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週刊! 朝水日記

-weekly! asami's diary-

323.マイナーなモータースポーツに花束を④:NHRA#4

2014年10月26日 | フリートーク

-Free Talk #56-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 今週は、特に書く事も無いのでオープニングトーク無しでとっとと行きます。
 ……あ。
 当ブログは、移転のため10月いっぱいで一旦終了する予定でしたが、キリが良くないのでもう1週だけ続けますのでアシカラズ。



<今週の特集>

 今週の特集コーナーは、日本ではほとんど知られていないマイナーなモータースポーツにスポットを当てるシリーズの第4弾。 の、続き。
 アメリカで国民的人気を誇る世界最短、世界最速のモータースポーツ、“NHRA ”を紹介します。(注:画像は静止画で、動画埋め込みではありません)


・PSクラス

Blog1234  1970年。 既に設立されていたFCクラスよりも市販車に近いプロドラッグクラスとして設立されたのが、このプロ・ストック(PS)クラスである。
 FCクラスと同じく、フロントミッドシップのFRドライブトレインで、タイヤサイズなどもFCクラス、TFクラスとほぼ同じ。
 しかし、エンジンは大きく異なり、8.2リッターのOHV、スーチャー過給のV8エンジンで、最高出力は1500psと、TF/FCクラスに搭載されている10000psエンジンと比較してかなりの低出力と言える。
 また、シート位置がオフセット(注:左ハンドル)されており、その分FCクラスよりも車高が低く、市販車に近いシルエットになっている。(注:FCクラスは、センターシートのためドライブシャフトがドライバーシートの真下を通っている。 このため、FCクラスは必然的に車高が高い)
 さらに、TF/FCクラスにはない5速シフトがあり、シフトチェンジを必要とする。
 もう一つ、ボディカウルが一体成型ではなく、分割成型になっている点も、FCクラスと大きく異なる点である。
 またそのボディであるが、“市販車ベース”とは言っても、フロントマスクにかろうじて市販車の特徴が残っている程度で、それ以外はどの車種もほぼ共通デザインというのは、FCクラスと同じである。
 ただし、シボレーのカマロや、フォードのマスタング、ダッヂのSRT8などがベースで、市販車の方がモデルチェンジすると、それに合わせてPSクラスもモデルチェンジする事が多く、ほぼ毎年のように新型車がお披露目される点が、FCクラスと異なる。(注:FCクラスは、モデルチェンジする事が滅多にない)
 最高速は、210m/h程度。 平均ラップは、6秒台後半~7秒未満。 TF/FCクラスと比較するとかなり遅いように感じるが、クルマとしての構造が市販車に近いため、多くのアマチュアレーサーがPSクラスのマシンを手本にしてチューンした市販車ベースのドラッグレースカーを製作している。
 その意味では、“最も市販車に近いドラッグレースカー”と言えるだろう。


・見所:KBRの躍進

 近年、PSクラスの中心的存在になっているのが、ケン・ブラック・レーシング(KBR)である。
 元ドラッグレーサーのケン・ブラックがオーナーを務めるチームで、今世紀に入ってからは、アメリカ国内最大手のカー用品の全国チェーン、サミット(注:日本でいうトコロのオートバックス。 ただし、オートバックスとは異なり、カスタムパーツだけでなく、新品のエンジンやミッションなども取り扱っている)をメインスポンサーに迎え、特にその活躍が目覚しい。

Blog1235  2003年から2005年には、グレッグ・アンダーソン(上図右)が3連覇を達成し、2006年にはチームメイトのジェイソン・ライン(上図左)が初制覇を達成。
 また、2010年と2011年には、アンダーソンとラインの2人でチャンピオンシップを争い、それぞれ4回目と2回目のチャンピオンシップを獲得している。
 勝利回数も、アンダーソンは歴代3位の記録になる74勝を達成しており、ラインも30勝で歴代ベスト10入りしている。
 しかし、2012年と2013年のシーズンは調子を落とし、成績が低迷した。
Blog1236  さらに、2013年のシーズン終了後、アンダーソンは不整脈の診断を受け、オフシーズン中にペースメーカーの移植手術を受けている。(注:左図は、入院中のアンダーソン)
 そのため、アンダーソンは今年2014年シーズンの前半、約4分の1を病気治療のため欠場した。
 この間、ラインの活躍が期待されたが、後述するライバルの好調に押され、成績が上がらないレースが続いた。
 春になって、ようやくアンダーソンが復帰。 クルーは、ペースメーカーを移植したアンダーソンのために、胸に負担がかからないようにするため、グラスファイバー製の特製のチェストプレートをプレゼントした。
 とは言え、復帰後のアンダーソンは、病み上がりとは思えないような目覚しい快進撃を続け、これに触発されたラインも奮起し、現在のシリーズポイントランキングはジェイソン・ラインが首位に立っており、3年ぶり、3回目のシリーズ制覇目前という状況。
 また、アンダーソンも6戦も欠場しているとは思えない、ランキングトップ10内を維持している。
 ちなみに、今年に入ってアーロン・スタンフィールドという20代のルーキーがPSクラスでデビューしたが、スタンフィールドはアンダーソンの実子(注:前妻との子供らしい)である。


