愛と哀しみの果て 85年 BS、161分、再見。
シドニーポラックは大好きな監督、本作もゆったりとしたつくり、
個人の意志が強く出ている物語。原作あり。音楽、Jバリー。
レッドフォード、Mストリープ~メリルはあまり好きではないが、これはいい。
Mキッチン(刑事フォイル)
1913年、デンマーク人、カレンはブロル男爵と契約?結婚。
英国植民地であるアフリカ、ケニアへ渡る。
冒頭のアフリカ大陸列車シーンがとてもいい。広大な大地、ゆったりと進む。
ケニア、景色、動物が色々みられる。
とくに、ペットとしての小さいフクロウがとても可愛い、飼ってみたいな~
カレンは夫と一緒に農園などをしたいが、夫は狩りに出かけたり女性と遊んだり~
孤独な日々。キクヨ族を雇い家事、農業をする。
夫に子供がほしいと言うが、夫は欲しくないよう。
けがをした現地の子供を治療、学校も作り教えもする。
体悪化調、夫から梅毒をうつされ、治療のため英国へ一時、帰国。
完治するが子供ができない体になり戻る。
夫はふらっと帰宅、またどこかへと変わらない日々。
そんな時、デ二ス、これまた自由に生きる男性と出会う。
カレンは彼に自分が作ったお話を長く、デニスと友に語る。
デニスは興味をもち聞き入る。若いレッドフォード、似合う。
デニスの友、コールは(キッチン扮する)、原住民の女性と数年の仲だと話す。
病気になるが、彼女がいる、ここで死にたいといい、治療を受けず亡くなる。
戦争が始まる気配がアフリカへも漂っている。
高地のケニアでは無理だと言われた、コーヒー栽培もできていたが
火事ですべて焼けてしまう。経営もうまくはいかない。
デニスと二人で飛ぶ、小型飛行機は「イングリッシュペイシェント」、
ダンスシーンは「華麗なるギャツビー」を思い出した。
カレンはデニスとの結婚をほのめかすが、彼の気持ちは違っていた。
夫が久しぶりに戻る。デニスは飛行機事故で急死、ショックを受けるカレン。
もうここにいられない、意味もない。帰国する決意をする。
荷物をまとめながら、暖炉の前で本を開く。
これまで一緒に生活してきたケニアの人たちに別れをつげ、アフリカを去る。
カレンは1933年、小説を書き文壇に出るが、アフリカに戻る事はなかった。
ラストに、
アフリカは私の歌を知っているだろうか?
新月は私に似た影をおとすだろうか?
原作「アフリカの日々」からか・・
1900年代の初め、夫とともにとはいえ、異国アフリカへ、波乱万丈人生は
経験しないとわからない、と思い、アフリカ1年なら住んでみたいな~
男女の関係のはかなさ、切なさが強く出た物語なので、若い人は理解できないかもしれない。
原作と映画は、かなり違うらしい。原作を予約したので後日書けたら。
ポラックの映画、7、8割はみている。中で「雨のニューオリンズ」一番好きか
~DVD所持。Nウッド主演。レッドフォードが準主演出演。
南部の町、酒場での青春、どうにもならない男女関係、心理を描いている。
◎シドニー・ポラック。
インディアナ州ラファイエットでウクライナから移民したユダヤ系の家庭に生まれる
俳優としてニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスで学び、俳優として活躍し、1955年2月にはクリストファー・フライ(英語版)(Christopher Fry)作《闇も明るく(英語版)》(The Dark Is Light Enough)の米初演でブロードウェイ・デビュー。
終演後、テレビ界に移り、シリーズものにエピソード出演。しかし、1958年より約2年間兵役に就いた。
1959年にはテレビ出演を再開したが、1960年には友人のジョン・フランケンハイマーの依頼で、彼の監督作『明日なき十代』(The Young Savages)に出演する少年たちの台詞指導を担当。
1961年よりテレビ・シリーズのをエピソード監督するようになる。
1965年、映画も監督するようになり、『ひとりぼっちの青春』、『追憶』、『トッツィー』で高い評価を得て、アカデミー賞にもノミネートされた。
そして1985年の『愛と哀しみの果て』でアカデミー作品賞とアカデミー監督賞を受賞[注 1]。
アメリカ映画界に於いて永年に亘り俳優・監督・プロデューサーとして活躍した映画人。
2008年5月26日、癌によりロサンゼルス市内の自宅にてその生涯を終えた。73歳没。
死後、プロデューサーとして関わった『愛を読むひと』で第81回アカデミー賞にてアカデミー作品賞にノミネートされた
(共同でノミネートされたアンソニー・ミンゲラもこの授賞式の時にはすでに亡くなっており、故人二人でノミネートされる形となった)。
主な作品
長編映画監督作
いのちの紐 The Slender Thread (1965)
雨のニューオリンズ This Property Is Condemned (1966)
インディアン狩り The Scalphunters (1967)
大反撃 Castle Keep (1969)
ひとりぼっちの青春 They Shoot Horses, Don't They? (1969)
大いなる勇者 Jeremiah Johnson (1972)
追憶 The Way We Were (1973)
ザ・ヤクザ The Yakuza (1974)
コンドル Three Days of the Condor (1975)
ボビー・デアフィールド Bobby Deerfield (1977)
出逢い The Electric Horseman (1979)
スクープ 悪意の不在 Absence of Malice (1981)
トッツィー Tootsie (1982)
愛と哀しみの果て Out of Africa (1985)
ハバナ Havana (1990)
ザ・ファーム 法律事務所 The Firm (1993)
サブリナ Sabrina (1995)
ランダム・ハーツ Random Hearts (1999)[2]
スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー Sketches of Frank Gehry (2005)
ザ・インタープリター The Interpreter (2005)