエンスや、解錠に必要なロックピック、装備の修理に必要なリペア、NPCとのスピーチチャレンジに必要なスピーチ、そして隠密行動に必要なスニーキングの5つのスキルは、優先して上げておきたい。 いずれもゲームの攻略には不可欠なスキルで、これらが低い事によって行けないエリアがあったり、クエストの選択肢分岐が限られたり、最悪スキル不足でクエスト攻略不可になる事もある。
特に、スニーキングは優先して上げておくと良い。 何故なら、本作では戦闘に入っているかどうかが非常に分り難いからだ。
比較として『TESⅣ』を例に挙げると、『TESⅣ』では、コチラが相手を発見していなくても、音楽が自動的に戦闘音楽になるので戦闘状態に入ったかどうかがすぐに分る。(注:ただし、相手がどこにいるのか分からずイライラさせられる事もある。 苦労して発見した相手がカニだった日にはもう!)
しかし、本作では相手に発見されていても、“コチラが発見”していないと戦闘音楽に変わらないようになっているため、フィールドを歩いていて突然背後からワンワンに襲われる、なんてコトが非常に良くある。
なので、スニークスキルを上げておき、フィールドやダンジョンは基本ステルス移動するコトで、先制される確率を大幅に下げる事が可能になる。
「それじゃあ面白くないんじゃない?」と思うかもしれないが、やってみれば分る。 先制されたのがワンワンやヤオ・グアイだったのならまだしも、デスクローやブリーチ・ラッドスコルピオン(注:DLC追加クリーチャー)とかだった日にはもう! 難易度を下げていても、かなりの高確率で死ねる。
この5つに、プラスメインアームとなる武器の対応スキル(注:ビッグガン、エナジーウェポン、ミーリーウェポン、スモールガンのいずれか)を加えた6種のスキルを中心に伸ばす方向でポイントの振り分け&アビリティ修得を行うと良いのではないかと思う。
といったトコロで、ちょっと短いですが今週はココまで。
楽しんで頂けましたか?
ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
さて、来週はもう皆さんお気付きの通り、当ブログのレギュラー記事、通刊300号! 記念特別企画をお送りする予定です。 お楽しみにっ!
それでは皆さんまた来週。
お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
SeeYa!(・ω・)ノシ
Thanks for youre reading,
See you next week!
-Gamer's Chronicles of "HETARE" #64-
皆さんおはこんばんちわ!
asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
そう言えば、GWですね! 皆さまいかがお過ごしでしょうか?
前半は雨に祟られましたが、メインの後半は快晴に恵まれ行楽日和。 観光地などは、さぞや賑わっているコトでしょうね。(注:5日と6日は天気が崩れそうですが……(´・ω・`))
……しかし、世間はそんな五月晴れの陽光とは裏腹に暗いニュースばかり。 ウクライナ情勢は緊迫し、武力衝突。 アフガンでは土石流が発生し2500人もの犠牲者が。 NYでは地下鉄が脱線事故。 困ったモノです。
そして、困ったと言えばアニメ版『スパロウズホテル』です。(←え!?)
つい先日、待ちに待ったソフト版がようやくリリースされたんですが、……残念ながら不合格。 オススメ出来ません。
元々は、2013年にリリースされる予定でしたが、発売直前に突如発売中止。 雑誌や公式HPなどでも何の説明もないまま時は流れ、今年に入ってまたもや突然のリリース発表。 “リニューアル版”としてリリースされるとの事。(注:飽くまでも名目上のハナシ。 前記したように、昨年の発売中止以来全く音沙汰が無く、今回が初ソフト化)
アニメ版そのモノは、TV‐OAと同時にニコ動にもアップされており、これは現在でも鑑賞可能なんですが、1話のみ無料、2話以降有料で、しかも結構高い。 ので、これまで全く観れなかったんですが、今回ようやくのソフト化という事で予約して購入。 早速観てみました。 しかし……。
ナイわ~~~。つД`)゜。
1stシーズンの方は、ヴィジュアルは原作を丁寧に再現しているが、作品の特徴であるアクションがほとんど無く、あっても手抜きの紙芝居状態。 明らかに予算不足ミエミエである。(注:90年代までは、こうした予算不足を補うために1枚絵をカメラワークで観せる手法が用いられていたが、そうした予算節約技術も使われていない)
2ndシーズンでは、後に『リコーダーとランドセル』の3rdシーズン(注:コチラは既にソフト版がリリースされている)を手がける事になるいまざきいつきに監督交代。 しかし、『リコラン』と同じく予算不足、人手不足で作画が崩れる崩れる(笑)。 いまざき作画マジナイわ~~~。
また、両シーズンを通して作品の“ウリ”のである“巨乳と暗殺”があまりなく、期待していたほどではなかった。 もっと、格闘ゲームの『デッド・オア・アライブ』みたく乳揺れアニメになると思っていたのに……。
もう一つ、残念な点として今回はBDでのリリースがなく、DVDのみでのリリースになった点。 昨年の発売中止の時にはBD版も同時リリースされる予定だったが、今回はBD版無し。
元々から、僕はDVD版を買う予定だったのである意味助かったが、特典映像つきとは言えVDのみというのは、時代の流れに反していると言え、これまた予算不足がミエミエである。 残念この上ない。
ただし、CVだけは申し分なし。 塩川(兄)と古城ゆうがイメージ通りで良かった。 佐藤さんと塩川主任は、僕のイメージとは違っていたがコレはコレでアリ。 その他のキャラクターも、ほぼイメージ通りだった。
と、いうワケで、『リコラン』の3rdシーズンに続いて『スパロウズホテル』も不合格。 とても残念な結果である。
竹書房のアニメプロジェクトは\(^0^)/かもしれない。
<今週の特集>
さて、今週の特集コーナーは、僕が個人的に最近ハマったゲームをレビューする『Game Every Day』シリーズの第4回。 今回は、ベザスダの遠未来RPG『フォールアウト3』です。
またもや旧作!(笑)
いやまあ、でも結構ハマったゲームなんで。
また、今回はPC版ではなくコンシューマ版でプレイ。 なので、MODなどの紹介はありません。 あしからず。
・物語と概要 時は2077年―。
世界は、核の炎に包まれた。(←CV:銀河万丈)
21世紀初頭から始まった天然資源の争奪戦は、国家間の武力衝突にまで発展し、中国がアラスカを侵略したのをキッカケに大規模な世界大戦へと発展。 最終的に、2077年10月23日、核保有国が一斉に核ミサイルを発射。 全世界が、核の炎によって崩壊した。
しかし、それから200年後―。
人類が絶滅したワケではなかった。
21世紀中頃から、アメリカ政府はヴォルトテック社という企業と連携して、来るべき核戦争に備えて地下核シェルターの建設を開始。 核戦争勃発時、既に複数のシェルター建設が完了していたため、僅かながらココに避難した人々によって、人類は存続した。 そして、放射能が渦巻く地上を捨て、地下生活を続けた。
2277年―。
核シェルターの一つ、Vault101に生を受けた主人公は、科学者の父親と二人で慎ましい生活を送っていた。(注:母親はお産の時に死亡)
しかしある日、その最愛の父が突如失踪。 シェルターを出て地上に向かった可能性を知った主人公は、父親を捜すために自らもシェルターを出て、地上へと向かった。
そこで主人公が目にしたのは、かつては世界のリーダーとして繁栄を極めたアメリカ合衆国の中心地たるワシントンDCの変わり果てた姿と、放射能によって突然変異したミュータントや無法者が跳梁跋扈する無秩序な世界だった……!