 以上のように、現在はライン優勢の状態だが、決して油断できる状況ではない。
 ラインのすぐ後ろに控えているのがこのヒト。 “歴史を作る女”、エリカ・エンダース=スティーヴンスである。

Blog1237  現役では、PSクラス唯一の女子選手で、2011年シーズンまでは、“女子選手にしては結構やる”程度の選手だったが、2012年にいよいよブレイク。 PSクラスでは史上初のラウンドウィナー(注:PSクラスでは、それまで女子選手が勝った事が一度も無く、女子選手が勝てない唯一のクラスだった。 PSクラス以外のクラスでは、既に複数の女子選手が勝っている)になったのを皮切りに、2013年にはPSクラスの最速ラップレコード(注:6.464秒)を記録。 チャンピオンシップ争いにも、シーズン終盤まで加わった。
 2012年のシーズン終了後、アマチュアクラスのドラッグレーサー、リッチー・スティーヴンスと結婚し、名前が変わった。
 今年に入いると、シーズン前半からポイントランキングの首位に立つほどの好成績を連発。 圧倒的な強さを見せた。
 ……が、シーズン中盤に3戦ほど欠場。(注:理由は不明だが、昨年にも似たような欠場が複数回あった) そのため、ポイントランキング首位の座をラインに譲ったが、シーズン終盤に来て再び調子を上げ、現在ラインと首位争いをしている。
 もしもエリカがラインを逆転すると、PSクラスはもちろん、NHRAの全クラスを通して史上初の女子選手チャンピオン誕生という事になる。
 女子選手通算100勝目は獲得し損なったので、ぜひとも達成して歴史を作って欲しいと思う。


Blog1238  ジェグ・コグリン。
 2000年の初チャンプを皮切りに、2008年までに4回のシリーズ制覇を達成したベテランだったが、成績低迷を理由に2011年のシーズン終了後に一時引退。 カー用品を取り扱うインターネットショッピングサイトを立ち上げ、ビジネスに専念する。
 ……かと思いきや、2012年シーズンになって、自身のチームを設立して現役に復帰。 復帰2年目となった昨年2013年に、自身5回目のチャンピオンを獲得した。
 シリーズ制覇5回は、PSクラスの現役選手では最多である。 また、勝利回数もグレッグ・アンダーソンの続く歴代4位の記録(注:54回)である。
 今年に入っても、調子は衰えずエリカとポイントランキングの首位を争ったが、シーズン後半に入って急速に調子を落とし、現在はなんとかトップ10に入っているかどうかというポジション。 正直、逆転はチャンスすらもうない状況。
 とは言え、ベテランらしく堅実で落ち着いたミスのない走りに定評があり、決勝トーナメントの組み合わせ次第では、エリカやラインの足元を掬う存在になりそうでコワい。
 エリカの歴史的瞬間のために、今年の残りのレースは諦めて、ちょっと大人しくしていて欲しいですハイ。(←コラコラ)


