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電王戦・竜王戦 法的な道筋

2016-11-15 05:09:13 | 日記
三浦サイドが取りうる法的な道筋はどんなものか。

竜王戦第四局が11月21日(月曜)になりますので、さすがに今週中に連盟側に三浦側との協議に応じるような動きがなければ来週早々にもそのような事になるかと思われます。


まずは出場停止処分の取り消しと竜王戦挑戦者資格の再確認でしょう。

ソフトカンニング疑惑が事の発端で挑戦者資格が実質上はく奪されました。

従いまして、挑戦者資格の返還があれば実質上は「ソフトカンニングはなかった」と連盟が認めた事になります。


その場合に現在進行中の竜王戦はどうなるのでしょうか?

それは三浦9段と連盟との話し合いの結果次第でしょう。

まずは村の中での合意が先で、その後でスポンサーにご報告という手順がよさそうです。


三浦9段の意向は
「1、ソフトカンニングはなかった、と連盟が認めること。」
「2、処分によって受けた精神的、経済的な被害の回復。」
になるかと思われます。

1、については、マスコミへの公式な発表が必要でしょうか。

2、については話し合いによって補償額、その他の回復の手段を決める事になるかと思われます。


そうして、そうなった場合は読売新聞は何らかの形で連盟に対して補償を求める事になりそうです。

「竜王戦の滞りのない実施」が連盟と読売との間の契約ですから、それができなかった連盟は何らかのペナルティーを受けなくてはいけません。

そうして、実際そうなるかと思われます。


裁判で三浦側の主張が認められなかった場合は、三浦9段の立場はかなり厳しいものになります。

今までの報道内容に加えて裁判でも勝てなかった、というのは致命的な事でしょう。

従いまして、それなりの覚悟をもって裁判を起こすことになります。

逆に言いますれば、「裁判を起こした」ということは「その覚悟がある」と言う事になります。


以上、ざっとではありますが大筋はこんなところでしょうか。

いずれにせよ、今週、来週が山場であることは確かな事なのであります。

PS
上記で見て来たように、現状ではあまりにも三浦サイドの負っているリスクが大きい様に見えます。

そうしてこの大きなリスクはどこかの誰かが大きなリターンを得ている、という状況とバランスしている様に見えます。

本来は大きなリターンを得るものが大きなリスクを負うべきものでありましょう。

リスクを避けてリターンのみ手に入れるのは公平ではありません。

それがフェアな競争の基本、フェアな社会の基本であると思われます。

PS
・羽生三冠、将棋ソフトと対戦ならず 叡王戦準決勝で敗退<--リンク

渡辺ー三浦騒動の間にも時間は流れ、歴史は作られていくのでありました。


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