『承認欲求を否定せよ』
「容疑者は一族全員!承認欲求を否定せよ!」
内容
蘭子(香里奈)青山(加藤シゲアキ)は
元大臣・狸穴勝利(山田明郷)の葬儀の場へ行き、葬儀の中止を告げる。
かかりつけ医師・米村から、怪しい話を聞いたからだった。
病死を主張する妻・治子(朝加真由美)長男・寿也(水橋研二)
しかし、蘭子は、有無を言わさず、遺体を帝都大へと搬送させる。
めい子(相楽樹)の解剖により、ガラス片が見つかり。
それを聞いた浦部(丸山智己)は、他殺の可能性を、半田(升毅)に伝え。
狸穴家の家宅捜索がなされることに。
ガラス片は見つかるが、衆議院議員の藤沢功からプレッシャーを受けるハメに。
妻・治子、第二秘書で長男の寿也
第一秘書・武藤秀一郎、家政婦の吉川有美(小松彩夏)
そして長女・さゆり(前田亜季)
それぞれアリバイを主張するが。。。
敬称略
面白いかどうかは、別の話ですが。
一部を除けば、
今までよりは、ドラマとして見易くなった感じですね。
刑事モノが刑事モノとして成立するのは、
たとえ、既視感などがあっても、捜査が描かれることなのだ。
今作の場合、主人公が変わり者なので。
その捜査を描くだけでは、視聴者には刑事モノとして、全く伝わってこない。
だからこそ、他のメンバーの捜査をシッカリと描く。
今作の場合は、この両者があって、ようやくドラマとして成立するのである。
初回、2話は、これらの描写が中途半端で、
ただ単純に、変人刑事の捜査だけが、分かり難く描かれていた。
前回の第3話で、今作が刑事モノであることが分かる程度の描写がなされ。
ドラマとして、見易くなってきた。
そして、今回は、主人公を描きつつも、
メインの描写を、他のメンバーの捜査にした。
おかげで、双方の対比も成り立っているし。ドラマも、かなり見易くなった。
ようやく、“カタチ”になってきたと言って良いでしょう。
このあたりは、脚本のおかげかな。