飽きたらごめんね。

目標400字

類は友を選ぶ

2018-09-30 06:55:35 | 音楽夜話



1965年から1968年頃までの
ビートルズ(特にポール)とビーチボーイズ(ブライアンね)
の関係は日本風に言えば(大嫌いだが)切磋琢磨だね。
ビートルズ「ラバー・ソウル」に対する回答が「ペット・サウンズ」
対するポールの回答が「サージェントペッパーズ」
ビートルズは3人の天才と1人の秀才が
いたからポールの方向性は他のメンバーも
理解できた。
けどビーチボーイズには天才はブライアン
だけだったのでやりたかった事が
他のメンバーに理解できるはずもなく、
言われるままコーラスをつける事くらいしか
出来なかった。
でもポールは「ペットサウンズ」に驚愕して
「サージェント」を作ったんだから凄いものです。
天才のやる事は、天才にしかわからない。

2年前のブライアンの「ペットサウンズ」再現コンサート
行ってきました。
アル・ジャーデンがリードをとった
「スリープ・ジョン・B」
感涙ものでした。

燃え落ちるヒンデンブルク号

2018-09-29 07:38:22 | 音楽夜話




ジャケット写真に燃え落ちる飛行船を
用いた「ニューヤードバーズ」改め「レッド・ツェッペリン」の
デビュー作。
まあ、ネーミング的には「レッド・ツェッペリン」だよなあ。
実は、中学2年の冬休みにラジオから
「コミュニケーション・ブレイクダウン」や
「グッドタイムス・バッドタイムス」が流れてきたんだけど
その時は???って感じだった。
後にラウドネスがコピーしたブーツ・ウォーカーの「ジェラルデン」や
クリフ・リチャード「幸せの朝」が好きだった。
どっちも日本だけの大ヒットだけどね。
あまりに偉大すぎて事態が把握できなかったかも。
今から50年前ですから。

このアルバムから結構トラッド・フォーク的な曲を
やってます。「天国への階段」へ通じるような。
後に盗作騒ぎになりました。
裁判の結果はどうだっけ?


ジャケット内開きの写真を撮ったのは「クリス・ドリア」
ヤードバーズのベーシスト


シーマスのブルース

2018-09-28 06:08:31 | 音楽夜話



世間一般の思い込みとは違い
フランプトンの呼びかけで結成されたらしい。
A&Mレコードに移籍後の
サード・アルバム。マリオット独裁でなく
メンバーが伸び伸び演奏している民主的なアルバム。
マリオットはあんなに活躍しているのに騙され
印税をほとんどもらえない状態だった。
フランプトンも後年「カムズ・アライブ」が大ヒットしたのに
悪徳マネージャーに持ち逃げされた。
しかしマリオット小さいのに迫力だなあ。

これもジャケットが気に入ってLPを持ってはいたんだが、
引っ越しの時紛失してしまった。
サロメに関係する絵らしい。
詳しいことはわかりませんが。

ピンク・フロイドの「ポンペイライブ」の中の
シーマスのブルースを歌っている?犬は
マリオットの飼い犬。


娘のモリー・マリオットのデビュー・アルバムには、
ポール・ウェラーが参加。
無理ないよなあそりゃあ。
永遠のアイドルだもん。




何も変わりはしない

2018-09-27 17:37:42 | 音楽夜話



始まったものも、いつかは終わる。
ロニー・ホーキンスのバックバンドとして
始まり多くのミュージシャンから支持を受け
4人のカナダ人と1人のアメリカ人による「ザ・バンド」
終焉の時は近づいていた。
焚火を囲む憂いを帯びたメンバーの
ジャケット写真。
収録された楽曲も彼らのルーツを見つめ
過去を振り返ったものが多い。
ロビー・ロバートソンの幼く貧しかったころ住んでいた
街の情景を歌った「おんぼろ人生」
ロバートソンのギターも郷愁を誘う。
リック・ダンコの「おんなじ事さ」
リックの晩年は寂しく最後は可哀そうだった。
映画「ラスト・ワルツ」でも歌われた
「オフェリア」レボンの歌声 しみじみと聴かせるなあ。
「浮浪者のたまり場」ホークス時代の体験を
題材にしているようだ。
貧しかった時代の事を映画の中でも語っているね。


