
評価

ここ5日間ひたすら読み続け、ついに読了。いやはや感動の極致!
帯にある圧倒的先駆者まさにそのもの!
フリードリッヒ終焉の地であるカステル・フィオレンチーノ(イタリア)に建つ八角柱には、こう記されている。
「フリデリクス、神の恩寵によってローマ帝国皇帝、常にアウグストゥス、イェルサレムとシチリアの王、シュワーベンの公爵、1194年12月26日イエージに生まれ、1250年12月13日、フィオレンチーノにて死す」「この年、皇帝フリードリッヒが死んだ。世俗の君主の中では最も偉大な統治者であり、世界の脅威であり、多くの面ですばらしくも新しいことを成した改革者であった。」
「政教分離」「法による統治」「支配階級以外からの人材登用」「官僚体制の構築」「イタリア語の普及(ラテン語からの脱却)」などなんという先見性だろう。驚くばかりである。
「こったなやづらど競ったってかなうわげねーべな」
などとちょっぴり気弱になってしまう、島国の辺境に住まう農耕民族の末裔なのであった(笑)。しばらく、ローマ関係に深入りしそうな予感・・・