宇宙論、ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論

ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論 etc etc

電王戦・名人戦 A級順位戦

2016-11-18 00:16:27 | 日記
・第75期名人戦C級2組順位戦 近藤誠也四段-佐藤和俊六段 第1譜<--リンク

・・・三浦弘行九段が対局中にコンピューターソフトを不正使用した疑いが浮上し、12月まで出場停止処分を受けた。

これによりA級順位戦も不戦敗の見通しとなり、対局数が減ったため、今回はC級2組の6回戦から特選譜を紹介する。・・・


さて、これが今朝(16日)の毎日新聞の記事であります。

三浦弘行九段がソフトカンニング疑惑のため、竜王戦の挑戦権を奪われたのみならず、3か月の出場停止処分を連盟から受けた、としています。

それによって毎日・朝日が主催する名人戦の順位戦も影響を受けるであろう、、、としています。

あるいはそのように毎日新聞は認識している、という表明であります。


三浦9段の今回の処分の件、確かに読売新聞には発表まえに連絡を入れて合意確認済でありましょう。

しかしながら毎日と朝日に対してはどうであったのでしょうか?

たぶん前もっての連絡、そうして合意の取り付けはなかったと推定されます。


そうであれば、昨日(15日)までの間にそのような説明と合意確認の行為が連盟から毎日・朝日の各社にあったのでしょうか?

いいや、それもまた考えにくい事であります。

なんとなれば連盟が出場停止とした理由は、当初は「休場届不提出」であり、今は「不自然な離席が多い」になっています。

しかし毎日は「ソフトカンニングのため」としています。

連盟からの合意を得るための説明が毎日にあったとすれば、毎日は「不自然な離席が多い」を出場停止処分の理由として報じなければなりません。

しかしながらそうはなっていません。


さて、連盟はたぶん第三者委員会とやらの報告を待って毎日・朝日に説明をして合意を取るつもりでありましょう。

しかしながら毎日の記事は「連盟さん、お宅からの説明はまだありませんが、こちらは予定していた記事がなくなり、被害をうけていますよ。」というものなのであります。

PS
連盟のロジックは「三浦9段はプロ棋士としてのあるまじき行為を行った。したがって全棋戦3か月出場停止の処分は相当。」というもの。

このように読売には説明をして「なるほど、分かった。」と言ってもらい、竜王戦の挑戦者を変更しました。

さて、処分公表前にはほかのスポンサーさんには了解を得る時間がなかったようでありますが、公表した後は早速関係するスポンサー各社に出向いて読売に行ったのと同じ、「分かりやすい処分理由」を説明して了解を得なくてはいけません。


そういう訳で、今日は毎日新聞へのご報告です。

連盟担当者の一通りの説明を聞き終えた毎日の担当者、「それでは三浦9段がソフトカンニングをしていた明らかな証拠があったので、処分したのですね?」と聞きます。

連盟担当者は「もごもごもご」。


「翌日に休場届を出さなかったのが処分理由ですか?」

「でもそれは三浦さんは休むとは言っていないと公表されていますが?」

連盟担当者は再び「もごもごもご」。


「不自然な離席が多いのが処分理由ですか?」

「でも他にも多くの棋士さんが離席していますが、、、。」

連盟担当者は三度び「もごもごもご」。


「それで、屋敷ー三浦戦は三浦9段の不戦敗になるのですね?」

連盟担当者は四度び「もごもごもご」。


「それでいったい今後はどうなさるおつもりですか?」

連盟担当者は今度ははっきりとした声で「第三者委員会の結論に従います。」と。


「なるほど、それでは今日は何をなさりに当社まで出向かれたのですか?」

連盟担当者は再び「もごもごもご」。


まあそういう訳で、スポンサー各社さんにご説明に伺えるのは「第三者委員会さんの結論待ち」とそういう事になるのでありました。

しかしながら不思議でありますねえ。

天下の読売新聞を説得できた理由がほかのスポンサーさんに通用しないというのは、どう考えてもわかりません。

それとも三浦9段への処分理由は「プロ棋士としてのあるまじき行為を行った為」ではない、という事なのでありましょうか?

こうして連盟の対応の仕方についてはまことに疑念が疑念を呼ぶ状況、公益法人・日本将棋連盟の名にふさわしくない状況のように思われます。


追伸
連盟ー三浦会談は決裂した模様。

連盟さん、腹をくくって、衝突コース突入です。

・<将棋>屋敷九段が不戦勝で3勝2敗に A級順位戦<--リンク


PS
「電王戦記」はこちらから入れます<--リンク

特集記事一覧にはこちらから入れます。<--リンク
コメント