 この他にも、2012年に初のチャンピオンを獲得したアレン・ジョンソンや、2012年まで、FCクラスの現役選手として活躍し、現在はチームオーナー(注:グレイ・モータースポーツ)に専念しているジョニー・グレイの2人の息子、ショーン・グレイ(兄)とジョナサン・グレイ(弟)。 2013年シーズンをエリカのチームメイトとして戦い、今年に入ってグレイ・モータースポーツに移籍したデイヴ・コンノーリー。 大ベテランのV・ゲインズなど、注目選手は何人もいるが、あんまりスキな選手じゃないのでパス。(←マテ)
 特に、2012年にエリカの初ラウンドウィナーのチャンスを阻止したアレン・ジョンソンや、エリカのチャンピオンシップ争い脱落を決定的にしたV・ゲインズ。 さらに、2013年にチームメイトでありながら、エリカのチャンピオンシップ争いを邪魔したコンノーリーなんかは、正直キライな選手である。(注:グレイ兄弟は、特にキライではないです。 兄のショーンは経験を積んでチャンピオンが狙える選手に成長してきたし、弟のジョナサンも、若手の有望株である。 二人とも、今後の活躍に期待したい)
 なので、今回はスルーするが、いずれにしてもラインとエリカのチャンピオンシップ争いに目が離せないクラスである。
 個人的には、やはりエリカの歴史的瞬間が見たい。
 モータースポーツは、プロスポーツでは唯一、男女が区別されていないスポーツだが、女子選手が少なく、また男子ほど成績が良くないのは、紛れもない事実である。(注:野球もサッカーもバスケもバレーボールも、スポーツはどれも男女が分けられている。 男女の体力差が勝敗に大きく影響し、女子が勝てないため。 実際、陸上競技や水泳などは、記録の上でも女子選手が男子選手に勝っている種目は一つもない。 唯一、モータースポーツ以外で男女が分けられていないのが、乗馬競技である。 オリンピックの正式種目では、全種目で乗馬だけが、唯一の男女混合種目になっている。 乗馬は、人馬一体の競技であり、体力よりも技術が重要なため、男女の体力差が結果に影響し難い。 モータースポーツも、これと同じで体力よりも技術が重要なスポーツであるため、やはり男女の体力差が結果に影響し難いため、男女混合になっている。 ……とは言え、モータースポーツは今でも女子が不利なスポーツである。 F1やインディ、NASCARでも、これまで何人もの女子選手がエントリーしているが、女子選手が優勝した事があるのはNASCARだけ。 それも、歴史上たったの1回だけである。 しかし、NHRAの全クラスで女子選手が優勝した累計回数は、既に100回にもなり、NHRAは、世界で唯一、女子選手が男子選手と対等に戦えるモータースポーツである)
 しかし、そんな中にあって、エリカは現役選手では紅一点であり、しかしPSクラスでは、女子選手唯一の優勝経験者である。 NHRAはもちろん、モータースポーツ界全体の女子選手の地位向上のためにも、エリカにはぜひとも歴史を作って欲しいと思う。
 2012年も、2013年も、チャンスがありながらチャンピオンを逃した。 今年こそ、“三度目の正直”にして欲しいと思う。
 ……いやいや、“二度ある事は三度ある”だけはやめてくれ。(願)



 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 さて来週は、いよいよ移転前ラストです。 お楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ



Thanks for youre reading,
See you next week!

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322.マイナーなモータースポーツに花束を④:NHRA#3

2014年10月19日 | フリートーク

-Free Talk #55-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 台風シーズンもようやく終わりましたが、その直後から急速に気温が下がり、イキナリ秋本番! とでも言わんばかりの毎日ですね。
 とはいえ、残暑もそれほど厳しくなかったし、10月半ばで台風シーズン終了なのだから、平年並みと言えば平年並み。
 筆者の在住地域では、稲の刈り取りも始まったし、今年は秋らしい秋になりそうです。
 鍋物が美味い季節ですね。(^ ^)



<今週の特集>

 今週の特集コーナーは、日本ではほとんど知られていないマイナーなモータースポーツにスポットを当てるシリーズの第4弾。 の、続き。
 アメリカで国民的人気を誇る世界最短、世界最速のモータースポーツ、“NHRA ”を紹介します。(注:画像は静止画で、動画埋め込みではありません)


・FCクラス

Blog1226  1966年、市販車ベースのトップカテゴリーとして設定されたのが、このFCクラスである。
 TFクラスは、ドラッグレース専用に設計、開発されたエンジンとシャシーにより、市販車とは全く異なるレースカーであったが、ドラッグレースは元々ストリートスポーツであり、市販車ベースであるのが本来のドラッグレースである。
 そのため、NHRAでも市販車ベースのカテゴリーがあるにはあったが、飽くまでもサブカテゴリーで、プロカテゴリーではなかった。
 そこで、TFクラスに次ぐ、市販車ベースの最高位カテゴリーとしてレギュレーションが定められたのが、このFCクラスである。
 ……とは言え、FCクラスのマシンは市販車ベースとは名ばかりでしかない。
 “ファニー(funny)”とは、“可笑しい、面白い、笑える”などの意。 その通り、FCクラスのマシンは、市販車のボディにTFクラスと同じエンジンとタイヤをムリヤリ収め、ヒップアップした文字通りのファニーなシルエットになっているのが最大の特徴である。 特に、現在のFCクラスは、ボディカウルのフロントマスクにかろうじて市販車の面影がある程度で、TFクラスと同じく、専用設計のエンジンとシャシーで構成された、ドラッグレース専用レースカーである。
 FCクラスのマシンスペックは、エンジンの搭載位置がフロントミッドシップでショートホイールベースになっている以外は、TFクラスとほとんど同じである。
 センターシートのリア駆動。 スーパーチャージャー過給のV型8気筒OHVエンジンで、総排気量は10000cc。 最高出力は、9000rpmで10000ps。
 しかし、TFクラスよりも車重があり、加えてホイールベースが短いため、TFクラスよりも最高速で10m/h程度(最高320m/h)。 0‐1000フィートのラップで0.5秒程度(4秒前後)、FCクラスの方が遅い。
 そのため、FCクラスはTFクラス直下のセカンドカテゴリーなのだが、人気選手が多い事もあり、現在はTFクラスよりも人気の高いカテゴリーになっている。
 ちなみに、1997年には、日本の岡崎ケンジが日本人選手初優勝の快挙を達成。 NHRA全カテゴリーで、日本人優勝者がいるのは、このFCクラスが唯一である。


