評価
将来を約束した登山パートナーの翔平と聖美は、世界第2位の高峰・K2の東壁初登に挑んでいたが、その途中、岩壁から宙づりになってしまい下にいた聖美がロープを切断して翔平だけが生還する。4年後、翔平は友人の亮太に誘われて再び挑んだ東壁で、聖美が生きながらえK2の頂きに立っていたことを確信する。これでもか、これでもか、と高所登山の醍醐味とスリルを味わい読み進めると最後にとんでもない真相が明かにされる感動の山岳小説!「夢を追い続ける大切さ」を教えられた一冊!
翔平4年後の登山シーン、公募登山で参加したペースメーカーを埋め込んだ還暦過ぎの実業家・神津と過去の忌まわしい遭難に苦しむその秘書・竹原の活躍、死をも厭わない地元ポーターの献身的な働き、そして、カラコルムの自然の猛威、息もつかせぬ展開に鳥肌が立った。
しかし・・・アルゼンチンからやって来た3人組の悪行三昧にはかなりイライラした。許せんっ(怒)!
【追伸】
横文字の登山用具名がわからず、ネットで確認しながら読み進む。どうやら登山用語にはフランス語が多い模様。
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