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始まったものも、いつかは終わる。
ロニー・ホーキンスのバックバンドとして
始まり多くのミュージシャンから支持を受け
4人のカナダ人と1人のアメリカ人による「ザ・バンド」
終焉の時は近づいていた。
焚火を囲む憂いを帯びたメンバーの
ジャケット写真。
収録された楽曲も彼らのルーツを見つめ
過去を振り返ったものが多い。
ロビー・ロバートソンの幼く貧しかったころ住んでいた
街の情景を歌った「おんぼろ人生」
ロバートソンのギターも郷愁を誘う。
リック・ダンコの「おんなじ事さ」
リックの晩年は寂しく最後は可哀そうだった。
映画「ラスト・ワルツ」でも歌われた
「オフェリア」レボンの歌声 しみじみと聴かせるなあ。
「浮浪者のたまり場」ホークス時代の体験を
題材にしているようだ。
貧しかった時代の事を映画の中でも語っているね。
事実上「ザ・バンド」のラストアルバム。
これ以降は残骸でしかない。
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