そして主人公は、父親を捜す過程でこの荒れ果てたカオス世界を正す方法がある事を知る。 そしてその計画には、失踪した最愛の父が関わっている事を知るのだが……!?
……というのが、本作の主な内容である。
元々は、ベザスダとは何の関係もないインタープレイ社というゲームメーカーによって開発され、外伝を含む数作がリリースされたが、2004年を以ってシリーズが終焉してしまう。
しかし、『TES』シリーズの大ヒットによって業績を伸ばしたベザスダによって傘下に吸収され、2008年にリリースされたのが、件の『フォールアウト3』である。
世界観や設定はそのまま(注:シリーズ1作目の設定年代は、本作よりも100年以上前の2160年代。 2作目は、それから約60年後の2220年代。 その他、外伝タイトルがいくつかあった後、本作の設定年代である2277年に至る)に、(当時の)最新の技術で崩壊した“アフター黙示録”の世界を構築し、『TES』シリーズで培ったゲームシステムを融合させた全く新しい『フォールアウト』のナンバリングタイトル3作目。
衝撃のクライマックス。 未来の歴史が今作られる!
最初は、リリース直後から『TESⅣ』と同じくPC版でプレイしたかったのだが、やはり『TESⅣ』と同じく、PC版には日本語版がなく、日本語化MODもなかった。
当時は、『TESⅣ』を含む他のゲームにハマっていた事もあり、「とりあえず日本語化MODが一通り完成するまで待とう」と思い、そのまま放置していた。
実際、当時は日本語化MOD開発のための翻訳Wikiが既に立っており、翻訳編纂も開始されていたので待ってもいいだろうと。
トコロが、コンシューマ版が完全日本語化でリリースされたためか、それとも『TESⅣ』ほど人気が出なかったためか、とにかく日本語化Wikiの翻訳編纂が遅々として進まず、そのまま放置していたらWikiそのモノがなんと閉鎖! これとは別に立っていた攻略Wikiは現在も継続運営されているが、攻略情報の編纂が止まっている状態。
MODの開発も、あまり進んでいない様子。
なので、昨年末頃にようやくPC版でのプレイを諦め、コンシューマ版(PS3)を購入。 前回までに紹介した『OF:RR』の攻略がひと段落した事もあり、FPS熱が再燃したまま冷めやらなかったので、“FPSっぽいRPG”たる本作をプレイしてみた。 すると……!
まぁ~~これが面白い面白い!
ゲームシステムが『TESⅣ』に似ている事もあり、違和感無く遊べたというのもあるが、世界観の作り込みが非常に良く出来ており、ヴィジュアルも“アフター黙示録”というイメージを上手く表現していると思った。
また、『TESⅣ』での失敗(?)に学んだのか、キャラクターが比較的マトモな顔(笑)が多いので、『TESⅣ』のような美形キャラセーブデータも不要なほど。 『TESⅣ』と同じく、顔の造形もイジれるが、デフォルトでも比較的整った顔立ちになっているので不満は無い。
武器の種類も豊富で、しかし防具の種類が少ない……というか、『北斗の拳』風味の奇抜なのが多いので選択肢が限られる傾向にあるが、MODが必要なほどではないと思う。
結局のトコロ、『TESⅣ』でも気に入った武器や防具が見つけられれば、最後までそれ一択で愛用する事が出来るのがプレーヤーのテクニックで補えるアクションRPGの強みであり、ターンベースのRPGのような“最強装備”が必ずしも必要ではないからだ。
ただ、乗り物がないのが不満と言えば不満。
本作には、地下鉄が登場するが運行はされておらず、飽くまでもダンジョンとして機能しているのみ。 なので、歩いて通過する必要がある。(注:『TESⅣ』のインペリアル・シティの地下下水道みたいなモノ)
また、地上は核戦争のために荒れ果て、道路交通網がほとんど機能していない上、戦前まで実用化されていたクルマは、その生産技術そのモノが失われてしまっているために新たに生産するドコロか修理するコトも出来ないという設定で、そもそも地上は凄まじく荒れ果てているため、たとえクルマがあっても走行不可能な地形になっており、クルマを登場させられなかったのかもしれない。(注:あってもハマって動けなくなるコト必至)
2Kの『ボーダーランズ』では、似たような世界でクルマが登場するので出来なくはないのだろうが、何か乗り物が欲しかった。(注:MODにはあるかもね)
そうそう、『ボーダーランズ』もやりたいんスよ。 1作目は英語版のみ(注:日本語化MODがあったが、現在公開停止中だそうな)だったが、2作目は公式日本語版があるので2作目だけでもやろうかなと。
それはともかく、ストーリーも非常に良く出来ており、あの“大統領”やメインクエストのラストは特に衝撃的で、とても面白かったです。 登場人物も魅力的なキャラクターが多く、多少なりともキャラクター同士の対立は描かれているが、『TESⅣ』のメイジギルドのキャンペーンほどドロドロした人間関係ではない。(笑)
日本語化に関しても、全く以って申し分なし。 日本語音声に不安があったが、どのCVもシッカリとした演技力を持った声優が起用されているので、『OF:RR』のようなガッカリ感は全く無い。 ギャラクシーラジオ最高!(笑)
ただ、日本語音声と字幕翻訳で差異が見られるのが多少気になると言えば気になる。 微妙に言葉遣いが違ったり、時には音声と字幕が全く異なるセリフになっていたりする。
どうしても気になる方は、字幕OFFでのプレイをオススメする。
英語音声も収録して欲しかったが、本作に限っては、ある意味日本語音声が必要だったかもしれない。 演出の都合上、字幕表示機能が無効化される場面(注:特に、チュートリアルを兼ねたプロローグ部分)がいくつかあり、しかし『TESⅣ』のように“英語音声でナニ言ってるのか分らなくても重要ではないので無問題”という事が少ないので、日本語音声はあって然るべきと言えるやも知れず。
とにかく、僕が言いたいのはただ一つ!
フォークスは最高にイカしたスゲー良いヤツなのですよ!(←よりにもよってソレかい!)
