アカデミー賞映画『ノーカントリー』の作者コーマック・マッカーシーのピューリッツァ賞受賞・全米ベストセラー小説の原作を、ヴィゴ・モーテンセンが主演を務める『ザ・ロード』を観てきました。
あらすじは
文明が崩壊して10年あまり。空を厚い雲が覆い、寒冷化が進んだ世界には生物の姿はなく、食料もわずかしかない。生き残った人々のなかには、人を狩り人肉を食らう集団もいた。そんな大地を、ひたすら南を目指して歩く親子がいた。道徳や理性を失った世界で、父親は息子に正しく生きることを教える。自分たちが人類最後の「希望の火」になるかもしれないと。人間狩りの集団におびえながらも、二人は海にたどり着く…。
[ 2010年6月26日公開 ] ~goo映画より~
感想は、
「う~ん、難しい」
文明の崩壊は分かるのですが、起きている地殻変動(地震?)が、自然災害なのか、核使用による人為的災害なのかが分からなかったですね。
どちらの理由による災害だとして、「ただ、南を目指せ」では漠然とし過ぎているし、崩壊から、10年もの間、自宅(?)で生活していた3人が、どうやって食糧確保していたのかさえ、わからないでは、妻がひとり、将来を悲観して自殺を選ぶ理由にはならなかったのではないかと思ってしまった。
頼りにならない旦那だったわけじゃなし、子供も手のかかる時期は過ぎるまで育っていたのに、「なぜ?」という思いが強かったです。
食糧不足による飢えから、人肉を喰らうヤツらが出てきたり、略奪をしたり、『ザ・ウォーカー』と世界観は重なるけど、、『ザ・ウォーカー』の方が、まだ文明は残ってましたね。
ただ、グロいシーンは、「想像におまかせします」って感じの映像だったので、救われました(自分的に)
ヴィゴが演じる父親は、あんな環境になっても、子供は子供(精神的に)でいさせた(子供だった)のが、いまいち現実味がなかったです。
自分が親ならば、もちろん子供らしくとは望みますが、生きていくには10歳の子供でも、もっと厳しく(精神的に)育てるだろうし、子供自身も大人にならざるを得ないだろうと思います。
自分の死期を察しておきながら、独りでも生きていけるように、厳しく育てないのは、親としてどうかと思ってしまう。
常に、死の恐怖に付きまとわれる旅をしていて、子供だからと、あんな“甘ちゃん”では、生き抜いていくことは難しいだろうと思ってしまう自分は、人間としてダメなのかもしれない。
厳しい環境にあっても、人としての誇り・優しさ・善き人であることを忘れずに生き抜くっていうのが、この作品のテーマなのだろうけれども、真実味がいまいちですね。
あるワンシーンに、ひとりの老人が出てくるのですが、さすが名優ロバート・デュヴァルといった感じで、短いシーンなのに、圧倒的な存在感でした。
この映画で、一番印象に残ったのは、そのシーンだけですね。
主演のヴィゴも、すっかり役者として、喰われてしまいました
原作読んでないからわかりませんが、映画が小説を、上手に表現出来ているとして、これがベストセラー小説って、自分には信じられないですね。
公式サイトはこちら→ http://www.theroad-movie.jp/index.html
ザ・ロード - goo 映画
『ザ・ロード』の素敵なDVDラベルはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/d-y0000/e/f0689de87e6fbeabdb96a9ba878d2f8e
映画『ザ・ロード』予告編
ヴィゴといえば、やっぱりコレ
『ノーカントリー』の原作本
コーマック・マッカーシーの原作を映画化、アカデミー賞受賞作「ノーカントリー」
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あらすじは
文明が崩壊して10年あまり。空を厚い雲が覆い、寒冷化が進んだ世界には生物の姿はなく、食料もわずかしかない。生き残った人々のなかには、人を狩り人肉を食らう集団もいた。そんな大地を、ひたすら南を目指して歩く親子がいた。道徳や理性を失った世界で、父親は息子に正しく生きることを教える。自分たちが人類最後の「希望の火」になるかもしれないと。人間狩りの集団におびえながらも、二人は海にたどり着く…。
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感想は、
「う~ん、難しい」
文明の崩壊は分かるのですが、起きている地殻変動(地震?)が、自然災害なのか、核使用による人為的災害なのかが分からなかったですね。
どちらの理由による災害だとして、「ただ、南を目指せ」では漠然とし過ぎているし、崩壊から、10年もの間、自宅(?)で生活していた3人が、どうやって食糧確保していたのかさえ、わからないでは、妻がひとり、将来を悲観して自殺を選ぶ理由にはならなかったのではないかと思ってしまった。
頼りにならない旦那だったわけじゃなし、子供も手のかかる時期は過ぎるまで育っていたのに、「なぜ?」という思いが強かったです。
食糧不足による飢えから、人肉を喰らうヤツらが出てきたり、略奪をしたり、『ザ・ウォーカー』と世界観は重なるけど、、『ザ・ウォーカー』の方が、まだ文明は残ってましたね。
ただ、グロいシーンは、「想像におまかせします」って感じの映像だったので、救われました(自分的に)
ヴィゴが演じる父親は、あんな環境になっても、子供は子供(精神的に)でいさせた(子供だった)のが、いまいち現実味がなかったです。
自分が親ならば、もちろん子供らしくとは望みますが、生きていくには10歳の子供でも、もっと厳しく(精神的に)育てるだろうし、子供自身も大人にならざるを得ないだろうと思います。
自分の死期を察しておきながら、独りでも生きていけるように、厳しく育てないのは、親としてどうかと思ってしまう。
常に、死の恐怖に付きまとわれる旅をしていて、子供だからと、あんな“甘ちゃん”では、生き抜いていくことは難しいだろうと思ってしまう自分は、人間としてダメなのかもしれない。
厳しい環境にあっても、人としての誇り・優しさ・善き人であることを忘れずに生き抜くっていうのが、この作品のテーマなのだろうけれども、真実味がいまいちですね。
あるワンシーンに、ひとりの老人が出てくるのですが、さすが名優ロバート・デュヴァルといった感じで、短いシーンなのに、圧倒的な存在感でした。
この映画で、一番印象に残ったのは、そのシーンだけですね。
主演のヴィゴも、すっかり役者として、喰われてしまいました
原作読んでないからわかりませんが、映画が小説を、上手に表現出来ているとして、これがベストセラー小説って、自分には信じられないですね。
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