カニの仲間の子供時代、ゾエアと呼ばれる時期の姿です。
これは、たぶんヘイケガニだと思います。
形が似ているので、「ヘリコプター」と呼ばれたりもします。
すべてのカニの子供たちがこのスタイルをしているというわけではありません。
この写真の子は、やがてメガロパと呼ばれる時期を過ごしてカニの形になります。
長いツノは透明でぴかぴかです。
チリモンの中に混じって、途中で折れてしまっているのが多いですが、たまにこうしたカッコいいのも出てきます。
季節によっては、コレがいっぱい入っていることがあります。
(07年11月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)
他にも、このように
後ろ側のハリに薄赤い色がついているのもあります。
ここを拡大してみましょう。
見えるでしょうか?
小さな赤い点々模様がついています。
このように点々はないけれど、ほんのり赤いハリが付いているものもあります。
こんな感じです。
そうかと思えば、このように、真珠光沢のあるものもあります。
ツのは途中で折れていますが、きれいでしょう?
これらのお腹から出ている尻尾のようなものの先(尾節といいます)は、みなこのように二つに分かれています。
以上は(09年6月下旬 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)です。