・見所:JFR vs DSR

 現在のFCクラスの見所は、何と言っても伝説的ドラッグレーサーで現在も現役バリバリのトップドライバーであるジョン・フォース率いる“ジョン・フォース・レーシング(JFR)”と、TFクラスでも3人のドライバーがエントリーしているNHRA最大のビッグチーム、“ドン・シューマッカー・レーシング(DSR)”の対決である。
Blog1227  1978年にデビューしたジョン・フォース(左図)は、しかし1980年代までは既に確固たる地位を築いていたトップドライバーたちの陰に隠れて、あまり目立たない選手(注:年間ランキング最高4位)でしかなかった。
 しかし、90年代に入って早々、そんな彼に転機が訪れた。
 1990年に、念願のシリーズチャンピオンを初めて獲得したのを皮切り、91年には2年連続チャンプ。 そして、93年から2002年まで、実に10年連続のシリーズチャンピオンに輝く。 これは、半世紀以上の歴史を持つNHRA史上でも、全カテゴリーを通して最多連続優勝記録であり、NHRAのみならず、F‐1やNASCAR、WRC、ル・マンなどの他のモータースポーツでも例がない、伝説的な大記録となっている。(注:NHRAでは、TFクラスでトニー・シューマッカーが2004年から2009年までの6年連続チャンプの記録があり、WRCでは、ラリーの神さま、セバスチャン・ローブの9年連続チャンプの記録があるが、いずれもジョン・フォースの記録は破れていない)
 さらに、この10年連続チャンプを含めて、実に15回ものシリーズチャンプに輝き、昨年には16回目のチャンプを獲得。 このチャンピオン獲得回数も、全カテゴリーを通して、NHRA史上最多記録である。
 さらにさらに、ラウンド優勝回数141回。 決勝トーナメント勝利回数551回も、それぞれ全カテゴリーを通しての最多記録になっており、この記録は現在も更新中である。
 既に65歳という高齢ながら、現役バリバリのトップドライバーであり、まさに“リヴィング・レジェンド(生きた伝説)”と呼ぶにふさわしい選手なのである。
 また、現在はJFRという自身のチームを設立し、チームオーナーも兼任しており、チームの運営母体であるジョン・フォース・エンターテイメントは、フォースの妻で元ドラッグレーサーのローリー・フォースがCEOを務めている。
 さらに、ローリーとの間に4人の子供を儲けているが、いずれも女の子ばかりで男児は一人もいない。
Blog1228  しかし、長女のアッシェリー・フォース・フッドは、TFクラスで史上初の女性優勝者になったドラッグレーサー(注:現在は結婚&引退し、母親のローリーと共にチームの運営の仕事に就いている)で、次女のアドリアは、現在のJFRのセカンドドライバーであり、チャンピオン経験(注:2009年)もあるロバート・ハイト(上図左)の奥さん。
 三女のブリトニーは、2013年からTFクラスにフル参戦している現役のドラッグレーサーで、四女のコートニー(上図右)もまた、2012年からJFRのサードドライバーとしてフルエントリーしているドラッグレーサー。(注:ちなみに、現在交際中のカレシも、アマチュアクラスのドラッグレーサー)
 一家揃ってのドラッグレーサー・ファミリーなのである。
 また、2012年までは、マイク・ネフというドライバーもエントリーして4台体制だったが、2013年にブリトニーがTFクラスでデビュー&エントリーする事が決まり、しかしチームとして5人をエントリーするのは財政的に不可能と判断。 2013年シーズンから、ネフはフォースのチーフクルーになった。(注:しかし、ドライバーが上司という複雑な関係のため、フォースとはギクシャクした関係が続き、フォースの成績も低迷した。 そのため、シーズン途中に人事異動になり、ロバート・ハイトのチーフクルーに就任。 この人事異動が吉と出て、同年代同士のハイトとは相性が良く、ハイトの成績向上につながった。 現在も、ネフはハイトのチーフクルーを続けている)
 現在、JFRはフォース自身をファーストドライバーとして、ハイト、コートニーの3台体制でFCクラスにエントリーしている。


