「白骨死体と外国籍を持つ男」
内容
八王子の開発地から白骨遺体が見つかった。
状態から、3年前に殺され、遺棄されたものと思われた。
被害者の身元は、
歯の治療痕から、賭博で逮捕歴のある西崎隆治(井川哲也)だと判明する。
当時、西崎から金づるとされていた男がいた。
投資ファンド代表の仲正俊樹(西村雅彦)
同郷の仲正に会うと言ったまま、西崎が行方不明となっていた。
そのことから、仲正が事件に関係していると思われた。
島野(田辺誠一)から説明を受けた佐久(小澤征悦)は、
“仲正俊樹”という男が、すでに存在しないと告げる。
事件直後、仲正はコンガス共和国に移住し、
国籍とパギ・スカルナという名を取得。そのうえ伯爵となっていた。
現在、日本に滞在している仲正だが、大使館は無関係だと。
そのうえ、外務省も国益を盾に、佐久たちに圧力をかけてくる。
仲正とパギ・スカルナが同一人物であることを証明するには
DNA鑑定をするしかなかった。
仲正が帰国するまで3日。。。
そんななか、仲正が
14年前から、カトリック系の養護施設に多額の寄付をしていることが判明。
重度の病気を患う市川樹理(浅見れいな)が入所した頃から
寄付が始まっていることから、なんらかの関係があると思われた。
そこで、仲正の関係先を訪れていない佐久が、
警備員となって施設へと潜入することに。。。。
敬称略
今回は、真野勝成さん。
“騙す、出し抜く。その分野において、この人は天才だ。”
散々描かれてきた、“vs管理官”という構図が省かれ、
普通の刑事モノになっていますね。
まあ。。悪くないので、ドラマとしては楽しいのですが。
なんていうか。。。
“佐久”の魅力が分かりかけているので
“佐久管理官”が、いないと。。。。オモシロ味が、
微妙に欠けている感じかな。
とはいえ。
最終的に、佐久のテーマが流れ、
ようやく、今作らしさになりましたけどね。
パターンを変えてきたと、考えた方が良いのかもしれませんね。
実際、ワンパターンだったし。
そんな風に考えれば、こう言う話もokだろう。
“被疑者を逮捕することが、私の仕事です。
それ以外のことは、何の興味もありません。”
いまさらですが、佐久という人物が見えたお話と言えるでしょう。