……ただし、注意点が一つ。
本作は、飽くまでも“ブラックジョーク”です。
そもそも、核戦争勃発後の“アフター黙示録”という世界観自体、近年の北朝鮮の核開発問題や、2011年の3.11とそれに伴う原発問題によって、リアルに“放射能汚染の恐怖”が現実味を帯びてしまい、本作で描かれている放射能汚染に晒された“アフター黙示録”の世界観がシャレでは済まない状況が現実にあり、不快感を感じる場面も多い。
特に、“アトム教団”はその極みと言える。 放射能汚染を肯定し、“アトムの光”を人類の新たな希望と捉える宗教団体が出現する、というのは、放射能汚染が当たり前になってしまった世界ではあり得ない事ではないと言えるかもしれないのは確かだが、では実際に放射能汚染の恐怖晒されたヒロシマ/ナガサキ、スリーマイル島、チェルノブイリ、そしてフクシマの人々に「これはジョークです。」で通じるとは思えない。 ヌカ・コーラ(注:炭酸飲料。 回復アイテムの一種だが、原材料に放射性物質が含まれている)とか、核エンジン自動車(注:石油の枯渇によって実用化された核融合エンジンを搭載した電気自動車。 前記したように、作品中では稼動するクルマは1台も登場しないが、廃車が多数残っており、銃で撃つと大爆発して周囲にダメージと放射能を振りまく)なんかも、やはり不快感を禁じ得ない。
何せ、世界は水さえも放射能汚染されており、飲むドコロか河を泳ぐのも命がけなのである。(注:そのため、ワールドマップのほぼ中央を横断しているポトマック川を渡る時は、橋を通る必要がある。 『TESⅣ』のような“河を泳いでショートカット”は命がけである。 『TESⅣ』のオブリビオン界の溶岩の海だ)
さらに言うなら、グロ表現も結構キツい。
コンシューマでリリースされている公式日本語版は、メーカーの判断で肢体欠損などの暴力表現が自粛されている。 が、それは飽くまでも“人間”に限っての事。 本作には、人間以外の人間系種族も多数登場しており、突然変異した動物や巨大昆虫はもちろん、ミュータントやグールなどの人間系の種族でも、ヘッドショットで頭がポンポン吹っ飛ぶ。 さらに、設定上AIではなく人間の脳がAIの代わりに用いられているロボットも、ヘッドショットで脳ミソがポンポン飛ぶ。
暴力表現ではないが、人種差別的な表現や、奴隷制度などの表現も多数ある。(注:格差社会やエリート主義なども)
こうしたグロ表現は、コンシューマ版でもカットされずに残っている。(注:設定上、飽くまでも“人間ではない”ため。 『バイオハザード』のゾンビと同じ理屈)
もう一つ、これも設定上の問題だが、かなり“アメリカ賛歌”的な設定やセリフが多い。 フィールド上を浮遊するエンクレイブ(注:本作におけるアメリカ政府の公式な承認を受けた後継組織)のラジオロボから垂れ流される大統領の演説や、メインクエストの終盤に登場する巨大ロボなんかは、その極みと言え、不快感を感じる方もあるかと思う。
なので、未プレイの方にこれだけは言っておきます。
本作は、飽くまでも“ブラックジョーク”です。 シャレの分る方だけにプレイをオススメします。
シャレの分らない方は、“絶対に”プレイしないで下さい。
……まあ、元々“CERO‐Z”だしね。
・2277年:ワシントンD.C. 本作の舞台は、核戦争から200年が経過したアメリカのかつての首都、ワシントンDCとその北西部周辺である。
上図は、本作のイベントリー(注:Pip-Boy)で見る事が出来るワールドマップで、図右下の明るくなっている部分がワシントンDCの市街地である。
ちなみに、ベザスダの本社はDC近郊の北北西、ベザスダ市のほぼ中心部にある。(注:ゲーム中でも、その廃墟ビルが登場している)
図左上から右下に向かって流れるポトマック川を挟んだ流域が舞台になっているが、地形はかなり正確。 核戦争と地球温暖化によって、DC南東部(注:図左下)まで海が迫っているという設定になっており、核弾頭の投下などによって地形が変化している地域もあるが、基本的な地形は、道路交通網なども含めて現在のDCとその周辺地域をほぼカンペキに再現している。
下図がその証拠。 毎度おなじみの“グーグルアース”です。
ご覧のように、丁寧に再現されていると思う。
また、地上だけでなく地下も細部まで再現されており、DCの地下鉄網が再現されている。 これも、かなり正確に再現されているようだ。
特筆すべきはDC市街地で、ホワイトハウスや国会議事堂、リンカーン記念館やワシントン記念碑、アーリントン墓地、ジョージタウンなど、歴史的な建物などもほぼカンペキに再現されている。(注:ワシントンDCには、“景観保護法”という建物の建設を制限する法律があり、DC都内に建物を建てる際はたとえ個人の一軒家やコンビニでもアメリカ政府の許可が要る。 逆に言えば、許可が下りなければ、土地の所有権があっても勝手に建物を建てる事は出来ない。 よって、今から250年以上未来の世界であっても、DCの歴史的な建造物はこの法律によって存続しているだろうと予測出来、このような建物が残っていても不思議では無い。 ある意味リアルな設定と言える)
特に、メインクエストで訪れる事になるワシントン記念碑と、これに併設されているリンカーン記念館は非常に良く出来ており、リンカーン記念館の壁にあるリンカーンの大統領主任演説と奴隷解放宣言のレリーフは、その内容も含めてカンペキに再現されている。
正直スゴいと思った。
ただし、ゲーム中でも説明があるが、ワールドマップは飽くまでも対戦前のモノで、道路交通網などは基本的に役に立たない。 特に、DC市街地は戦争によって多くの建物や高架道路が倒壊し、所々道路が寸断されているエリアがあり、上記した施設には行くコト自体がかなり大変。 筆者は、ホワイトハウスになかなかたどり着けず発狂しそうになった。(笑)
まあ、ホワイトハウスは行ったとしても放射能汚染がヒドいため、マーキングするのも命がけだが。(笑)
ちなみに、筆者はワールドマップに表示されるマーキング、全151箇所(注:DLC含む)を全てマーキングした。
ただし、Vault92(だったかな?)だけは、放射能汚染がヒド過ぎるため、やはり不可能と判断。 近付いただけで死にそうになった。 RADアウェイを1000個ぐらい持ってないと、間違いなく途中で死ぬ。 どうしてもマーキングしたいなら、PC版でMODとかチートコマンド使うしかないね。
ちなみに、ジョージタウンもあるので“『エクソシスト』ステップ”(注:映画『エクソシスト』に登場した階段)が再現されてないかなぁ~?と思って探してみたが、崩壊がヒドくてドコがどれやら。(笑) 確認出来なかった。 残念!
いずれにしても、世界観の作り込みは『TES』シリーズを例に挙げるまでもなく最高レベル。 非常に良く出来ていると思った。 建物の崩壊具合も、廃墟マニア垂涎の出来だと思う。(笑)
といったトコロで、今週はココまで。
楽しんで頂けましたか?
ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
来週もお楽しみに!
それでは皆さんまた来週。
お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
SeeYa!(・ω・)ノシ
Thanks for youre reading,
See you next week!
-Gamer's Chronicles of "HETARE" #63-
皆さんおはこんばんちわ!
asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
アメリカのオバマ大統領が来日しましたね。 当日は、空港や市街地で厳戒態勢が布かれ、周辺住民に何かと不便があったやも知れず。 国賓の来日も、ある意味考えモノです。
ってゆーか、今回のオバマ大統領来日は、どちらかと言えば“カタチだけ”、ほとんど無意味というのが、大方の見方である。
実際、今回の来日のハナシが持ち上がった昨年の段階では、大統領夫人も一緒に来日する予定でしたが、年末ぐらい(だったかな?)にこれがキャンセルになり、大統領一人での単身赴任になり、“国賓”としての格が下がったため、むしろやらない方が良かったのでは? と考える専門家も多いようです。
元々、オバマ大統領と安倍首相は相性があまり良くなく、今問題になっているTTPや靖国参拝問題などの解釈に隔たりが見られ、日米の関係強化を中国やロシアに対してアピールする目的で行われた今回の大統領来日も、結果として“カタチだけ”になってしまい、むしろ逆効果になった可能性は否定出来ないようです。
つかさ、直前に行われた靖国の例大祭はナニ? 議員150人規模で集団参拝て!
だから止めろよ! 行くなよ!
信仰の自由? そんなモンが国益に優先する? そんなモンで、中国はもちろん韓国までも敵に回す?
超無意味! マジで止めて!
いい加減終わらせようよ、“戦後”。 もう70年も前のハナシなんだからさぁ。
<今週の特集>
今週は、個人的に久々に超ハマったFPSゲーム、コードマスターズの『OF:RR』レビュー、後編です。
今週も、最後までヨロシクね☆!
・キャンペーンモードについて
本作は、全10ミッションを順次攻略していくキャンペーンモードがメインだが、これに関しては特に言うコトは何も無い。 攻略そのモノも、ゲーム中にオブジェクティブが随時説明され、細かく指示されるので“ドコに行けばいいのかワカンネー”、あるいは“何をすればいいのかワカンネー”状態に陥る事はまずないと思う。
ただ、オールゴールドを達成しようとするとかなり大変で、シルバー達成条件である“オブジェクティブ達成率100%”は、結構難しい。 正直、クリアタイムの方がカンタン。
特に、先にも記したようにミッション1は、チュートリアルも兼ねたオブジェクティブがかなり細かく示されるので、これら全てを完遂しようとするとかなり大変である。 オブジェクティブを随時確認し、取りこぼしのないようにしたい。
ちなみに、筆者が最後までゴールドを獲得出来なかったのが、ミッション1だった。 オールゴールドの最初で最後の難関こそ、ミッション1なのである。
また、ストーリー的な事を言えば、全ミッションを通しての最難関となるミッション5で“敵が代わる”のは、意外だったが面白い演出だと思った。
……まあ、同時に「またPLAかよ!?」とも思ったが。(笑)
せっかく作ったモデリングだしね。 使い回さないと。(笑)
しかし結局のトコロ、それだけ中国っていう国が、アメリカにとって大きな脅威になっているという事なんだと思う。
実際、本作のリリース当時はまだだったが、リリース直後にサダム・フセインが。 その直後には、本作にも語られているウサマ・ビンラディンがそれぞれ暗殺に成功し、アメリカにとっての対テロ戦争は、ゲームの設定年代である2013年でリアルでも、一応の決着を見た。(注:その意味では、本作はある意味正確にリアルを“予言”したと言える)
が、その代わりに現在の驚異になっているのが、中国である。
尖閣諸島問題に端を発する、現在の中国の圧力外交政策は、当事者である日本だけでなく、アメリカにとっても驚異である。
中国は、2008年の北京オリンピック開催によって大量の外貨獲得に成功し、直後のリーマンショックやヨーロッパ諸国の経済的混乱によって経済状態が悪化した西側諸国を尻目に、急速に経済発展した。 元々から民族意識の高い国民性も、これに拍車をかけた。(注:オープニングトークで述べた通り、日本が無神経に中国人民の国民感情を逆撫でするような事を繰り返しているのも、その原因の一つ)
これにより、中国は現在のようになったワケだが、本作ではこれをより強調し、中国の“勝手口”にまで接近したアメリカ軍に憂慮したためにPLAを派兵。 東トルキスタン勢力(ETA)をようやく妥当し、疲弊したアメリカ軍に追い討ちをかける事で、あわよくばタジキスタンそのモノを中国の領土にしてしまおうという、言わば漁夫の利を得ようとしたワケだ。
スゴくリアルな設定になっていると思う。
実際には、前記したようにココまで米中が緊迫する前にアメリカにとっての対テロ戦争が一応の決着を見たので、本作で描かれているような米中間の本格的な武力衝突は回避出来たワケだが、実際に起こっていたかもしれない出来事のシュミレーションとしては、この上なく“リアル”だと思う。
ちなみに、本作の主人公はアメリカ軍ですが、開発/リリースしたCodemasters社は、イギリスに本拠地を置くゲームスタジオです。(←ダレが外国人!?Σ(゜Д゜;))
・FTEについて
ゲームには、全10ミッションを順次攻略していくキャンペーンモードの他に、1ミッションのみを自由に選んで遊べるFTEモードがある。
前作『OF:DR』にもあったゲームモードだが、今回は4種類のルールで各2種、合計8ミッションのFTE(注:DLCで追加可能。 最大16ミッション)が用意されている。
メダル獲得条件は、それぞれのミッション毎に設定されているスコアを獲得する事になっており、単純に倒した敵の数になっていない事があるので注意。 中には、全く敵を倒さなくてもゴールドを獲得出来るミッションもある。
ミッションの目的をしっかりと理解し、それに即した行動を取れば、自ずからゴールドは達成出来る。
“ラストスタンド”は、孤立した拠点に押し寄せる敵を倒し、拠点の占領を防ぐのが目的のディフェンドミッションである。
各ステージ毎に4回に分けて波状攻撃を仕掛けてくる敵を倒し続けるだけなのだが、これがとにかく大変。 NPCがおバカさんばかりなので、とにかく素早く、出来る限り早く敵を見つけて、出来る限り早く倒し続ける以外に攻略法がない。
もちろん、ウェーブの合間には必ず弾薬を補給し、弾切れにならないように注意。
ただし、プレーヤーを含めた小隊が全滅する、指定されたエリア内に敵が侵入するなどするとミッション失敗になるので注意。
