「台風とくす玉」
内容
7年前に、夫・一樹(星野源)を亡くした寺山テツコ(仲里依紗)は、
今でも“義父(ギフ)”の連太郎(鹿賀丈史)とひとつ屋根の下で暮らしていた。
ある思い出が2人を結びつけていたのだが。。。。
ある日、会社の同僚で恋人の岩井(溝端淳平)からプロポーズされる。
だが、その事を、偶然にも後輩のギダリエ(小野ゆり子)に聞かれてしまい、
誰にも言わないと言っていたはずなのに、社内の全ての人に知れ渡ってしまう。
気がつけば、くす玉まで!?
その話は、上司(マキタスポーツ)が通う歯科医院の歯科医で
ギフの義妹・朝子(片桐はいり)に伝わり、ギフにまで知られてしまう。
その夜。テツコがシュウマイを買って家に帰ると、
ギフから結婚するのか?と尋ねられ。。。
敬称略
原作は未読。
原作、脚本。。。木皿泉さん
今回の演出は、3年ほど前、
NHKで放送された木皿泉さんの《しあわせのカタチ》と同じ茂原雄二さん。
印象としては。。。。木皿泉作品。。。って感じだろうか。
実際、今回の話。
連ドラの一部でアリながらも、単独で成立しているだけでなく、
先日、某局で放送された《おやじの背中》の一編より、
ユッタリした流れの中、描かれる。。。1つの日常という印象がアリ。
本来は、連ドラと1話完結の単発モノの“差”が見えてしまうはずなのに、
今回の話。。。よりいっそう、木皿泉色の強い作品に仕上がっている感じですね。
もちろん。突拍子も無い設定、展開だったりするのも
木皿泉作品なのですが。
今作のような話も、やはり木皿泉作品ですから。
あとは、俳優への好みと、期待していたモノとのギャップで、
評価が違ってくる感じかな。