チリモン&プチモン写真館

チリモン・プチモンの写真集です。種類別にカテゴリーを作っています。どうぞゆっくりと楽しんで下さいね。

<300>番外編・ヒゲブトウオノエ属の仲間

2011-02-15 | ウオノエ・○○ムシなど(等脚類)
これはでっかいです。
さすがにチリモン・プチモンに入っていたものではありません。

30センチ位のヒラアジの口の中にいたのだそうです。

鯵についていたのだから「アジノエ」?と簡単に考えたら、大間違いでした。
ヒゲブトウオノエ属の仲間だそうです。

なるほどヒゲが太いです。


これはオスで、2,5センチくらいでしょうか。

尾の付け根にチラット見えているのはハサミ状のものです。
下の写真で、よく分かります。

これはオスのお腹側です。

ウオノエ類の特徴である足の様子を見てください。


そしてメスです。

大きいですねえ。5センチほどもあります。


スーパーで買ったヒラアジについていたそうです。(09年10月)

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アジノエで検索すると色々出てきますが、
アジノエというのは俗称です。
間違えないようにしてくださいね。

<144> イワシノコバン

2009-03-04 | ウオノエ・○○ムシなど(等脚類)
珍しいものがまとまって出てきました。

魚の寄生虫であるウオノエの仲間で「イワシノコバン」というのだそうです。
nob!!さんに教えていただきました。


上の3個体のお腹側はこんな様子です。

脚がウオノエらしく全部鎌形をしています。

こんな顔をしています。



一番上の写真の中の一番下に居るのはこんな形です。


なにか違うものかと思っていましたが、同じ種類の奇形だろうとのことでした。

(09年2月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)

<125> サヨリヤドリムシなど海の寄生虫

2009-02-17 | ウオノエ・○○ムシなど(等脚類)
サヨリヤドリムシ、つまりサヨリにくっついて生活する、海の寄生虫の一種です。

脚はこんな様子です。

ウオノエの仲間なので、全部の脚が鎌形をしています。

顔は案外おとなしそうに見えます。



同じときにいただきました。




脚の様子です。


二つとも7ミリ前後です。
ウオノエの子供でしょうか?

(08年8月末 大阪湾にて)







<10> ウオノエ&ウオノコバン仲間の子供

2008-12-14 | ウオノエ・○○ムシなど(等脚類)
お魚の寄生虫「ウオノエの幼体(子ども)」です。
大きさは青い目盛りの5ミリより、少し小さいですね。
頭の前の方に、カギ状のものが付いています。

お腹のあたりから尻尾にかけて白くなっています。乾燥するとこのようになるのが多いです。


白い部分がよく見える写真をもう一枚。

これもウオノエの幼体(子ども)です。

(08年10月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)



よく似ていますが、体の後半分が白くないのもいます。

大きさは1センチと少しです。
たぶん仲間でしょう?

(08年12月 鹿児島県薩摩半島・東シナ海・吹上浜の漁)


他にもこんなのが・・・

これは、ウオノコバンの仲間の子供です。



そして、ウオノコバンの仲間の幼生のお腹側です。


横向きの姿です。


下の4枚の写真は(08年2月 和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁)

ウオノエは、胸脚の指節が7対あって、カギ状に曲がっているのが特徴とか。
スナホリムシやグソクムシもよく似ているので、口の周辺にある4対の脚で見分けるのだそうです。


この時は小さいのがたくさん出てきました。

2月末の和歌山県湯浅沖または大阪湾または兵庫県神戸沖の漁です。