宇宙論、ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論

ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論 etc etc

約120億年前の遠方銀河周辺に存在するダークマター、名大などが検出に成功

2023-01-02 11:53:33 | 日記

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2022/8/2 21:48 | 最終変更

 

https://archive.ph/j3IaP

『・・・また、今回の研究では遠方銀河周辺のダークマター分布と先行研究で測定された銀河の密集度合いを用いて、約120億年前の宇宙構造から、標準宇宙論を仮定することによって、現在の宇宙構造におけるでこぼこの程度「σ8」を推定することにも成功。
その結果、プランク衛星によるCMBの測定と標準宇宙論を組み合わせることによって予言されるσ8に比べて、小さい値が得られたという。

これまでの約80億年前における近傍宇宙の観測的研究でも、σ8がプランク衛星の予測値より小さい可能性が示唆されており、今回の研究で得られた結果もそれを支持するものとなったという。
ただし、今回の研究における統計的優位性は十分ではないため(今回の測定が得られたσ8になる確率は約90%)、さらなる検証が必要だともしている。・・・』


推定がミスる確率が10%というのでは、まだまだ道は遠いのであります。

少なくとも1%有意程度までは持ち上げないといけません。

まあそれはさておき、120億年前までさかのぼってダークマターの分布を確認できた、と言う事はこれはこれですごい事であります。


今回の研究手法の概念図ー>上記記事魚拓を参照されたい。

CMBを重力レンズ効果の背景光源として用いることで、120億年前の銀河周辺におけるダークマターの存在が検出された、としている。

(C)NASA/WMAP,ESA/Plank,NAOJ/HSC (出所:すばる望遠鏡Webサイト)


こうして宇宙を遠くから見る手法では確かにダークマターの存在は確実なものになっているのですが、そのダークマターの海の中を進んでいるはずの地球では、相変わらず「ダークマターを検出できた」という報告が上がってきません。

目の前を通り過ぎていくダークマター粒子を誰も検出できないのです。

さて、これは一体どうした事でしょうか?

このミステリーはだれが一体解くのでしょうか?

要注目であります。


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