 このJFRに対抗するのが、NHRA最大規模を誇るビッグチーム、DSRである。
 前回記したように、DSRは元々TFクラスがメインで、FCクラスはサブチーム程度の扱いだった。 それは今でも変わらないが、今世紀に入った頃から、FCクラスにも力を入れるようになり、特にココ数年は、常にJFRとDSRがチャンピオンを争う最大のライバル同士になっている。
Blog1229  まるで、フットボール選手のような筋骨隆々の立派な体格が特徴のマット・ハガン(左図)は、DSRの実質的なファーストドライバーである。
 (確か)2009年にデビューした若手(注:まだ30代)だが、2010年には早くもチャンピオンシップ争いに加わり、最終戦までジョン・フォースとシノギを削った。
 結局、この時はジョン・フォースに軍配が上がったが、翌2011年にリベンジを誓い、その通り悲願を達成する。
 2012年には、調子を落としてシーズン前半で早くもチャンピオンシップ争いから脱落(注:結局、2012年シーズンは1勝も出来なかった。 翌2013年には、下記のジャック・ベックマンも0勝でシーズンを終える。 そのため、FCクラスには“ディフェンディングチャンピオンは勝てない”というジンクスが生まれた。 ……トコロが、今年2014年には、昨年のチャンピオンであるジョン・フォースが、開幕戦でイキナリこのジンクスを破る。 リヴィング・レジェンドには、ジンクスさえも歯が立たないのか?)してしまうが、2013年には再びジョン・フォースとチャンピオンシップを争った。
 今年2014年は、シーズン序盤での不調が響いて脱落かと思われたが、シーズン後半に入ってジョン・フォースが急速に調子を落とし、シーズン終盤に来ていよいよ逆転! 現在はポイントランキング首位に立ち、自身2回目のチャンピオン獲得目前である。
 個人的に、TFクラスのアントロン・ブラウンと共にスキな選手なので、このままトップを突っ走ってほしいと思う今日この頃。
Blog1230  このハガンを筆頭に、2012年にチャンピオンを獲得したジャック・ベックマン(上図左)と、チャンピオン経験はまだないモノの、優勝回数38回(注:FCクラス歴代3位)を誇り、ベテランらしい堅実な走りを見せるロン・キャプス(上図右)の3人に加え、今年2014年からは、新たに4人目として、トミー・ジョンソン・Jr(下図)がチームに加わった。
Blog1231  昨年までは、他のチームからスポット参戦していたが、チームそのモノがDSRの傘下チームになった事で、スポンサーも変わり、資金面で充実した事から急速に成績が上がった。
 既に複数回優勝しており、ポイントランキングでもトップ10に入っているほど。
 正直、成績が低迷しているジャック・ベックマンやロン・キャプスよりも、侮れない存在である。


 この他に、クルツ&トニーのペダーゴン兄弟も、相変わらず怖い存在である。
Blog1232  兄のクルツ(上図左)は、92年と2008年にチャンピオンを経験しているベテランで、ミスの少ない安定した走りに定評がある。
 また、弟のトニー(注:上図右。 SS撮り忘れた。 すまぬ……。つД`)゜。)は、2003年にジョン・フォースの11年連続チャンプを阻止し、2007年に2度目のチャンピオンを獲得。 優勝回数43回は、歴代2位の記録である。
 また、昨年にはYouTubeチャンネルのMoter Trendの人気コーナー、『ロードキル』にカメオ出演している。(注:あるトラブルの解決のためにツイッターでヘルプを呼びかけたトコロ、トニー自身がこれに応えて出演する事になった)
 ちなみに、つい最近アップされた『ロードキル』のエピソードでは、昨年にドン・シューマッカーがカメオ出演した時に「レースに来てくれれば歓迎する」という言葉に従って、今年60回目の記念開催となった全米選手権を取材。 ドン・シューマッカーやトニー・ペダーゴンだけでなく、多くの選手が取材に応えている。
 それはともかく、ココ2、3年は、二人とも調子を落としており成績が低迷しているが、ベテランらしい勝負強さは相変わらずである。


Blog1233  デル・ウォーシャム。
 2011年、TFクラスのアラナビ・レーシングからエントリーし、チームメイトのラリー・ディクソンとチャンピオン争いを演じ、辛くも初チャンプを獲得したが、元々はFCクラスの選手。
 2012年は、ドライバーから退いてこの年にカリータ・レーシングの傘下チームからデビューした女子選手、アレクシス・デジョリアのチーフクルーに就任。
 2013年になって、デジョリアのチームメイトとして現役に復帰し、FCクラスにフル参戦。 FCクラス初制覇&TFクラスとの2冠達成(注:史上初というワケでは無い。 近年では、2008年に引退したゲイリー・シュルツという選手が、TFクラスとFCクラスで2冠を達成している)を目指す。
 ……しかし、中々調子が上がらず、成績は低迷。 ポイントランキングも、なんとかトップ10に入るかどうかというトコロで、今期好調のチームメイト、デジョリアの後塵を拝している状況。
 結構スキな選手なので、もうちょっとベテランらしくがんばってほしいトコロ。


 ともかく、現在はマット・ハガンが優勢な状況のFCクラスだが、まだまだポイント差は小さく、TFクラスと同様、最後まで目が離せない。
 ハガンが逃げ切るか? それともジョン・フォースの再逆転があるのか?
 個人的には、ハガンにこのまま逃げ切って欲しいのだが……?



 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ



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321.GT-trend:Driving with CIVIC in Grand Valley

2014年10月12日 | GT-trend

-GT-trend #004-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 台風シーズン本番。 いよいよ“大本命”が来ましたっ!!

