評価5
再読(前回2020年9月12日)。
謀殺による相次ぐ短期政権の後に絶対君主政体を築き21年もの長期統治を敷いたのがディオクレティアヌスだった。彼は四頭政という防衛の四分割化を実行し、絶対君主制堅持のためにその障害となっているキリスト教徒の本格的な弾圧に乗り出す。
<ディオクレティアヌスの政策>
①四頭政による軍事力の増強と官僚機構の巨大化・・・軍事費の増加が増税を招く
②税制改革(地租税、人頭税の導入)
③通貨改革(銀貨の素材価値をネロの改革時までに戻す)
④価格統制政策・・・人類史上初の統制経済
その影響・経済活動のアンダーグラウンド化
・物々交換型経済の500年ぶりの復活
・あらゆる分野の労働の質の低下
・インフレ鎮静化の失敗
⑤キリスト教徒弾圧
その原因は、絶対君主政体を続けるためには、絶対権力に正当性を与える必要があり、ギリシア・ローマ的な神を絶対権威とする必要があったが、キリスト教徒はローマの神々を認めない人々であったため。
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再読(前回2020年9月12日)。
謀殺による相次ぐ短期政権の後に絶対君主政体を築き21年もの長期統治を敷いたのがディオクレティアヌスだった。彼は四頭政という防衛の四分割化を実行し、絶対君主制堅持のためにその障害となっているキリスト教徒の本格的な弾圧に乗り出す。
<ディオクレティアヌスの政策>
①四頭政による軍事力の増強と官僚機構の巨大化・・・軍事費の増加が増税を招く
②税制改革(地租税、人頭税の導入)
③通貨改革(銀貨の素材価値をネロの改革時までに戻す)
④価格統制政策・・・人類史上初の統制経済
その影響・経済活動のアンダーグラウンド化
・物々交換型経済の500年ぶりの復活
・あらゆる分野の労働の質の低下
・インフレ鎮静化の失敗
⑤キリスト教徒弾圧
その原因は、絶対君主政体を続けるためには、絶対権力に正当性を与える必要があり、ギリシア・ローマ的な神を絶対権威とする必要があったが、キリスト教徒はローマの神々を認めない人々であったため。