また、ウェーブはステージ4の4thウェーブまであるが、ゴールドを目指すのであれば、そこまでやる必要は無い。 最低限、ステージ3の4thウェーブまで攻略して脱出すれば、ゴールド獲得は可能である。 途中に何度か出現するヘリ(注:敵部隊を輸送するヘリとは別。 ターゲットマーカーが示されるので、それを頼りにすると良い)を確実に落とすのをお忘れなく。
“CASR”は、墜落した味方のヘリのパイロット2人を探して救出するという、いわゆるサーチ・アンド・レスキュー。
マップ内に配置されている敵は少なく、パイロットがいるエリアには発炎筒のスモークが上がっているので、これを頼りに捜せば、パイロットはすぐに見つかる。
が、パイロットを見つけると、マップ内に敵が再エントリーし、しかもこの数が発見前とは比べ物にならないほどマジッパない。 パイロットも戦ってくれるが、本作のAIはおバカさんなので、フツーに戦うとまず間違いなく返り討ちに遭い、最悪パイロット死亡でミッション失敗になる。
しかし、このミッションの目的は飽くまでも“救出”なので、2人のパイロットを救出さえすれば、ゴールド獲得は可能である。
そこで、パイロットを発見するまでは、ラストスタンドと同様に敵を一人残らず倒しながら進み、パイロットの下まで進む。 パイロットを発見したら、救出ポイントのスモークまで移動するのだが、真っ直ぐスモークに向かって進むのではなく、再エントリーした敵を避けるように遠回りし、可能な限り戦闘を避ける方向で移動。 スモークまで移動したら、降下するヘリにさっさと乗る、という方法を取れば、パイロットを一人も死なせる事なくミッションコンプリートが可能。 ゴールドも獲得出来る。(注:実際にやった。 でもって出来た)
極端なハナシ、このFTEは敵を全く倒さなくても、ゴールドは獲得出来るのではないかと思う。(注:ただし、セカンダリーオブジェクティブとして示されるヘリの破壊は必須。 C4だけでなく、手榴弾でも破壊出来るので必ずやっておこう)
“ローリングサンダー”は、キャンペーンにもあった車両部隊の護衛が目的。 目的地までの道のりを進行する車両部隊の隊列を、道程周辺にアンブッシュしている敵から守り切るというオブジェクティブ。
……しかし、コンシューマ版ではそうでもないようだが、PC版にはバグが残っているらしく、本来は攻撃されて隊列が止まっても、車両を修理すれば動き始めるハズなのだが、筆者がプレイしたのでは修理が完了しても隊列が止まったまま動いてくれず、また任意に止める事も出来ない(注:試しに、プレーヤーが運転出来る車両を道路に横向きに停めて隊列を止めてみたが、車両をどけてもやはり停止したまま動かなくなった)ため攻略不可能と判断。 ゴールド獲得も断念しました。つД`)゜。
どうしてなのか未だに原因不明。 バグ以外には考えられない。
“コンバットスイープ”は、マップ内にエントリーしている敵の殲滅が目的。 いわゆる“サーチ・アンド・デストロイ”である。
マップ内の敵は、基本的に建物内に隠れているので建物の中まで探す必要があるが、常に上空に味方のヘリが待機しており、時折り敵の位置を教えてくれるので、“ドコに行けばいいのかワカンネー状態”に陥る事は少ない。
ただし、セカンダリーとして示される“備蓄兵器の破壊”は、ヘリは全く位置を教えてくれないので自分で探すしかない。
また、敵が隠れている場所や、備蓄兵器の位置は、ミッションスタート時にランダムで変化し、固定では無いので注意が必要である。(注:備蓄兵器の数は固定。 全部で3つ)
とはいえ、ともかく敵を全て倒し、備蓄兵器も全て破壊すれば、ある程度の時間制限はあるモノの、ゴールド獲得はそう難しくは無い。
市街地内を、敵の影に注意しながら移動する様はまさに“市街戦”! 筆者的には、FTEで一番スキなミッションである。
・その他の要素について
本作は、PC版だけでなく箱360とPS3のコンシューマ版もリリースされているが、プラットフォームに関係なく、いずれも日本語音声/日本語字幕の完全日本語版である。 これは、前作『OF:DR』と同じである。
……が、多くのサイトやブログのレビューにある通り、本作の日本語版は前作ほどの出来では無い。 日本語版の声優陣は、かなりの大根役者揃いである。
なので、正直聴くに耐えないので、英語音声でのプレイをオススメする。
前作『OF:DR』では、戦闘中にHQから無線が入り、次のオブジェクティブが指示される事が多く、英語音声だと日本語の字幕を読んでいるヒマがないためオブジェクティブ更新のタイミングを外す事が多かったが、本作では最初のブリーフィングムービーで大まかな作戦内容が説明され、加えてミッション中も移動などで車両に乗っている時にオブジェクティブが随時説明されるので、英語音声でも前作ほどオブジェクティブを見落とす事が少なく、英語音声でも問題なくプレイ出来ると思う。
ただし、コンシューマ版では箱360は英語音声そのモノが収録されていないので、英語音声に出来ない。(注:PS3版は、BDの大容量のおかげで英語音声も収録されており、ゲーム内で英語音声を選べる。 ムービーも全て英語音声に出来るそうだ)
PC版は、前作にもあった裏ワザ(注:後述)でミッション中の音声を英語音声にする事が出来る。 が、オープニング、及びミッションスタート時のブリーフィングのムービーは、音声がムービーそのモノに埋め込みの関係上、英語音声のムービーが収録されていないので、ムービーだけは日本語音声になってしまう。
……が、方法はある。 以下に、その手順を説明する。
まず、公式に販売されているPC版の完全日本語パッケージ版を購入し、これをフツーにインストールする。
次に、インストールしたルートフォルダ内のConfigフォルダ(注:デフォルトでは<C:/Program Files(x86)/Codemasters/Operation Flashpoint Red River/Config>)内に、“English”という新規フォルダを作成。 テキストエディターで以下の内容を記述し、“config_sku.dat”というファイル名で、このフォルダ内に保存する。(注:gooブログの仕様のため、下記は全角で記述していますが、これを“半角に変換”して下さい)
<?xml version=”1.0” encoding=”utf-8”?>
<!-- This is the configuration file for SKU-specific overrides -->
<config>
<configset name = ”localisation”>
<property name = ”numberOfLanguages” value = ”5” />
<property name = ”language0” value = ”en” />
<property name = ”language1” value = ”fr” />
<property name = ”language2” value = ”it” />
<property name = ”language3” value = ”de” />
<property name = ”language4” value = ”es” />
<property name = ”numberOfAudioLanguages” value = ”5” />
