Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

『Dr.パルナサスの鏡』

2010-01-23 23:52:12 | '10 映画(洋画)
故ヒース・レジャーの遺作『Dr.パルナサスの鏡』を観てきました。





あらすじは、

現代のロンドンに奇妙な舞台と旅芸人の一座が現れる。1000歳以上という老人のパルナサス博士、娘のヴァレンティナ、曲芸師のアントン、そして小人のパーシーが一座のメンバーだ。ある晩、博士の前に悪魔のニックが現れる。博士はかつて悪魔と不死と引き換えに、「娘が16歳になったら差し出す」取引をしていた。一方、ヴァレンティナは橋で若い男トニーを助ける。記憶喪失の彼はそのまま一座に加わるが、それは悪魔の企みだった。~goo映画より~







感想は、映像は凝っていて、面白かったですが、何が言いたいのか分からない映画でした。

人間の欲望を叶える鏡(Dr.パルナサスの精神世界)に入り、悪魔とDr.パルナサスで、善と悪の選択をさせるゲームをし、善はDr.パルナサス、悪は悪魔の選択と分かるのですが、「だから何?」って感じでした。

善を選んだ人たちは、ブランコに乗り、ハイ状態になって、鏡の中から出てきます。
善を選んだことで、一切の欲がなくなり、自分の身に着けている貴金属や財布、高価なものを全て、置き去りにして、帰っていきます。
これって、本当に善を選んだことで、善い人間になれたのでしょうか?
その善を選ばせたDr.パルナサスの精神が、善ではないのに?
どちらも、自分の我を押し付けているだけであって、パルナサスの方を選んでも、とても善の道とは思えないです。

一番思ったのが、ヤクザ連中が、パルナサスの「警官になれ」っていう道の選択を迫るシーンがあるのですが、悪魔の選ぶ道は「母親(?)に泣きつく」でした。
結果、ヤクザ連中は、母親に泣きついたわけですが、まあ、あんなヘンなモノ見せられて、「警官になる」を選ぶわけないんですけどね。
これ、もし善の道の警官を選んだとして、あの設定だと、悪徳警官になると思うんですけど・・・
この辺、何が言いたかったのかなあ?

ただ、ヒース亡きあとに、3人の大スター(ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル)の助力を得て、1本にまとめ上げたテリー・ギリアム監督は、凄いとしか言いようがないですね。











ヒース演じるトニーが鏡の中に入り、姿形が変わってしまうという設定になったわけですが、ストーリー的には違和感はなかったです。


今回、ヒースとジョニーを一緒に見られたわけですが、「ダークナイト」のヒースのジョーカーの演技を見たときに、「ジョニーに似ている」と思ったのですが、間違いではなかったと感じました。
今回、二人の顔を見比べて、「顔は似ていない」と感じたので、「演技が似ているのかも」と思いました。
それを考えると、本当に惜しい人を亡くしたと思いますね。

ただ、現時点では、もし、ジョニー一人が後の演技を引き継いだならば、ジョニーの映画になってしまっただろうと思います。
他のジュード・ロウやコリン・ファレルの演技と比べても、ジョニーの存在感はとても強いです。
(ファン目線かもしれませんが)




Dr.パルナサスの鏡 - goo 映画


公式サイト http://www.parnassus.jp/index.html

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