チリモン&プチモン写真館

チリモン・プチモンの写真集です。種類別にカテゴリーを作っています。どうぞゆっくりと楽しんで下さいね。

<110> コシオリエビの仲間

2009-02-07 | コシオリエビのグリモテア幼生など
すごく手が長いですね。
これはもしかすると「オオコシオリエビ」というのかもしれません。

大人の♂は、甲の長さが4センチなのに、はさみ脚の長さは、20センチにもなるそうです!

こんなのもいました。たぶんオオコシオリエビです。

これはハサミ脚がが取れてしまってるようです。残念。


これは片方だけ付いていました。

泥の多いところに住んでいるのでしょか?
どろんこです。


(08年5月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)

大人の姿もあまり変わりません。


<109> コチの仲間とネズッポ(ネズッポ科)

2009-02-06 | 魚の仲間
これはコチ科の魚です。
(08年5月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)


他にもこんなのも出て来たのですが・・・

実はこれはコチに似ていますが、コチ科ではなくネズッポ科の魚の稚魚でした(大阪府の水産技術センターの日下部さんよりご指摘を頂きました)

ネズミゴチという名前なので、私はてっきりコチの仲間と思い込んでいました
関西ではガッチョと呼ばれています。唐揚げが美味しいです!

この写真は、ほぼ大人に近い大きさです。
こんな大きなのが出てきて驚きました。

コチに比べると、口が小さくて、目が大きいのが特徴だそうです。

(08年9月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)


ちょっと色が違いますが、これもネズッポの仲間です。


(2012年4月末 愛媛県伊方沖の漁)

<108> トラギス科???

2009-02-05 | 珍しい魚
クラカケトラギスだ! と教えてくれた人がいるのですが、専門家に見ていただいたら「トラギス科であることを否定は出来ないけれども、そうだともいえない」とのことでした。

なので、トラギス科の稚魚???と「?」をたくさんつけておきます。

(08年5月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)


<107> ハゼの仲間

2009-02-05 | 魚の仲間
ハゼ科までは解りましたが、種類まではわかっていません。
チリモンはそんなのばかりですが、しかたないですね~~
何しろ茹でられて色が変わっているし、あちこちパーツが取れたり壊れていますからね。

(08年5月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)


これらも同じく名前不明です。

お腹の辺りが黒っぽいのは、体の中の浮袋が透けて見えているのでしょうとのことでした。
(10年3月 鹿児島県東シナ海・吹上浜沖の漁)


専門家の方が、「ハゼっぽいですねえ」とおっしゃいましたが、お腹の側を見ても吸盤のようなのが見つからないのです・・・
でも、どう見てもハゼの仲間?
(09年1月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)



これはミミズハゼというのだそうです。

広く、日本の沿岸に分布しているそうです。
(10年3月 鹿児島県東シナ海・吹上浜沖の漁)

成魚の姿と詳しい解説はこちらで

もしかすると、一番上の写真も、この種類かも?
良く似ていますよね・・・


これはハゼ科、としかわからないものです。


(08年2月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)


ミミズハゼにちょっと似ていますが、これはカサゴ目カジカ科のアナハゼです。

カジカ科ですから、汽水域や潮干帯にでも居るのかな?

どこでチリメンジャコと混ざったのでしょう?

(2012年4月下旬 愛媛県伊方沖の漁)


上の写真と同じところで獲れました。
アナハゼといいます。

お腹の所の三つの黒点と、この写真では良く見えていませんが、尾びれの根元の小さな黒点が目印と、教えていただきました。




<106> ムラサキイガイの稚貝(子供の貝)

2009-02-05 | 貝の仲間(カメガイの仲間を含む)
kudamakiさんとおっしゃる方から、おそらく「ムラサキイガイの稚貝(子供の貝)」と教えていただきました。
ありがとうございました。

(最初にコメンとをいただいて、読み間違えて「ムラサキガイ」と書きましたが、再度コメンとをいただいて私の間違いが判明しましたので、訂正させていただきました。
kudamakiさん、何度もありがとうございました)

4ミリくらいですから、最初はゴミかと思いました(笑)捨てなくて良かった!