<property name = ”audioLanguage0” value = ”en” />
<property name = ”audioLanguage1” value = ”fr” />
<property name = ”audioLanguage2” value = ”it” />
<property name = ”audioLanguage3” value = ”de” />
<property name = ”audioLanguage4” value = ”es” />
<property name = ”defaultLanguage” value = ”en” />
</configset>
<configset name = ”contentRestrictions”>
<property name = ”minimumAgeForMultiplayer” value = ”15” />
</configset>
</config>
これで、ミッション中の音声を英語音声にするコトが出来る。(注:PC版には、ムービー以外の音声に限り、日本語音声と英語音声が同時収録されている。 前作『OF:DR』では、オープニングムービーに音声が無かったため、これだけで英語音声/日本語字幕でプレイ可能だった。 ただし、『OF:DR』とはdatファイルを保存するフォルダが違うので注意。 『OF:DR』では、“data”というフォルダ内のconfigファイルで、書式が上記と微妙に異なる)
Configフォルダ内に、“Japanese”というフォルダがあり、この中にもほぼ同じ内容が記述されたdatファイルがデフォルトで入っているが、こちらをイジっても英語音声にはならないので、かならず“English”のフォルダを作成し、datファイルを新規作成する必要がある。
ただし、パッケージ版には英語音声のムービーが収録されていないので、これだけではムービーもは英語音声にならない。
そこで、Steamで本作の完全英語版を購入する。(注:SteamでDL購入したゲームは、全て<C:/Program Files(x86)/Steam>のフォルダ内にインストールされるため、パッケージ版と共存出来る。 ただし、その分HDDを圧迫するので、HDDの空き容量に注意)
そして、ムービーファイル(注:デフォルトでは、<C:/Program Files(x86)/Steam/steamapps/common/Operation Flashpoint Red River/data/media/ui/videos/mission>)を全てコピーし、パッケージ版の同じフォルダ内のムービーファイルを上書きする。(注:日本語に戻せなくなるので、予めパッケージ版の方のムービーファイルをバックアップしておくと良い)
これで、ムービーも、ミッション中も、全て英語音声/日本語字幕で本作をプレイ出来るようになる。
ちなみに、Steamの完全英語版の方を日本語字幕にする事は出来ない。 datファイルを作成しても、ゲームに日本語字幕のデータが入っていないため、字幕ドコロかインターフェースの文字という文字が全て“?????”になってしまい、プレイ出来なくなる。
上記の方法は、とある個人ブログサイトを参照したが、現在はそのブログサイトそのモノが閉鎖されたのか、ググっても見つかりませんでした。つД`)゜。
間違ってたらすみません。
ちなみにちなみに、前作『OF:DR』のパッケージ版の英語音声化、及びSteam版の日本語字幕化の詳しい方法は、オンリーWikiサイトで解説されています。
前作『OF:DR』には、インストールしたルートフォルダ内に“Mission Editor”というフォルダがあり、この中に入っている“MissionEditor.exe”を起動する事で、シングルミッション(FTE)はもちろんの事、複数のミッションが連続するキャンペーンも自作する事が出来た。
作成したカスタムミッションは、ミッションファイルをインターネットで公開する事が出来、これをDLしてプレイする事も可能である。(注:詳しい導入方法は、上記したオンリーWikiサイトを参照して下さい)
筆者もいくつかやってみたが、キャンペーンやFTE、公式DLCとは一味も二味も違う高難易度のミッションが目白押しである。
また、カスタムマップも作成可能で、同じカスタムマップを導入していれば、オンラインマルチでプレイする事も可能である。(注:『L4D』シリーズみたいなモンだ)
……が、前作で好評だったこの機能は、本作には収録されていない。 シングルもマルチも、ヴァニラ、及びDLCのマップとミッションでしか遊べない。
とても残念! 中には理不尽なモノもあったが、前作ではかなり遊べた機能だったのに!
また、そのオンラインマルチだが、『CS:S』のようにプレーヤー同士の対戦は出来ない。 キャンペーン、もしくはFTEの全てのミッションがオンラインマルチでプレイ可能だが、全て『L4D』のようなCoopオンリー。 4人のプレーヤーが、それぞれブラボーチームのメンバーの誰かになってミッションを遂行する、という内容になっている。
前作でもこれは同じだったが、とても残念。 対戦も出来るようにして欲しかった。
特に、本作は前作よりも遊び易くなった事で、対戦も『CS:S』並にやり易くなったハズである。
もっとも、本作のオンラインマルチにはマッチングサーバにバグがあるらしく、開設済みのロビーがヒットしなかったり、フレンドさえもJoin出来なかったりする事が多く、今では常設稼動しているロビーは皆無のようだ。
実際、筆者も何度かマッチングを試みたが、一度だけ海外のロビーが1件だけヒット(注:しかし入れなかった)した事があったが、その時1回きりで、それ以外は何度検索してもヒット0件だった。
そのため、本作は“シングルプレイ専用”と割り切って遊ぶしかなさそうだ。
……とまあ、色々と批判も多い『OF:RR』だが、筆者的には久々のヒット。 近年のFPSでは、総プレイタイムが60時間を超えるほど、最もハマったタイトルである。
グラフィックも良くなったし、何より前作『OF:DR』よりも遊び易くなった事で、ある程度難易度が下がった感はあるが、その分ストーリーに集中出来るし、複雑過ぎないので初心者でもとっつき易くなったと思う。 オススメです!
本作、『OF:RR』をプレイして、アナタも世界の中心でOORAH!!と叫んでみてはいかがでしょうか?
といったトコロで、今週はココまで。
楽しんで頂けましたか?
ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
来週もお楽しみに!
それでは皆さんまた来週。
お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
SeeYa!(・ω・)ノシ
Thanks for youre reading,
See you next week!
-Gamer's Chronicles of "HETARE" #62-
皆さんおはこんばんちわ!
asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
大変なコトが起こりました。
韓国の沖合いを航行する韓国船籍の旅客船、セウォル号が座礁、沈没。 19日現在までに、173人が救出されましたが、29人の死亡が確認され、船内には未だに安否不明のままの乗員乗客、合わせて273人が取り残されているモノと見られています。
韓国当局によると、過失致死などの疑いで船長ら3人を逮捕、起訴するとの事ですが、なんか多いッスね、海の事故。 確か去年も、ヨーロッパかどっかで客船の座礁事故があったと思うけど、結局はヒューマンエラー。 人為的事故。
しかもこの船長、事故の際に乗客らに動かないように指示し、自分たちはさっさと逃げたらしい。
船長は、船と運命を共にするのが慣わし。 乗客の命を預かっている責任を自覚し、キッチリと責任を取っていただきたいです。 そうでなければ、亡くなられた方々も浮かばれません。
亡くなられた方々とそのご遺族に、心からのお悔やみを申し上げます。
<今週の特集>
今週は、個人的に久々に超ハマったFPSゲーム、コードマスターズの『Operation Flashpoint:Red River』(注:以下『OF:RR』)をレビューします。
今さら感がかなり強いですが、このゲームには自分でも驚くほどハマったので、ネタにしないワケにはいかないのです。
今週も、最後までお付き合い頂けたら幸いです。
・Story
時は2013年―。
中東、タジキスタン。
1980年代に始まったアフガニスタン紛争。 そして、これを引き金にして始まった、いわゆるイスラム原理主義過激派によるテロリズム。 これに対抗するため、アメリカは中東諸国に軍を派遣。 その治安維持活動は、現在も続いている。(注:ココまでは、ゲームのオープニングムービーにある説明の通り、リアルで実際に起こった出来事。 これより以下が、ゲームだけのフィクション)
しかし、2012年のロンドンオリンピックで中国人選手がテロに遭い死亡。 これをキッカケにして、中国と国境を接するタジキスタンに潜伏する東トルキスタン勢力と中国軍が対立。
この対立を鎮圧するため、アメリカは中国に代わってテロリスト殲滅作戦と開始した。
プレーヤーは、この鎮圧作戦に配属されたウィリアム・カービー軍曹となり、小隊長として戦場に送り込まれるのだった。
……というのが、主な内容である。
この前作に当る『Operation Flashpoint:Dragon Rising』(注:以下『OF:DR』)をヒットさせたコードマスターズが、同一路線を継承して開発した超リアル指向FPSゲーム。 それが、この『OF:RR』なのである。
・前作との相違点
さて、まずは前作『OF:DR』との相違点についてだが、ゲームエンジンそのモノに大きな変更点はなく、操作系統も前作をほぼそのまま継承している。
元々、このシリーズはコードマスターズが下請けに外注して開発されたのが始まりで、しかしシリーズ展開の際に下請け企業ともめたのか後が続かず、この下請け企業は独自にシリーズを展開。 ゲームエンジンをほぼそのまま転用した『ARMA』シリーズという、『OF』とは異なるリアル指向FPSゲームを開発している。
コードマスターズは、長い間を置いてゲームエンジンを独自に新規開発し、それまでとは全く異なるタイトルとしてリリースしたのが、前作の『OF:DR』である。
前作『OF:DR』では、物語りの設定がスキラ島という島になっていたため、島以外の周囲は海だったが、今回の『OF:RR』ではタジキスタンというユーラシア大陸のほぼ中央に位置する内陸の国に設定された事で、周囲は海ではなく山に囲まれている。
この遠景グラフィックがとにかくスゴい!
TESⅣのLODも素晴らしかったが、『OF:RR』のそれは、テクスチャーの解像度が極めて高精度で、しかも表示範囲もかなり広い。
グラフィック性能は、現在においても最高レベルにあると言えるのではないだろうか?
ただ、これはバグなのかもしれないが、銃器のテクスチャーに甘さが見られるのが残念である。
PCが持っている銃器はそうでもないが、NPCが持っている銃器のテクスチャーの解像度が低く、いかにもゲームっぽい。 HL1時代よりヒドいかもしれない。
また、タジキスタンは中央アジアの乾燥地帯なので仕方がないと言えば仕方がないのだが、樹木が前作よりも遥かに少なく、非常に殺風景である。 前作のように、林の中を木々に隠れながら移動するような場面が少ないので、ちょっと物足りないカンジはある。
が、その代わりに建物が多くなり、一部ではあるがインドア戦もある。 前作では建物がほとんど無く、あっても中に入れない、あるいは小さくてインドアとは呼べない感があったので、この点は評価したい。 建物の密集するエリアでは、さながら市街戦の様相を呈する場面もある。
グラフィックに関してもう一つ付け加えるとしたら、HDRである。 どちらかというと、SourceエンジンよりはUT3エンジンに近い印象を受ける。 『America’s Army3』に近いかもしれない。
何かしらの共通点があるのかしらん?(´・ω・`)??
ゲームシステム上で大きく変更されたのは、部隊指示と砲撃指示である。 どちらも大幅に簡略化され、指示内容が大雑把になった感はあるが、簡潔になった分遊び易くなった。
前作では、部隊指示も砲撃指示もかなり事細かに指示しなければならなかったが、本作では2段階程度のコマンドで指示するだけで良くなり、難しく考える必要がなくなったので操作がラクになった。
これにより、前作ほど綿密に指示を考える必要がなくなり、テキトーに指示しても結構攻略出来てしまうようになり、分り易く遊び易くなったと思う。
一部には、「リアリティに欠ける」という評価もあるようだが、個人的には、メンドーな指示が必要なくなったのでゲームとしての遊び易さは格段に向上したと考える。
もう一つ、大きな変更点として、ステータスと兵装選択が追加された点が挙げられる。
ステータス(コアスキル)とは、RPGのステータス振り分けと同じく、ポイントを振り分ける事によって銃の命中精度や走る速度、リロード時間などが向上する、いわゆるレベルアップシステムである。
ゲーム中の各ミッションで、示されたオブジェクティブの達成率、及びクリアタイムによって3段階のメダルが獲得出来る。 そして、メダル1つにつき1点のポイントが与えられ、これを自由に割り振ってレベルアップが可能になる。
特に重要なのは、“アサルトライフル操作”と“アサルトライフル訓練”(注:左図参照)で、どちらもM16系のアサルトライフルの命中精度に大きく関係する。
前作と同様、本作もとにかく弾が当りにくく、ヘッドショットは100mのディスタンスが限界。 200mも離れると当る事の方が不思議なぐらいだが、この2つのステータスを最大まで上げると、300mのディスタンスでも一発ヘッドショットが可能になる。 正直、スナイパーライフルよりも当り易くなる。
ただし、飽くまでもM16/M4系のアサルトライフルに限定されたスキルのため、これら以外の銃器の命中精度は、どのステータスにポイントを振り分けても全く変化しない。
ちなみに、メダルの獲得方法だが、どんな内容であっても良いので、とりあえず“ミッションクリア”をすればブロンズメダル。
上記に加え、示された全てのオブジェクティブを100%達成すればシルバー。
さらに上記に加え、ミッション毎に設定されている基準クリアタイム(注:ゲーム中には示されない。 飽くまでも隠し目標)を下回ると、ゴールドが獲得出来る。
1つのミッションにつき、メダルは最大で3つ。 全10ミッションなので、キャンペーンモードでは最大30個のメダルが獲得出来、これとは別にFTE(シングルミッション)でも3×8の合計24個が獲得出来る。
すなわち、全部で最大54個のメダルが獲得出来るが、ステータスは6種×10段階の60点なので、6点足りねーじゃねーか!と思うかもしれないが、FTE用のDLCマップ(有料)があり、これを追加する事でさらに8つのミッションが遊べるようになり、メダル数は最大で78個となる。
