宇宙論、ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論

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「ダークマター」の正体に迫れるか? 宇宙の謎を巡る研究に方向転換の動き

2019-02-16 01:58:30 | 日記

・「ダークマター」の正体に迫れるか? 宇宙の謎を巡る研究に方向転換の動き<--リンク

ダークマターは普通の物質粒子ではないでしょう。

それはブラックホールですよ。

・ダークマターの正体はブラックホールではなさそう

彼らがやった事は、巨大なブラックホール天体がダークマターの主要素ではない、と言う事を証明しただけです。

『ダークマターの候補として挙がっている物質は、「アクシオン」のような非常に軽い粒子から「MACHO」(銀河ハローに存在するかもしれない大質量でコンパクトな天体)まで、質量の範囲で90桁にもおよぶ。
MACHOの一例としては、宇宙誕生の直後に作られ、太陽の数十倍から数百倍の質量を持つとされる「原始ブラックホール」も含まれる。
・・・・・
この結果からZumalacárreguiさんたちは、原始ブラックホールやMACHOは、仮に存在するとしても宇宙のダークマターのたかだか約40%を占めるにすぎないと結論した。
さらに、「Pantheonカタログ」と呼ばれる別の超新星カタログで1048個の明るい超新星を用いた最新の解析では、より厳しい23%という上限値が得られている。』

さて、原始ブラックホールは上記の様な方法でその存在数を推定可能ですが、もう一つのブラックホール、プランクスケールのものはどうやったら検出できるのでしょうか?

『「ダークマターが、非常に重いブラックホールと非常に軽いブラックホールの2種類からなる、またはブラックホールと未知の粒子からなると考えることもできます。・・・」』

非常に軽い、ほとんど質量がゼロでしかもブラックホールであるものが、ダークマターなのですよ。

シュワルツシルト半径を持つ質量に下限はなく、いかなる微小な質量に対しても、シュワルツシルト半径が定まる。
そのため、素粒子質量のシュワルツシルト半径も計算上存在することになるがプランク長以下である。
素粒子には大きさがないという説があり、その場合シュワルツシルト半径の存在は無視できない。
しかし、プランクサイズ以下の長さ自体が存在するのかどうかは分かっていない。』<--リンク

さて、プランクスケール以下のサイズのブラックホールは他の物質を飲み込めるか、という問題が出てきます。

事象の地平がつくる球がブラックホールがものを飲み込む入口ですが、すべての物質粒子はその入口よりサイズが大きいのです。

そうであれば、この小さなブラックホールは「物を飲み込む事が、光すら飲み込む事ができない」そう言う存在になります。

さてそれでは、「この小さなブラックホールはもう一つの小さなブラックホールと合体できるか」という問題に移りましょう。

重力でしかこの小さなブラックホールは相互作用しません。

したがってそこには物質粒子同士の様な「衝突という現象」は起こらないのです。

つまり、衝突断面積はぜろ、なのですよ。

これはお互いがけっしてぶつかるという事なくすり抜ける、と言う事の別の表現になります。

こうしてこの小さなブラックホールはけっして他の物質粒子や他の小さなブラックホールと衝突することなしに存在し続けます。

以上の事から分かる事は、「物質粒子との衝突によってダークマターを検出しようとする試みは決して成功する事はない」と言う事であります。

加えて申し添えれば「どれだけ強い磁場をつくってみても無駄」と言う事でもあります。

まあ、そういうことでありますから、「答えは目の前にぶら下がっている」「しかし皆さん、それがまるで見えていない」そういう意味からもダークマターなのであります。

PS
プランクスケールのBHは物質粒子との衝突断面積はゼロで良いかと思われます。

しかしながら、この小さなBH同士の衝突断面積はゼロではありませんでした。

それは双方のBHがもっているホライズンの半径が与える円の面積となります。

しかしながらそれはいずれにせよプランクスケールの断面積であって、これは実質上はゼロとみなしても支障はなさそうです。

つまりこの小さなBH同士が衝突して合体する、ということはほとんど考慮しなくて良いものと思われます。

KWD
プランクスケール、ブラックホール、ダークマター

http://archive.fo/MYTCb

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