(08年5月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)

<105>ウオジラミ(カイアシの仲間)のサフィリナ属です

2009-02-05 | カイアシ(含む・ウオジラミ)の仲間
青い色がとても印象的です。
カイアシの仲間のサフィリナ属で、ウオジラミの仲間と思われます。

青いスケールは、ひとマス5ミリなので、とても小さいことがお解りいただけると思います。
ちなみに、こんな感じです。

乗せているのは私の人差し指です。


これは裏側です。


カイアシの仲間の中には、こんな青い色が時々見られます。
サフィリナ側の中には、もっと全体が青いのもいるようです。

それが集団で漂っていると、波が虹色に輝くそうです!
そして、カイアシを餌にするお魚は、大漁だとか!!

見てみたいものですね!

(08年8月末 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)


09年4月には、鹿児島のチリモンからも、よく似たのを発見しました。

少し様子が違いますが、おそらく同じ種類ではないかと思っています。

裏側です。



<104> アジの仲間たち

2009-02-05 | 魚の仲間
これは、よく食卓に登る「マアジ」と呼ばれれるアジだと思います。

アジの仲間は、体の下半身(?)の真ん中にゼイゴと呼ばれるウロコの盛り上がった堅いものが付いています。
こんなものです。

料理するときに取り去るか、食べる前に皮と共にオハシで取らないと、口の中で邪魔になります。

(08年5月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)
(09年6月 鹿児島県東シナ海吹き上げ浜の漁)


他にチリモン・プチモンに出てくる「アジの仲間」にはこんなのもいます。

同じアジの仲間でもギンガメアジ、シマアジなどと呼ばれる、体が平べったいアジたちです。
稚魚の時からこんなに平べったいのですね。

(09年6月 鹿児島県東シナ海吹き上げ浜の漁)



鹿児島のプチモンの中には、この、平べったいアジの子どもがよく出てきます。
以下はどちらも4~5ミリの稚魚です。


これは「10年4月下旬」

☆これによく似たのが4月下旬に愛媛県伊方沖の漁で獲れています。

模様は少し違いますが、形はそっくりですね。



ところで、いわゆる「アジの仲間」とは様子が違いますが
イケカツオという魚がいます。
これもアジ科の魚です、」マアジなどの仲間です。

カツオの仲間ではないので、気を付けて。

(09年9月下旬 鹿児島県東シナ海・吹上浜の漁)


大きさが違いますが、これもイケカツオの子供だそうです。

4センチ以上あり、上の写真の倍位の大きさです。
だいぶん成長してからの姿でしょうね。

このタイプの稚魚は、この時に一度見たきりです。

(07年5月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または神戸沖の漁)


もっと成長した仲間たちの姿はこちらで




この丸っこい体のはカイワリといいます。

我が家では時たま食膳に上りますが、あまりポピュラーな種類ではないですね。

(2012年4月下旬 愛媛県伊方沖の漁より)







<103> ウミノミの色々

2009-02-03 | ウミノミなど(端脚類)
ウミノミはとてもたくさんの種類がいるようで、名前がなかなか決められません。
とりあえず写真だけUPしておきます。

これは珍しく(私にとっては、ですが)模様入りです。
このようなのは、今までには見ませんでした。


次にこれですが、何だか様子がヘンだと思いませんか?

頭が二つあるようなのですよ・・・・脱皮または交尾中?(ウミノミの交尾スタイルは全然知らないのですが)


これはツルンとしていますね。ノコバウミノミ?



少しだけ模様入りです。



頭部に特徴があります。



これはもしかするとウミノミではないのかも?

ここまで(08年11月 鹿児島県東シナ海吹き上げ浜の漁)

これは09年5月の鹿児島でも、見かけました。
上の写真と同じものだと思います。

眼が不思議です???





<101>宿つきの小さなヤドカリ

2009-02-03 | ヤドカリ(異尾下目)の幼生
ヤドカリのグラウコトエ(幼い子供)は結構出てきます。


例えばこんな形です。(青い四角は5ミリ四方です)

(もっと幼いときの写真はこちらです


このような姿のは珍しくないのですが、一番初めの写真のように、ちゃんと殻にはいっているのは、とても珍しいと思います。

ツマキヨコバサミというヤドカリではないかとおっしゃる方もいらっしゃいます。
チリモンは茹でられているので色が変わっていて、ヤドカリだけでなく名前の判断はなかなか難しいのです。

ちなみに、このヤドカリが入っている貝殻は「キヌシタダミ」という貝の幼貝です。


(08年5月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)