事実上「ザ・バンド」のラストアルバム。
これ以降は残骸でしかない。



はばたく前に

2018-09-26 06:35:02 | 音楽夜話


前作でカントリー・ロック志向の
プロデューサー グリン・ジョンズの
首を切った「イーグルス」前作にも
ましてロック志向 売れ線狙いになったのが
これです。
「呪われた夜」「テイク・トゥ・ザ・リミット」
大ヒットしました。
当時 神奈川県大和市に住んでいたんですが、
ラジオのFENから流れてくる曲は
他にピーター・フランプトン
「ショウ・ミー・トゥ。ザ・ウェイ」
グラディス・ナイト&ピップス
「夜汽車よ、ジョージアへ」が印象に残ってますね。
懐かしいな。
民主的なバンドだった
イーグルスですが、徐々にメンバー間の対立も
目立つようになってきます。
バーニー・リドンは特に自身のカントリー・ロック志向もあり
(グラムと仲良しだし)徐々に一線を引き出した。
ロナルド・レーガンの娘と共作した曲を
レコーディングもしたが、他のメンバーのドラッグ志向に
嫌気が差したのか脱退した。
無理ないか。


元祖肉食系女子

2018-09-25 06:30:32 | 音楽夜話



「何で黒いのが好きなんだ」と発言した
政治家がいましたがお答えしましょう。
「そんな事も分からないのか?
カッコいいからに決まってるだろう。
他に理由なんかないね」

ティナ・ターナーのベスト集。
中学生の時、アイク&ティナ・ターナーの
CCRのカバー「プラウド・メアリー」を聴いた時
ここまで変わるものかと驚いた事があります。
当時はアイクがDV男でティナが酷い目にあって
いたとは、知る由もありません。
アイクと離婚後、復活するまでに
84年のアルバム「プライベート・ダンサー」まで
待たねばなりませんでした。

「プライベート・ダンサー」ぞくぞくする表現力ですね。
映画「マッドマックス3」にも出演しました。
挿入歌「アナザー・ヒーロー」も収録されています。
ロッドとのデュエット「イット・テイクス・トゥー」も
いいですね。
これには入っていませんが、ボウイとデュエットも
ありますね。

月に向かってシャウト

2018-09-23 18:28:14 | 音楽夜話



エアロスミスの初期のライブ集。
一曲目から「トレイン・ケプト・ア・ローリン」とは
なんとゴージャスな選曲でしょう。
デビュー時スティーブン・タイラーの口の大きさから
ミックと比較されストーンズのフォロワーと
思われていましたが果たしてどうでしょうか?
私的には、ジェフ・ベック在籍時の「ヤードバーズ」の
影響が大きいとしか思えません。
特にジョー・ペリー。
まだこの曲で「夜のストレンジャーのギターソロはありませんね。
「スイート・エモーション」「ママ・キン」も演奏しています。
もちろん「ドリーム・オン」も収録です。
なぜスティーブン・タイラー」は今の方が声量が
あるのでしょう。
不思議です。

4年前、千葉ロッテ球場で行われた
B’Zとのジョイント・コンサートに行きました。
勿論 もの凄く良かったです。
さすがに、アリーナ席で立ち見は無理でしたね。
夏だったし、寄る年波だったので。


ヤスガーの農場

2018-09-23 06:35:02 | 音楽夜話



イギリス人 一人アメリカ人二人に
カナダ人が一人 加わったバンド。
出身バンド別だと、ホリーズからナッシュ
バーズからクロスビー
バッファロー・スプリングフィールドから
スティルスとヤング

