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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

来週、

2018年05月22日 | 家族・自分
実は我輩の誕生日である。
祝いは固くご辞退申し上げる(笑)。

さて、つーごどで、年金の手続きに行って来る。

姉の代理人として手続きをしたことがあるので勝手はわがっている。
思うほど面倒ではない。

ついでに、東北銀行さんに新しい口座を開設する。
集合住宅の管理費の振込先で、自分の今の口座から振り込むと手数料が432円もかかるからだ。
高校の同級生が取締役だが、どうにがなるわげもなぐ年金生活者の心得である(笑)。

はぁ~

2018年05月19日 | 家族・自分
集合住宅の管理費をキャッシュカードを使って振り込んだのだが、他行への振込手数料がなんと432円!

毎月のことなので振込先の銀行支店に口座を作ろうと思います。年間5,184円も某銀行に協力する気はありません。


人間失格ー太宰治

2018年05月15日 | 読書

評価5
高校時代から本棚にあったはずだが、今だ読んだことがない一冊。現代版カバーがついた文庫本をついに開いてみた。

主人公・葉蔵の自分を見つめる視線が苦しい。「こんなに自分を追いつめなくてもいいだろう」と思いつつ読み進めるが、自分と似たところもあって少し考え込む。深い話だ。一度読んだだけでは感想も書けないほど自分を誤魔化して生きている自分に気づく。主人公も太宰治も、「何かあったら他人のせいにできればよかったのにな~」と単純に思った次第。何度でも読んでみたい(さすが)名作!

しかし、主人公(太宰治)の半端ないモテ方がうらやましい(笑)。

空飛ぶ広報室ー有川浩

2018年05月13日 | 読書

評価4

実は数日前、ツイッターでこんなことを呟いた。

「昨日から読み始めた、題名につられて取り寄せた人気女流作家の本。どうやらねちょねちょ恋愛物の様相。あと400頁もあるんだよね~ど~しよ~(汗)読みやすいことは読みやすいけど・・・」

ぶふぁ(笑)
なのに評価4(5段階)。100頁読んだ段階で判断した私が浅はかだったわけだ。頁をめくる手が止まらず1日半で読み終えてしまった。

物語は、精鋭集団・ブルーインパルスのパイロットを目指す若き航空自衛官・空井大祐が航空幕僚監部広報室に異動するところから始まる。交通事故に巻き込まれ足にケガを負った空井は航空パイロットの道を諦め、慣れない広報という仕事で悪戦苦闘するが、上司、同僚に恵まれ大きな企画を実現するまでに成長。そして、自衛隊を取材する大手テレビ局の美人ディレクター・稲葉リカとの出会いが空井の成長を加速させる。

最初、空井とリカの関係性が随所に登場したので、てっきり「ねちょねちょ」と勘違いしたのだが、主題はあくまでも自衛隊の広報活動で二人の関係は味付けの一つでしかないことが判明(笑)。国防という制限がある中、なんら広告代理店と変わらない自衛隊の広報活動が興味深かった。巻末のリカが東日本大震災後の航空自衛隊松島基地を訪問する章(あの日の松島)には心が締め付けられる思いがした。

に、しても、有川浩、どこまで自衛隊好きなんだかっ(笑)!?

鉄道員(ぽっぽや)ー浅田次郎

2018年05月10日 | 読書

評価5
直木賞受賞作「鉄道員(ぽっぽや)」を始めとする浅田次郎ワールド全開の8作品からなる短編集。

「鉄道員」
どんな時も、北海道の片田舎のローカル線ホームに立ち続ける鉄道員が間もなく定年をむかえる。そして、幼くして亡くした娘の霊と再会した後人知れずこの世に別れを告げるのだった。

「ラブ・レター」
40近くにもなって年に数回留置場のお世話になっている男が、その筋からの指示で自分の戸籍を売った。商売女の不法就労を助けるための偽装結婚だ。その相手が突然死したことで一度も会ったこともない妻の亡骸を引きとりに男は出かける。旅の途中、男は妻からのラブレターを読むこととなり突然号泣するのだった。

他、「悪魔」「角筈にて」「伽羅」「うらぼんえ」「ろくでなしのサンタ」「オリヲン座からの招待状」

私が一番好きなのは「ラブ・レター」次が「角筈にて」「オリヲン座からの招待状」。「鉄道員」は、う~ん、、、、?いや~「ラブ・レター」には泣かされました。

いずれ全作品素晴らしいです!
浅田次郎、凄い作家です!