Blog1225
 今回の台風19号(海峡名:ヴォンフォン)は、ニュースなどでも、“今年最強”と報道されており、既に九州・沖縄、中国、四国、このブログがアップされる頃には、関西、近畿辺りを進行中のハズで、週明けには関東に達するようです。 北海道を除く日本列島は、ほぼ全域が暴風圏に入るモノと考えて良いでしょう。
 既に、沖縄では十数人程度の負傷者が出るほどの被害になっている様子。
 先週の台風18号は、ただの前フリでしかなかったか!
 やや勢力が弱まったとは言っても、瞬間最大風速は65m/sにもなり、これは2007年にミャンマーを襲った台風9号(注:瞬間最大風速70m/s)にも匹敵するほどの勢力。
 また、10~15km/h程度と足が異常に遅いのも、今回の台風の特徴。 すなわち、暴風雨が長時間続く事が予想されます。
 ちなみに、発生当初は瞬間最大風速80m/sにまで成長(!!)していましたが、これは1959年の“伊勢湾台風(注:瞬間最大風速70m/s)”や、2005年にアメリカ南東部を襲い、今もなお、“世界最強”に君臨するハリケーン、“カトリーナ(瞬間最大風速78m/s)”を超えるモノでした。
 勢力が弱まってくれて良かった……。
 とは言え、65m/sでもかなりのモノ。 会社や学校を休んででも、台風に備えるべき。 くれぐれも、繰り返しますがくれぐれも、ご注意をッ!!



<今週の特集>

 今週の特集コーナーは、PS3ゲーム『GT』シリーズを異常に(?)遊ぶ動画シリーズ、『GT‐trend』の第4弾!
 今月は、「シビックと走ろう!」、ホンダのEK9型シビック・タイプRで走るサーキット紹介シリーズ、『Driving with CIVIC』!
 今回は、オリジナルコースの『グランバレー・スピードウェイ』を紹介します!


・動画の概要


 今回の動画も、外部のストリーミング動画投稿サイト、YouTubeを利用させて頂いております。

ストリーミングサイト:YouTube
動画分割数:
トータル再生時間:36分28秒
ファイル形式:mov(H.264コーデック)
解像度:1280×720pix


・難しいこと


 この動画は、asami hiroakiが個人的に作成したモノです。 そのため、動画内でasami hiroakiが言っている事は、全てasami hiroakiの個人的な意見、見解、及び解釈であり、『GT』シリーズの開発者、及び販売元、紹介車種を開発、生産している自動車メーカーの開発者、生産者、販売者等、あるいは国内外の全ての『GT』プレーヤー各位の意見、見解、及び解釈を代弁するモノでは決してありません。
 従って、この動画に対するご意見、ご感想、ご要望、あるいは誹謗中傷等は、全てasami hiroaki宛に当ブログのコメントへ頂くようお願い致します。
 また、この動画には著作権、あるいは利用制限などのロイヤリティは一切ありませんが、動画のダウンロード、及び複製、転写、転載、再配布、インターネットを利用した他の動画投稿サイトへの投稿は、YouTubeの利用規約に違反する恐れがあるのでご遠慮下さい。
 以上をご理解頂いた上で、トークショー的な娯楽として楽しんで頂ければ幸いです。


・GT-trend #004:Driving with CIVIC in Grand Valley


再生時間:36分28秒



 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ



Thanks for youre reading,
See you next week!

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320.マイナーなモータースポーツに花束を④:NHRA#2

2014年10月05日 | フリートーク

-Free Talk #54-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 ついに来やがりましたね! 台風が! それも、とびっきり強力なのがっ!!(注:下図は、10/4現在の予想です)

Blog1216 この週末から週明けにかけて、列島のかなりの広範囲(注:北海道以外のほぼ全域)で強風&大雨が予測されます。 くれぐれもご注意を!



<今週の特集>


 今週の特集コーナーは、日本ではほとんど知られていないマイナーなモータースポーツにスポットを当てるシリーズの第4弾。 の、続き。
 アメリカで国民的人気を誇る世界最短、世界最速のモータースポーツ、“NHRA ”を紹介します。(注:画像は静止画で、動画埋め込みではありません)

Blog1217  左図は、前回の紹介忘れ。
 NHRAの優勝トロフィー。 通称“ウォーリー”。
 これは、シリーズチャンピオン用のモノで、台座の装飾が異なるが、ラウンド優勝で授与されるトロフィーもほぼ同じ。
 特に、“ウォーリー”の由来になっている上部は、全くの同一デザインである。