……が、あっしはDLCを導入してません。
ってゆーか出来なかった。
本作のDLCは、前作のようなコード入力ではなく、WindowsLiveから買うようになった(注:恐らく、前作のDLCのDLコードがネットで公開され、無料でDL出来るようになっていたため、この対策としてWindowsLiveを利用したのだろうが、……何故よりにもよってWindowsLive? あれ使い難いだけだからやめてほしい。 SteamかOriginにしよーぜコードマスターズ!)のだが、ナゼかクレジットカードの認証が取れず、MSポイントが買えなかったのでDLC導入出来ず。 未だに原因不明。
なので、結果的に上図のような最終ステータスになったが、実際のトコロはこれで十分。 上記した通り、“アサルトライフル操作”と“アサルトライフル訓練”を優先して上げていけば、キャンペーンのオールゴールド達成は可能である。
ただし、注意しなければならないのはシルバーの獲得条件である“オブジェクティブ達成率100%”。 これには、移動や部隊指示などの細かいオブジェクティブも含まれており、特定の場面で特定の行動をしないと、ミッションクリアでも達成出来ないモノがほとんどである。
特に、ミッション1はその最たる例で、チュートリアルを兼ねたオブジェクティブも完遂する必要があるため、オブジェクティブを随時確認しながらでないと、意図せずにオブジェクティブ未達成になってしまう事がある。 注意して欲しい。
ゴールドの獲得条件であるクリアタイムは、ゲーム中では隠しオブジェクティブになっており全くの不明だが、あまり気にする必要はない。
ミッション毎に、30分から60分の基準クリアタイムが設定されているようだが、何度かやっていれば自然と達成出来る程度の時間になっているので、シルバー獲得よりも遥かにラク。
FTEに関しては後述します。
もう一つの兵装選択も、前作にはなかった要素である。
前作『OF:DR』では、ミッション前に兵装の確認は行えたが、選択する事は出来ず、ミッションスタート時の装備は、支給されたモノ以外選ぶ事が出来なかった。 そのため、スナイパーライフルが欲しかったら、ミッション中に倒した人民解放軍の装備を拝借して現地調達するしかなかった。(注:そのため、M16やM4よりも、人民解放軍の装備の方が使い勝手が良く、筆者はミッション開始早々にさっさと装備を変更するようにしていた)
が、今回の『OF:RR』では、ミッション中に倒した敵の数や、オブジェクティブの達成率などに応じて得られる経験値によって、先ほどのステータスとは別に“兵種レベル”が上がり、このレベルに応じて装備が解除され、ミッションスタート時の兵装を選べるようになった。
これも、待ってましたの新要素である。 もう、使いたい装備が使えなくてイライラする事はない。(笑)
ただ、この新要素のためか、携帯出来る装備が大幅に減らされた。
前作では、ハンドガン、ライフル、スナイパーライフル、バズーカ、投げモノを同時に携帯出来たが、本作ではメインアーム、サブアーム、投げモノ2種しか携帯出来ず、スナイパーライフルやバズーカが必要な時には、メインアームかサブアームのどちらかを捨てて持ち返る必要がある。
ただまあ、バズーカはともかく、スナイパーライフルは最終的に必要なくなる。 先ほど述べたように、ステータスを最大まで上げれば、M16/M4系の方がスナイパーライフルよりも命中精度が高くなる上、ミッション中に弾薬を補給出来るポイントも前作より大幅に増えたので、好みの兵装が決まれば最初から最後までその1種で通す事も可能になっている。
また、4種類の兵種毎に選べる装備が異なり、またレベルもそれぞれ個別に設定されているため、全ての兵装を解除するためには、4種の兵種毎に最低1回はキャンペーンを攻略する必要がある。
兵装とは別に、“B‐MOD”という兵種毎の特殊スキルがあり、これもレベルによって解除され、選ぶ事が出来るが、これはお好みで良いと思う。 自分のプレイスタイルに合ったモノを選ぼう。
ちなみに、兵種レベルを上げるのに必要な経験値だが、これは敵を倒した数やオブジェクティブ達成率が大きく関係し、全10ミッションをオールゴールドでクリアすれば、レベル上限になるようになっているようだ。
また、一度獲得した経験値は何度プレイしても再度獲得する事は出来ないようなので、オールゴールドを目指した方が早いと思う。
演出上の相違点として、“乗れる乗り物が極端に減った”という点が挙げられると思う。
前作『OF:DR』では、ハンヴィー(兵員輸送車)はもちろん、装甲車や戦車、果てはヘリまで操縦する事が出来たが、本作では演出の都合でヘリで移動したり、戦車や装甲車が登場したりするが、これらに乗って操縦する事は出来ない。
ハンヴィーも、ミッションによっては目的地への移動のために乗るが、自動的に進行する事がほとんど(注:左図参照)で、本作における乗り物は、飽くまでも“演出の一部”に止まっている。 プレーヤーが自分で運転出来るのは、極限られたミッションだけだ。
ネットのレビューを見ると、この点に大きなマイナス点を付けているユーザーが多いようだが、確かにその通りである。 FPSゲーマーであれば、こうした兵器が登場するなら乗って操縦したくなるだろう。 HL2でも、サンドバギーやボートに乗れたし、Q4でも戦車や二足歩行ロボットに乗れた。 UT3に至っては、ホバーボードや固定砲台、果てはトライポッドにまで乗れた。 こうした兵器を乗り回すなんて、リアルでは絶対に出来ない事なのでやってみたいと思うのが人情(?)である。
しかし、“リアリティ”という意味においては、これはこの上なく“リアル”である。 プレーヤーは、飽くまでも歩兵であり、ハンヴィーはともかく、装甲車や戦車にを操縦するなんてコトはあり得ない。 そもそも操縦方法を習わないので操縦出来ない。 ヘリなどもっての他である。
もちろん、「ゲームなんだから」と思うのも納得出来る。 ゲームなのだから、ゲームでしか出来ない事をやりたいと思うのはフツーである。 TESⅣの盗賊ギルドやダークブラザーフッドのキャンペーンなんかは、その最たる例である。
ゲームだからこその自由度とリアリティ。
ゲーム性とリアリティの両立という意味では、こうした乗り物は特に扱いの難しい要素かもしれない。
いずれにせよ、筆者は前作でも他のゲームでも、乗り物は基本的にニガテだったので特に不満は無いッス。(^ ^;)
もう一つの演出上の相違点として、本作では“BGM”が付いた点が挙げられる。
前作『OF:DR』では、音楽がほとんど皆無で、ミッション中はもちろんの事、オープニングムービーでもほとんど音楽が聴かれない。 唯一“音楽”が聴かれるのは、メインタイトルだけである。
が、本作ではこの点が大幅に改善(?)され、オープニングムービーはもちろん、ミッション前のブリーフィングムービー、さらにはミッション中の移動シーンにも、BGMが大量に聴かれるようになった。 しかも、そのほとんどの楽曲が、00年代を中心にしたロックやメタル、ヒップホップなど、聞き覚えのあるお馴染みのタイアップ曲ばかり。 中には、映画『ワイルドスピード』や『ディアデビル』のサントラにも収録されている楽曲もあるし、70年代、80年代の懐かしい楽曲もある。
某『GT』シリーズとは異なり、選曲センスはかなり良い。 個人的に、この点は強く評価したいと思う。
といったトコロで、今週はココまで。
楽しんで頂けましたか?
ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
来週もお楽しみに!
それでは皆さんまた来週。
お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
SeeYa!(・ω・)ノシ
Thanks for youre reading,
See you next week!