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科捜研の女(10)初回スペシャル CASE.1 狙われた科捜研!

2010年07月08日 21時53分51秒 | 2010年ドラマ
『初回スペシャル
 狙われた科捜研!残された指紋容疑者にされた研究員DNAの罠!
 仕組まれた誤認逮捕!!接点なき二つの殺人

内容
ある日の朝のこと、京都府警科学捜査研究所“科捜研”に出動要請が入る。
榊マリコ(沢口靖子)乾健児(泉政行)土門美貴(加藤貴子)が、現場へ
その道中、、科捜研に官民交流でサンライズ精機という会社からやってきた
研究員の吉崎泰乃(奥田恵梨華)が合流。

マンションで亡くなっていたのは平木文江(園英子)
状況から毒物による中毒死と思われた。
現場の遺留物を調べるマリコたち。。。。すると現場には、指紋1つなく。
そのうえ、掃除機がかけられたかのようで、毛髪なども無かった。
何かがオカシイ。。。。。
ただひとつ、、、カーペットの下からジグソーパズルのピースが。。。

その後、洛北医大で、風丘早月(若村麻由美)により解剖が行われ、
毒物による中毒死と断定される。
科捜研に戻り、榊伊知郎(小野武彦)所長、日野和正(斉藤暁)も加わり、
遺留物の分析が開始される。
すると、現場に残されていた毒物入りのコップから指紋が検出。
それは、、、、乾健児のモノだった!!

現場でコップに残す可能性は低く、なぜか分からないマリコたち。

刑事部の土門薫刑事(内藤剛志)にだけ、伝えるのだが。。。。
翌日、なぜか、、京都日報に、乾の指紋が検出されたこと
そして、その事実が府警から発表されないことが、リークされる。
どうやら、、、吉崎をつかまえて、京都日報の記者・尾形絵利(岩崎ひろみ)が
取材をしていたことが判明。

真理子と土門が、絵利を問い詰めたところ、
京都日報に、妙なメールが届いたという。
乾の指紋の遺留を知っていたのは、科捜研のメンバーと捜査関係者以外では、
犯人のみ。
メールは、犯人から送られていたと考えられた。

だが、新聞報道という事実により、揺れる京都府警。
佐久間誠刑事部長(田中健)は、乾を謹慎処分としたうえで、
刑事部による事情聴取を受けさせるのだった。

その後、乾の容疑を晴らすために、マリコたちは、再び現場検証。
警察犬を利用し、被害者・文江の動線を分析。
指紋の遺留の状態から、犯人は、被害者・文江の知人と考えられた。
そして、乾の指紋が付いていたコップが、文江の家にあった痕跡が無く、
犯人自身が、指紋の付いたコップを外部から持ち込んだと断定する。

そんななか、新たな事件が発生する。
日野が自宅で鑑定の分析を行おうと思っていたデータが、パソコンとともに紛失。
データの持ち出し禁止。。。を破ったことと、鑑定資料の紛失という大失態で、
日野は無期限の謹慎処分を受けてしまう
そして、、、鑑定資料がネットにリークされ、科捜研は非難の的となる。

土門や、後輩の権藤克利刑事(高橋光臣)は、
科捜研が狙い撃ちされていることを不審に思い始めた直後、再び事件が発生する。
ジョギングに出た男性・山瀬敏弘が、山中で変死体で発見されたのだ。
事故か?事件か?
マリコは、妻・典子、息子・秀雄に行政解剖を勧めるが、
“噂の科捜研”ということもあり、解剖を拒否。
そんなとき、早月が助け船と。。。。“AI”死亡時画像病理診断。。。
ようやく、解剖が行われ、その頭部の傷の状況から“撲殺”と断定され、
そして、、、被害者の体の中から、、、ジグソーパズルのピースが発見される。

その後、現場を再調査し、凶器と思われる石と、、、ガムの遺留物。
ガムの唾液をDNA鑑定した結果、
土門が3年前に強盗で逮捕し、先日出所したばかりの館山明夫(大柴隼人)のDNAと一致。

再度、日野が狙われたバスを調べると、、、ジグソーパズルのピース。
3件の事件は、同一犯によるモノと思われた。
館山の愛人・木下麗奈(山内明日)の家に乗り込む土門と権藤。
だが、木下の部屋には、犯行に関わる物品も見つからず、
館山には、アリバイがあった。
館山が負傷したこともあり、土門は謹慎処分。