・TFクラス

Blog1218 NHRAのトップカテゴリーは、昔も今もトップフューエル(TF)クラスである。
 1960年代に定められたカテゴリーで、上図はTFクラスが定められて間もない頃のTFクラスのマシンの一例で、マシンレギュレーションは時代の変化に伴って随時改訂、変更を続けられるも、基本的な構造はほとんど変わっていない。
 現在は、エンジンの搭載位置がフロントミッドシップからリアミッドシップに変わったが、専用設計のパイプフレームシャシー、タイヤをむき出しにしたフォーミュラーカースタイルという基本構造は、ほとんど変わっていない。
 前回も書いたが、現在のTFクラスのマシンスペックはスーパーチャージャー過給のV型8気筒OHVエンジンで、総排気量は10000cc。 最高出力は、9000rpmで10000ps。
 加速Gは最大5Gにも達し、0‐100km/h加速は僅か1秒。 最高速は、330m/h以上。 実に、528km/hにまで達し、現在の走行距離である0‐1000フィートのラップタイムは、たったの4秒未満である。
 FCクラスも、シャシーとドライブトレインが異なるが、エンジンはTFクラスと全く同じで、しかしフルカウルボディが重く、加えてホイールベースが短いため、最高速で10m/h程度。 0‐1000フィートのラップで0.5秒程度、TFクラスよりも遅い。
 そのため、TFクラスは現在においても、NHRAのトップカテゴリーなのである。


・見所:アラナビ・レーシングvsDSレーシング

 現在のTFクラスの注目ドコロは、何と言っても名門アラナビ・レーシングと、NHRA史上最大規模になったトップチーム、ドン・シューマッカー・レーシングの対決である。
 90年代から、この2チームはお互いを強力なライバルとして競い合ってきたが、変化が訪れたのは2012年シーズンからである。
 2011年、TFクラスの優勝回数記録、歴代2位にランクされるほどの実力を持つラリー・ディクソンと、FCクラスから転向したベテラン、デル・ウォーシャムという最強コンビを有するアラナビ・レーシングは、驚異的な勝率で勝ち続け、チームメイト同士がチャンピオンシップ争いを演じるほどであった。
 最終的に、2011年のチャンピオンシップはデル・ウォーシャムに軍配が上がった。 が、ココでアラナビ・レーシングの黄金時代は突然の終焉を迎える。
 2011年のシーズンを最後に、ディクソンとウォーシャムが揃って引退(注:後に、2人とも別のチームで復帰する)してしまい、アラナビ・レーシングはドライバーを失ってしまう。
Blog1219 2012年、ディクソンとウォーシャムというトップドライバー2人を同時に失ってしまったアラナビ・レーシングは、カリド・アルバローシ(左図左)、ショーン・ラングドン(左図右)という2人の新人ドライバーと契約。 新体制でシーズンに挑んだ。
 が、まだ経験の浅いルーキーコンビだけに、成績は低迷。 代わりに台頭したのが、DSレーシングに所属する3人のドライバー、すなわち、90年代から活躍し、TFクラスの歴代最多優勝記録(注:2014年9月現在で、優勝回数75回)を現在も更新し続けているトップドライバー、トニー・シューマッカー(下図左)。(注:ちなみに、チームオーナーのドン・シューマッカーは、元ドラッグレーサーでトニーの実の父親。 レースでは、あまり感情を表に出さず、チームオーナーなので常に険しい表情をしているが、一度Moter Trendチャンネルの人気コーナー、『ロードキル』に友情出演した事があり、レースでは決して見る事の出来ない気さくな人柄を見せている。 レースを離れれば、ドン・シューマッカーと言えどもやはりクルマ好きなただのオヤジに戻るようだ)
 NHRAでは、唯一の2輪クラスであるPSMから転向した異色の経歴を持つアントロン・ブラウン(下図中央)。(注:ちなみに、ブラウンは全クラスの現役ドライバーで唯一の黒人選手)
 そして、若手有望株のスペンサー・マーシー(下図右)であった。
Blog1220 この3人が、開幕からどのラウンドでも優勝争いを演じ、DSレーシングは驚異的な勝率で勝ちまくり、最終的にトニー・シューマッカーとアントロン・ブラウンの2人が最終戦までもつれ込む接戦でチャンピオンシップ争いを演じ、最後の最後でブラウンが逃げ切りでチャンピオンシップを獲得した。(注:NHRA全カテゴリーで、史上初の黒人チャンプ)
 そして、年間ランキングは、DSレーシングの3人がトップ3を独占した。
 しかし、昨年の2013年シーズンは、2年目を迎えたアラナビ・レーシングのアルバローシとラングドンがようやく勝てるドライバーに成長。 最終的に、チームメイトのナイスアシストもあって、ショーン・ラングドンがディフェンディング・チャンピオンのブラウンを抑えてランキング首位を死守。 デビュー2年目にして、シリーズを制した。


