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鉄道員(ぽっぽや)ー浅田次郎

2018年05月10日 | 読書

評価5
直木賞受賞作「鉄道員(ぽっぽや)」を始めとする浅田次郎ワールド全開の8作品からなる短編集。

「鉄道員」
どんな時も、北海道の片田舎のローカル線ホームに立ち続ける鉄道員が間もなく定年をむかえる。そして、幼くして亡くした娘の霊と再会した後人知れずこの世に別れを告げるのだった。

「ラブ・レター」
40近くにもなって年に数回留置場のお世話になっている男が、その筋からの指示で自分の戸籍を売った。商売女の不法就労を助けるための偽装結婚だ。その相手が突然死したことで一度も会ったこともない妻の亡骸を引きとりに男は出かける。旅の途中、男は妻からのラブレターを読むこととなり突然号泣するのだった。

他、「悪魔」「角筈にて」「伽羅」「うらぼんえ」「ろくでなしのサンタ」「オリヲン座からの招待状」

私が一番好きなのは「ラブ・レター」次が「角筈にて」「オリヲン座からの招待状」。「鉄道員」は、う~ん、、、、?いや~「ラブ・レター」には泣かされました。

いずれ全作品素晴らしいです!
浅田次郎、凄い作家です!