やはり、狙いは科捜研。。。。
しかし土門は、マリコに助言する。
狙われたにしては、なぜ、2人も殺す必要があったのか?と。

そのころ、謹慎処分を受けている乾と日野は、独自に捜査。
ついに乾が触れたグラスを、買って帰った男(浅利陽介)を見つけ出す。
しかし、顔がハッキリしない。。。。

そんなとき、美貴が絵利から犯人から不審なメールという情報を得る。
それは平木文江宅の盗・撮映像。
犯人に繋がる証拠と考え、美貴は兄・薫に連絡後、文江宅へと向かうのだが。。。

土門刑事が到着した時には、妹・美貴の姿はなかった。
室内には、無数のジグソーパズルのピース。
その後、科捜研にUSBメモリが送られ、、、、美貴が誘拐されたと分かる。
映像では、椅子に縛られた美貴。。。。血が抜かれていた。。。。。。。
残された時間は、10時間もなかった。

やがて浮かび上がる、、ひとりの男。。。。脇田則人(浅利陽介)
そして、20年前の殺人事件。
容疑者として疑われた植村治信という男性。。。。

敬称略


↑2時間なので、てんこ盛り。


公式HP
http://www.tv-asahi.co.jp/kasouken/


ついに、第10弾という、ある意味、、未知の領域に踏み込んだ『科捜研の女』

逆に、『木曜ミステリー』というこのドラマ枠もまた、
本当に新しい世界へ。。。。

と考えることも出来るかもしれません。

『枠』というものを作り出し、定番にするのは難しいですからね。


舞台を京都、、そして、事件モノ、、、
基本的に1クール

シッカリとテーマを決めて作ってきた証拠と言えるのかもね。


ま、それはさておき。

今回は、2時間スペシャル。
4ヶ月前に、スペシャルを放送したばかりなのに、またスペシャル。

その部分に一番驚いてしまいました。

でも、観て納得。

そうなのだ。
スペシャルからの繋がりの新キャラ・権藤刑事の投入だけでなく、
科捜研も、新キャラを投入である。
そのうえ、事件に絡んでいることもあるが
『夢』を追うために、退職していく者も。。。。。。

ほぼ、リニューアルと言って良い状態である。


内容自体は、科捜研が狙われるという、なかなか良いネタを持ってきましたよね。
次々と、追い詰められていくのも、事件を乱発状態であっても、
科捜研が狙われていることもあり、シッカリと魅せている感じだ。

一番良かったのは、
ここ最近のシリーズで削除されがちだった『分析シーン』

コレがあるか、無しかで、オモシロ味が違います!!

たとえ、ご都合主義であったとしても、
分析せずに、捜査するだけなら、、、刑事と同じ。
分析があり、知識を持ち寄って、考える。

そこにこそ、このドラマのオモシロ味があるハズですから!
変な言い方だが、

事件をどれだけ人情モノに描いても意味がないし、
トリックが複雑だったりしても意味がない。
ほんとは、そこにたどり着くまでが楽しいドラマですからね。

やっと、、、初回。。。だけではあるが、
オモシロ味が復活した印象である。


それに良いですよね。。。新キャラ。
メインキャラたちの部下に当たる人物たち。
ドラマの幅が広がる可能性があります。

刑事モノに限らず、登場人物の人間関係が描かれてこそドラマですから。

ここのところ、『科捜研の女』って、
土門兄妹を描かず、榊親子を描かない。。。
なら、必要ないんですよね。。。。

ほんとは、そこから広がるモノがあったはずで。。。
このリニューアルで、新キャラとのいろいろな関係を描いて欲しいモノである。


あ、、、脱線しすぎているけど、、、ま、いいや。

まさに、ばらまかれたジグソーパズルのピースを
つなぎ合わせ、、、1つの事件として描いたお話だったと思います。

事件自体も、復讐劇ですが、良い感じ。
すでに時効になっているのも、良いところですよね。
だから、、、どうしても復讐を。。。。

“この3人がいなければ、父は、死なずにすんだの!”

“あなたにも味あわせてあげたかったの”

ということである。

最後は、、、キッチリと、、鑑定結果と。。。。
伊知郎の苦しみ。。。。

なるほどね。


いつかきっと、、、美貴には再登場して欲しいモノである。
“寿”ではないけどね!


科学が万能ではないように
科学捜査が、どれほど正しい応えに近づいても
最後は、人がその答えを正しく使わない限り
今回のような過ちが起きるかもしれない
でも、最後は、信じるしかないのよ
万能ではない科学を、
万能ではない人間が、ちゃんと扱うことが出来るって。





ちなみに、わたし的に一番気になったのは、
乾。。。。デートって、、、彼女。。だれ?
今まで、登場したかなぁ。。。。。
たびたび、彼女という言葉が登場した記憶はあるんだけど、
見た記憶がありません。。。。


最後に、ホントにどうでも良いこと。
この局で、ここのところ放送されたドラマ。。。
あっちこっちで、、5億、5億って、、、同じじゃないよね?