評価
中学1年生の男女が殺人事件の謎に迫る物語。
サッカー部の1年生・緒方雅男が憧れのクドウさんと会えることを楽しみに近くの公園で催される虫聞きの会へ行ってみたところ、クドウさんの従姉・亜紀子が殺されていた。将棋部の親友・島崎と謎を探ると事件に少女売春組織が関わっていることが判明。しだいにクドウさん、亜紀子、島崎、との関係性が明らかになるにつれてページをめくる手が止まらなくなる予想外の展開に、我輩少々寝不足(笑)。
事件にかこつけたジュブナイルかと思い、途中もや~とした気持ちになってしまったが、ラスト50頁ぐらいから先を読まずにはいられなくなった。恐るべし宮部みゆき!この物語につながる「今夜は眠れない」を次に読もう!
【追伸】
音楽グループのジッタリン・ジンの名前が出て来て懐かしかった。