1枚アルバムを出していたCS&Nにヤングが加わった
形だけど、バッファロー・スプリングフィールド崩壊は
スティルスとヤングの確執が原因だけど
一緒にやるの?って当時思った。
この二人仲がいいのか悪いのかよくわからん。
でも、キャス・エリオットが感激したハーモーニーに
ヤングが触媒としてはいったんだから
悪い訳ありません。

ナッシュ作「ティーチ・ユア・チルドレン」
映画「小さな恋のメロディ」にも使われました。
この曲のハーモニー もう最高です。
ヤング作「ヘルプレス」
外見とは裏腹の歌声(失礼)
好きだなあ。

ジョニ・ミッチェル作「ウッドストック」
「私たちは星屑」


そうだね。 





星条旗よ、永遠に

2018-09-22 06:41:22 | 音楽夜話



スライ・ストーンが、本名のスライ・スチュアート
名義で初期ボー・ブラメルスの
プロデューサーはしていたとは知らなかったな。
ボー・ブラメルズとファミリーストーンじゃあ全然
イメージ違う。
この頃スライは飛ぶ鳥を落とす勢いで
凄かった。
このアルバムはファミリーの協力がほとんどなく
スライが一人で作り上げたようなもの。
「ファミリー・アフェア」に代表されるあくまでも
ダウナーな雰囲気に覆われていて前作のような
アッパーを感じさせる曲はない。
「暴動「というアルバム・タイトル」から危ない雰囲気を
感じるかもしれないが、スライ自身は暴動させないために
このアルバムを作ったといっている。
アルバム・タイトル「暴動」は無音のチューン。
過激なブラック・パンサーからリズム隊の白人を交代させろと
要求されたが蹴ったらしい。
きっとリベラルは人柄なんだろう。

彼もまた悪徳エージェントに騙された。

Jの悲劇

2018-09-21 06:20:57 | 音楽夜話



ジム・モリソン(本名ジェームス・ダグラス・モリソン)
ギリシャ彫刻を具現化したかのような風貌。
とことん内省化した暗い詩の世界。
低く沈んだような歌声。
ステージでのあぶないパフォーマンス。
すべてがこのデビュー・アルバムは
時代の先をいっていた。
まるで、「夏への扉」のように。
長い「ハートに火をつけて」はシングル用に
カットされていたが、あのカットの仕方はちょっとなあ。
中学生ながら思ったね。
作曲はギタリスト ロビー・クリューガー
フラメンコ・ギターを勉強してた影響か
ポップな曲を書きます。
作詞もほとんど書いたけど、ジムに替えられたらしい。
マンザレクとモリソンだと曲調が暗い。
「アラバマ・ソング」後年デビッド・ボウイも
カバーした。

ジム・モリソンの性格は好きではないなあ。
父親はアメリカ海軍少将(中将?)
2008年にNHKの番組でインタビューに答えていました。




晴天の霹靂

2018-09-20 06:19:58 | 音楽夜話


まるで天国からあの二人、ブライアン・ジョーンズと
イアン・ステュアートが降臨して、
ミックとキースに乗り移り作らせたとしか
思えないアルバム。
新作をレコーディング中に
煮詰まってしまい、気分転換にウォーミング・アップで
子供の頃から、好きだったブルースを演奏してみたら
乗っちゃってアルバムにしたという。
おまけに、たまたま同じスタジオでレコーディング中だった
エリック・クラプトンも加わり、2曲をゲスト・プレイしたという。
ちょっと出来すぎのような話もあります。
全曲 ど・ブルース。
ミックのブルー・ハープもブライアンと同じ位
すさまじい。ヴォーカルも鬼気迫るものがある。
クラプトンのギターは勿論素晴らしい出来だが、
キースとロニーだってツボをえたフレーズを弾いている。
世界最強のブルース・バンド。
デビューからずっとそうだった。

ところでレコーディング中だった
新作はどうなった?