 そんなワケで、現在のTFクラスはアラナビ・レーシングとDSレーシングの対決に注目が集まっているが、他にも注目したい選手が何人かいる。
 まずは、ダグ・カリータ(下図)である。
Blog1221 NHRA黎明期から活躍したダグ・カリータ・シニアの実子で、90年代にデビュー。 従兄弟のスコット・カリータと共に、父親のチームに所属して活躍し、優勝回数記録もトップ10に入る実力の持ち主。
 しかし、これまでシリーズチャンピオンとは縁がなく、年間ランキング2位が最高。
 今年も、優勝回数こそ少ないモノの、決勝トーナメントでは常に準決勝、決勝まで勝ち進む安定した成績で堅実にポイントを積み重ね、DSレーシングのアントロン・ブラウンを抑えてポイントランキングの首位に立った。(注:ちなみに、優勝回数はブラウンの方が多い。 しかし、ブラウンは1回戦、2回戦での敗退も多く、カリータの後塵を拝した。 何だか、F1のアラン・プロストとアイルトン・セナみたいだ。 93年のF1シーズンでのプロストとセナに似てる)
 ……しかし、ココ2、3戦で急速に成績が低迷。 ポイントランキング首位の座をシューマッカーに明け渡す。
 この人はいつも惜しい。 ナゼか、いつも運に見放されてあと一歩が足りない。
 ちなみに、父親のカリータ・シニアは既に他界。 従兄弟のスコットも、2008年にレース中に大クラッシュして亡くなっている。 また、現在のチームオーナーは、カリータの叔父。


Blog1222 スティーヴ・トーレンス
 童顔が特徴のトーレンスだが、実際まだ30代の若手(注:ドラッグレースは、モータースポーツとしては選手生命がかなり長いのも特徴。 20代、30代の選手も多いが、40代が中心。 50代から60代の選手もおり、現役最年長はTFクラスにスポット参戦しているクリス・カラメッシーニ。 なんと、今年82歳!!)だが、経歴がスゴい。
 10代の頃からクルマ好きで、レーシングドライバーを夢見ていたが、高校在学中になんと小児ガンと診断される。 しかし、長い闘病生活の末にこれを克服し、ドラッグレーサーとして夢だったレーシングドライバーになる。
 そして、現在も活躍しているワケだが、息子ががんばる姿に父親のビリー・トーレンスも触発され、今年2013年にはスポット参戦だが父親もTFクラスにエントリー。 息子の影響で父親もドラッグレーサーになった。
 長い歴史を持つNHRAだけに、父親の影響でその子供もドラッグレーサーになる事は多々ある(注:前出のトニー・シューマッカーやダグ・カリータはその最たる例)が、息子の影響で父親がドラッグレーサーになったのは、前代未聞だと思う。
 昨年は、調子が上がらず成績が低迷したが、今年はシーズン後半になってようやく調子が上がり、現在はシューマッカーに続くポイントランキング2位。 ややポイント差が開いているが、まだまだチャンピオンを狙えるポジションである。


Blog1223 リッチー・クランプトン
 ルーカス・オイル・レーシング所属。
 昨年までフル参戦していたモーガン・ルーカス(注:大会スポンサーの一つであるルーカス・オイル社の御曹司)が、成績低迷とビジネス優先のため引退。(注:ただし、スポット参戦として今年も何戦かエントリーしている) 空席になったルーカス・オイル・レーシングのドライバーシートに座ったのが、今年がデビューのルーキー、クランプトンである。
 しかし、デビューしたばかりのルーキーとは思えないような堂々とした走りで、ポイントランキングでもトップ10に入っている。
 また、9月に開催された第60回全米選手権では、デビューイヤー初制覇の快挙(注:史上初というワケでは無いが、あまり例が無い)を達成! このまま成長したら、来年当たり、ベテラン勢を脅かす怖い存在になりそうだ。


Blog1224 J.R.トッド
 カリータ・レーシング所属。
 昨年までは、スポット参戦で大した成績を残していなかったが、今年の頭にデイヴィッド・グラブニック(左図)が突然解雇(注:事実上の現役引退。 現在は、自身のチームを立ち上げてチームオーナーとしてTFクラスに何戦かにスポット参戦している)され、その代わりとしてカリータ・レーシングに移籍した。
 が、移籍直後から急速に好成績を連発するようになり、現在はなんとポイントランキングトップ5に入っているほど。
 調子が良いとは思っていたが、まさかココまで上がってくるとは思ってもみなかった。
 なので、トッドの画像無しです。 スマヌ……。つД`)゜。


 とまあ、現在はトニー・シューマッカーが優勢な状況だが、1戦で80ポイントもの点差が付くNHRAでは、100ポイント差もカンタンに覆る点差。 なので、最終戦まで油断は出来ない。(注:計算上、最終的に最終戦の決勝トーナメント開始時点で81ポイント以上の差があれば、チャンピオン確定となる)
 シューマッカーが逃げ切るか? それとも、トーレンスやカリータ、ラングドンの逆転があるか?
 最後まで目が離せないのも、TFクラスの見所である。



 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ



Thanks for youre reading,
See you next week!

コメント
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