ぼんくら(上)-宮部みゆき 2019年06月09日 | 読書 評価 江戸深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺され、評判の良かった差配人の久兵衛が姿を消し、壺信心を理由に三家族が失踪。長屋で起きる事件に地主である湊屋が絡んでいるとにらんだ同心・井筒平四郎が謎を追う。 事件解明に向けて、湊屋と新差配人・佐吉との因縁などいろいろな材料が提供される前編は、平四郎の性格も相まって江戸情緒を醸し出しほんわかと進行する人情噺風味。どんな結末を迎えるか?楽しみな宮部みゆきの初時代劇! 【追伸】江戸の自治組織がわかり、けっこう楽しい♪