踊り娘

2018-09-19 06:33:11 | 音楽夜話



ドガの「踊り子」を彷彿とさせるモデルを使った
アルバムジャケットが美しい。
偉大なるロキシーのデビュー・アルバム」
女子高の美術教師だったフェリーの審美眼は大したものだ。
まだ、演奏技術は稚拙ではあるけど
アバンギャルドな面も加わって、カオス的にユニークだ。
努力もしたが、センスも兼ね備えていた。
一曲目が「リ・メイク・リ・モデル」
俺たちが、ロックを再定義してやると、
宣言しているんだ。
当時は異能の「イーノ」に注目が集まっていたが、
マッケイだって十分個性的だ。
当時見た目からか当時はグラム・ロックに分類されていたが
違うよね。
ロキシーは名前そのままに、ロキシー・ミュージック
というジャンルなのさ。
デビュー・シングル「バージニア・プレイン」
自分たちの頑張りを宣言してる。

最も偉大だロックのデビュー・アルバム・ベスト3に入る。

「栴檀は双葉より芳し」
これに尽きるね。


ペルシャの市場

2018-09-18 06:59:22 | 音楽夜話



ブック・オフで見つけた一枚。
昔、中学生の頃、ミュージック・ライフの
色んなバンドの特集記事で紹介されていた
依頼だ。
勿論ラジオから流れてきたのを聴いた事もない。
ソフト・ロックにジャンル分けされた。
アメリカでは、この手の清潔系のサウンドも好きな人が
多いみたいだね。
「雨に濡れた初恋」牛も知ってるカウシルズとか。
「ネバー・マイ・ラブ」「チェリッシュ」の
アソシエイションズとか。
このアルバムでは、サイモンとガーファンクルの
「59番街橋の歌」のカバーもやってますが、
同時期のマイク・ブルムフィールドとアル・クーパー
の印象が強すぎてね。
この曲のアレンジはリオン・ラッセル。

彼らの3枚目のアルバム
「シークレット・ライフ・オブ・ハーパーズ・ビザール」は
最高傑作として評価が高いですが、このファーストも
なかなか完成度は高いですね。
1990年代に再評価されましたね。

スリーピース・バンドの行く末は

2018-09-17 19:59:56 | 音楽夜話




クリーム ジミヘンドリクス・エクスプリエンスなど
スリーピース・バンドは結構メンバーのなかの悪さから
比較的短期間でバンドが崩壊する事が多い。
ポリスも例外ではなかった。
スティングとステュアート・コープランドの関係は
有名ですよね。

スティングは歌唱力も作曲も超一流のセンスを持ってるけど
コープランドのドラミングはまねできない。
ポリスはコープランドのバンドだと思っている。

「ロクサーヌ」はパリの夜の裏町の怪しい飲み屋を
連想させるが、デビュー前にはフランス人ギタリストが
在籍してた。その影響もあるかもしれません。
「ドゥードゥードゥー・デ・ダーダーダー」は
ユニークなビートが好きですね。
「見つめていたい」は、大ヒットしたしいい曲だけど
売れ線狙いかなあ?

長く活動しているスリー・ピース・バンド
いましたよ。アメリカの「ブルー・チアー」
今でもライブやってる。かれこれ50年

ヒット曲の宝庫

2018-09-16 06:43:54 | 音楽夜話




本当の兄弟。今見ても恰好いい。
このアルバムはワーナーへ移籍後のベスト・アルバム
なので、「バイバイ・ラブ」も「起きろよ、スージー」などは
収録なしですが、後にナザレスやグラム・パーソンズも
カバーした「ラブ・ハーツ」や全米No.1「キャシーズ・クラウン」
は収録されてます。
自分達で作詞作曲もできたんですね。
「バイバイ・ラブ}「起きろよスージー」はサイモン&ガーファンクルの
カバーが有名ですね。
カバーといえば「ラブ・イズ・ザ・ストレンジ」は
ポール・マッカトニー&ウィングスもカバーしてますね。
なんか抜けた感じで好きです。
ポールは、彼らの再結成後のシングル盤「ナイチンゲールの翼」を
書いています。

話は変わりますが、今度ポールのライブへ行きます。
新作アルバムの曲も聴きたいですが、
一番聴きたいのは「イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デンジャー」
ポールの原点ですからね。