「ご飯と銀杏」
内容
一樹と区切りをつけることを決めたテツコ(仲里依紗)
そんなある日の朝、突然、ギフ(鹿賀丈史)が置き手紙を残し姿を消す。
残された時刻表から、温泉に行ったと思われた。
お隣の小田和正(小倉一郎)に相談したところ、
先日目撃した“女狐”こと。。。富士子(毬谷友子)じゃないかという。
それからしばらくして、帰ってこないギフを心配したテツコは、
岩井さん(溝端淳平)を訪ね、相談をはじめる。
だがすでに。。。。岩井さん宅には、ギフが転がり込み、隠れていた。
その後、次々と岩井さん宅には家具や水が運び込まれていく。
“実は。。。”とギフは、岩井に出来事を語りはじめる。
敬称略
“じゃあ、帰ろうかな。
“僕はどうすれば。
“ウチ来ればいいじゃない
間違いなく結末。。そしてエピローグを描いているはずなのに、
今回も、奇妙な話しで始まった今作。
まさに、途中の“手詰まり”というキーワードどおりのお話だ。
“上書きするって言うんじゃ無く、重ねるって言う感じ。
薄いセロハンを重ねる感じ。それが、年をとるって言うことかな”
そんな状態で、約30分後。
一方は、静かに。。。そして、もう一方は、大きく、動き始める。
しっかし、今作まで、“壁ドン”やるかね。。。。。(笑)
さて。。。“俺に食べさせてもらえませんか”
ようやく、奇妙な2人家族が、、、奇妙な3人家族への一歩。。。
それにしても、まさかの。。。。。
こういうところが、木皿泉さんらしくて良いですね。
“私、幸せになって良いのかな。
“誰よりも、幸せになってよし
最後に、
今作って、いろいろなポイントがあります。
それは、脚本家が木皿泉さんというだけでなく、
シッカリ描ききっている演出。
それを完全補完するエンディング。。。そして“M”
まさに、木皿泉さんの作品である。
若干。。。ってところもね。そこは、愛嬌。